#3 Madman and fear
「なんで…どうして二人も…?」
私は漏らす。裏切り者は一人しか殺さないはずなのに、なんで二人も…?
「多分睡眠中にも行動できるやつが殺したんだろうな。何も罪もない婆さんを…ひどい。」
Lの中年さんが話す。頭頂部には触れないでおきましょう。
「きれいに全員分の板が外れていた…。裏切り者は徹底して証拠隠滅をするのか…?」
Dのサラリーマンが状況の分析をする。
「どうでしょうかね。」
Jの女学生も話す。
そして、わいわいガヤガヤ各々でおしゃべりを始める。
少し経ったところでCさんから提案が。
「1ターンに1回しかしか銃が使えない、ということはですよ。もし、ここで銃を一斉に撃てば、銃が不発の人は裏切り者、全員撃ったとしてもこのターンは全員生き残れる。これでどうですか?」
「そんなにうまくいくかな…」
Hのニートさんが文句をいっている。
「いいじゃないですか!!それくらいのヒントがなけりゃやってられないよ!!」
確かにCさんのいうことも一理ある。
Iの女の子は怒鳴る大人に怖がっている。怖がっている姿を見るそのたびに一種の罪悪感を感じる。
「では一斉に銃を構えて。」
Cさんが掛け声をかける。
「おねえちゃん、ヒック、つかいかたわからないからかわりにおねがい。」
Iの女の子が銃を私に渡す。まあ、小さい子どもが銃の使い方を知らないのは当然だよね。
私は銃を受けとる。
そして、
「いきます、3、2、1、0!!」
Cさんの合図で発砲する。
バーン
全ての銃から弾が放たれた。
「これで、ターンに関しての考察が得られましたね。」
Cさんがまとめる。
少し見渡してみると、何故か、Dさんが震えている。
何、何があったの?
「あわ、あわわ…」
ガタガタ、まるで携帯のマナーモードのように震えている。
しばらく沈黙が続く。
すると、Dが突然立ち上がって叫ぶ。
「こ、こんな怖いやつらがいるところにいられるかあ!!」
そして、彼は部屋へ帰っていった。
マジですか。
「もしかして、テレパシーレシーブで誰かの思考を読んで、その人の思考がやばいものだったのかな。」
私は意見を述べる。
「Eさん、あながち間違いじゃないかもしれません。多分サイコメトリーの人も色々情報を集めていると思います。明日、聞いてみましょう。」
今までリーダー役やってきたCさんが私の意見に賛同する。
この辺りで時間がきて、みんな眠りについた。
翌日、DさんとCさんが無惨な姿で見つかった。
また、謎の2人同時殺害が起きた。




