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虚無なありきたり 〜別乾坤奇譚〜 ☆かんたんの枕☆  作者: 犬冠 雲映子
しし虫はここにはななきししらははかしみにしづがとにゆきてなきをれ

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かわいそう な こ ども

 悪野狗(あのこ) 嗤使(わらし)。は家系を根絶やしにする悪い子供(・・・・)だ。

 偽善者、いじめっ子……そんな子に取り憑いては、一族ごとダメにする。

 同期の尾先ヶ(おさきが) 間蔵(まくら)からはコガネムシと例えられてムカッとしたが、そういう風にできているのだから仕方がない。

 ワラシは悪い子供に取り憑いて、痙攣を起こさせて、泡を吹かせて――救急車に乗せられた様子を見ていた。

「ダメだ! 何をしても治らない!」

 救急隊員が焦りながらも様々な処置を取る。親は怒りともつかぬ問いかけを隊員たちに投げつける。

「きやんきやん。どこまでも馬鹿な人たち」

 子供は泡を吹いて、心停止に陥ったが……奇跡的に息を吹き返す。しかし様子がおかしい。

 あー、うー、と呻き笑う。親はワッと泣き出して、そうしている内に病院についた。

「お子さんは助かりませんよ。そうして貴方たちもね」

 病院先の入口で摩訶不思議な服装をした女性が佇み、家族たちに言い放つ。

「なんなのよ!? 訴えるわよ!」

「誰なんだアンタ!」

 突き飛ばされても女性は無反応だったが、ワラシの方を見やると。

「可哀想な子供だ」

 と、呟いて、そのまま歩き出して消えていった。自分自身へ言われたような気がして、人が抱くようなモヤモヤが広がる。

「チェ、次の子を探しに行こう」

どの子もみんなカワイソウ

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