自然と言葉は紡がれる
「すいません。ちょっと思い悩んでて眠れなくてなんか安心して寝ちゃいました。」
恥ずかしい。僕の事を好きって言ってくれてる人の前で泣き喚いた挙句寝てしまうなんて。でも不思議とかなり頭がさっぱりとしていて、気持ちい気分になる。もちろんだからと言ってこの前までの事を忘れたわけじゃない。
「いーのいーの。気にしなくて。寝顔可愛かったよ✌('ω'✌)」
恥ずかしい。いや恥ずかしい。泣き顔を見られた挙句さらに寝顔まで取られるなんて!
いや、でも瑠奈さんが喜んでもらえるならいっか。僕が自殺しそうなところを止めてくれた命の恩人なんだから。それぐらいの事どうってことないさ。まだ感謝してもしつくせないぐらいだ。
寝てすっきりしたのと、瑠奈さんの鉄槌で自殺するなんて馬鹿げた考えはなくなった。よく考えてみたら、僕が死んでも誰も得しないじゃないか。花崎さんはともかく茜、晴馬、瑠奈さん、加奈、堀さん、皆が損するだけじゃないのか。きっとみんなが傷つく。本当に茜は正しいことを言っていたんだな。それをあんな言葉で返したら出ていかれるのも当然だ。後で謝らないとなぁ。
「それでさ、喧嘩したのは茜ちゃんとその友達の女の子だけ?」
「うん。僕としては友達から謝りたいと思ってる。感情がうまく出ないぐらいに傷つけてしまったからね」
「そうだね。私もそう思うけどただ謝るだけじゃだめだから何か作戦でも考えましょう。」
「そう思ったけどやっぱ作戦なんてない方がいいわよ。素直に謝る気持ちがあれば言葉は紡がれるわよ
いってきなさい。」




