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優しい王子様
父さんと母さんが見える。
僕はもう死ぬしかないのかな
父さん「父さん達の代わりににでもいいから生きてくれ。この世界に来るのは後でいい。」
母さんには思いっきり抱きつかれた。でもこの温もりを持った感じていたかった。
月並みな言葉だったのかもしれないがそれで充分だった。生きる活力が不思議と湧いてきた。
起きた時感じたのは甘さだった。
起きた時はそれはもうびっくりした。
「起きた、起きたんだね。」
「うん。復活したよ。」
「ところでなんで自分が刺されに来たの
私が刺されたって……」
「男の意地……みたいなもんかな
茜に生きて欲しいって思った。茜に傷ついて欲しくなかったから」
「私だって誠一が傷ついてるところなるべく見たくないし、同じよ。
誠一が死んだら私…私」
頭で考えるより先に茜を抱きついた。
「僕は今こうして生きてる。それじゃダメかな?」
耳元で囁いた。
「うん。ありがとう。」
「そうだ、先生に報告してくるねー」
というか冷静になって考えるとめっちゃ恥ずかしい。
先生が入ってくるまでずっと悶えていたのは言うまでもない。




