#2 Useless effort
私はまず個室に他に何があるかを探した。
すると、銃とメモがあった。そのメモにはこう書いてあった。
・ここではEと名乗れ
・この銃は君専用。他人は触れることができない。
・この銃の弾数は限りはないが、1セットに1回しか撃てない。
名前の件に関しては、どう名乗ろうか悩んでいたところだからちょうどよかった。
それにしても、3つめのルール。単純に一時間に1回しか撃てないとすればいいのに面倒くさいな。
私はいつの間にか腰についていたガンホルダーに銃を差すと、ドアを開け、広場に出た。
そこには大きなテーブルと13個の椅子があり、それに様々な道具も点在していた。
また、頭上にはモニターがあり、そこには催眠ガス噴射までのタイムリミットが書いてあった。
すでに8人位が席に着いていた。私も椅子に座る。続々と残りの人もやって来て、席に座り、全員が揃った。
Cを名乗る人物が語り出す。
「まずは、裏切り者は誰かを絞るヒントを探しましょう。」
「怖いよー怖いよー」
「よしよし、泣くな。」
その影でDのサラリーマンがHの小さい女の子をあやしている。
Mのお婆さんは何がなんだかわからずキョロキョロしているようだ。
ここで、Aを名乗る大工が作戦を話す。
「今、金づちと板があります。これでドアに板を着け、誰も部屋から出れないようにすればいいんじゃないですか?裏切り者とはいえそこまで怪力の人はいないでしょう。目覚めたら私が板を外します。」
「いやそれだとお前が裏切り者ならどうすんだよ。」
Hのいかにもニートに見える人が鋭い指摘をする。
「それなら仕方なく誰かは殺され、私は裏切り者だとわかるでしょう。まあ、13分の1ですし、さすがにあり得ないと思いますがね。私だって死にたくありませんし。」
「では、そうしましょう。残りの時間でAさんには作業をしてもらうので、皆さん部屋に入りましょう。」
Cさんの指示に従い、部屋に入る。そして、しばらく外でAさんが大工仕事をしている音を聞きながら時間が来るのを待った。
そして、時間がきて、私は意識を失った…
目覚めるとすぐ、私は広場に向かった。
多分Aさんが解放してくれていたのか、扉は開いていた。
しかし…
そ こ に あ っ た の は A さ ん の 死 体 だ っ た 。
驚きを隠せないままいると、
「おい、大変だ!!」
FのOLさんが叫ぶ。
その人の指の指す先には、
あるはずのない、Mのお婆さんの死体があったのだ。




