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#7 Her decision

「どうしたの、おねえちゃん?こわいゆめでもみたの?」

Iの女の子から心配される。

「大丈夫だよ、へーきへーき!」

私は女の子に笑顔を向ける。

だが、G君が暗い顔をして私のほうへやってきた。

「実は…あなたに言わなければならない、残酷なお知らせがあります。」

「え、なに…?」

まさか…


「Eさん、あなたが裏切り者です。」


突然の出来事に、全員が騒めく。もちろん一番衝撃を受けたのは私だ。

「いや、そんなことがあるはずがない!」

Kさんが反論する。

「Bはあんなんだったが、まだLのハゲが裏切り者ではないという可能性があるだろ!」

「いやBとつるんでたおまえを信じる理由はないけどね。」

Fさんが正論をかます。しかし、ある人のある一言が、場の空気を大きく変える。

「私もBさんを信じます。」

全員が先ほど以上の大きな驚きを示す。

なぜなら、


そ れ を 言 っ た の は 私 自 身 で あ る か ら 。


「Kさんは、多分私の味方だったんですよね。だから、私をかばおうと、いろいろ嘘をついてきたんですよね。」

「いや、そんな深い意味は…」

「私が裏切り者だと聞いた時は正直驚きました。一瞬信じれませんでした。」

「だから嘘をついて、自分が生き残れば…」

Kさんの言葉を遮り、私は思いの丈を話す。

「でも、同時にしっくりきました。私は生前、今は死んでしまった彼氏と約束をしたんです。お前だけでも幸せになれ、と。しかし、私はその約束を果たせませんでした。彼のことが忘れられず、せっかく私に好意を持ってくれた人となかなか仲良くできず。しかも、その彼も、ここに連れて来られる際、私のために死んでしまったのです。」

みんなは集中して、何も言わず私を見つめている。私はその目線を感じながら、銃口を自身のこめかみに向ける。

「こんな私を裏切り者と呼ばずに、何と言えばいいのでしょうか?」

「いやそれでもッ!あなたの帰りを待っている人はいるはずです!」

「いいの、Kさん、あなたは本当に優しいんですね。でも、私はBさんをはじめ多くの人を殺してしまった。背景になにがあったとしても、それは殺人罪です。戻ってもまともには生きていけません。」

「だったらこの場にいる全員をこ…」

「それは無理です!!」

私は叫ぶ。

「私のこのゲームにおける願いは、なるべく大勢でここを脱出すること。それは今でも変わりません。」

「まさか、いくらあなたが裏切り者であったとしても、自分自身で手を下すなんてさすがに…」

「おねえちゃん、しなないで!」

G君やIちゃんまでも私の死に反対する。

「でも、皆さんが私を殺したら、それも殺人の罪です。だったら、」

やばい、涙があふれてきた。

「私自身の手で、このゲームを終わらせます。みなさん、後は頼みました。さようなら…」

そう言って、私は引き金を引く。私の脳を銃弾が貫いていく。遠のいていく意識の中、私は安息を告げるそのワードをきいた。


「ゲームセットです。非裏切り者陣営の皆さんの勝利です。」

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