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虚無なありきたり 〜別乾坤奇譚〜 ☆かんたんの枕☆  作者: 犬冠 雲映子
しし虫はここにはななきししらははかしみにしづがとにゆきてなきをれ

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くぎばっと で なぐりつけて

「ああああああああァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ッ!!!!!! この、このッ! 殺人鬼が!」

 ガツンガツン、と鈍い音が空虚に響き渡る。

 ミハル・ミザーンがやってきた時には、血の海が広がっていた。そばではニコニコと笑うデるたア・ムうあうおるルォがいて、隣には──

「おいおい。新入りになんつーこたしやがる」

「いやー、殺人鬼と仲が悪いみたいでえ」

「あのさあ」

 釘バットを手に、イスいリル・カー・わグナーは人ならざる力でゲーブル・ダッチバーンを痛めつけていた。血走った目と気迫せまる表情が正気でないのを物語っている。

「ワグナーちゃんのトラウマを刺激するからいけないんよ。もう少しなんつーか……」

 知ってか知らずが、いや、わざと彼女はやっているんだろう。

 そういうのが大好きだからだ。

 ニコニコと人懐っこい笑みをたたえたまま、気絶している新人を見ている。

「どんな人か知りたかったから。フツーでしょお?」

「無様に命乞いするか、怒り狂うか? か?」

「ヤダナー。君は心が読めるの? ま、ざこだって分かったから優しくしてあげるよ。ね、わグナー」

「フーッ……フーッ!」

 普段はおっとりとしている女性だが、シリアルキラーや殺人事件には酷い拒絶反応を起こす。生前のせいだと聞いたが、実際、豹変した場面を何度も見るとこちらが恐怖を覚えた。

「ゲーブルちゃんを修復せにゃならん。もらうよ」

「んぎゃーあああああ!!」

「はいはい。じゃあなぁ」

 ズリズリと肉塊になりつつあるゲーブル・ダッチバーンを引きずりながら、ミハルは伝書鳩の本拠地に向かうのであった。

久しぶりすぎてびっくり。

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