第九回 三者会談編(第二十一章~第二十二章・外伝4)
●主な登場人物・勢力紹介●
※本ページには、『異世界艦隊日誌』第二十一章から第二十二章、および外伝4「マムアン、フソウ連合に行く」の内容と結末に関するネタバレが含まれています。
※人物の所属や階級、立場は、原則として第二十二章終了時点を基準としています。
※本ページでは、この範囲で重要な役割を担った人物を中心に紹介しています。名前のあるすべての登場人物を網羅したものではありません。
●フソウ連合●
●鍋島貞道
フソウ海軍総司令長官。フソウ連合の外交最高責任者。
世界規模の異常気象と食糧危機に対し、単に余剰食糧を売却・供与するのではなく、国際食糧及び技術支援機構――イフタの設立を提案する。
王国と共和国が要求した食糧・物資の全量を認めながら、フソウ連合一国による援助にはしないという、一見矛盾した判断を示した。
一国が支援を独占すれば、将来、その国が援助を政治的な支配手段へ利用する可能性がある。
その危険を避けるため、複数国が物資、技術、輸送力を持ち寄り、共同で支援する仕組みを作ろうとした。
鍋島が目指しているのは、飢えた人々へ一時的に食糧を配ることだけではない。
農地、灌漑、道路、港湾、農業技術を立て直し、被災地域が自力で食糧を生産できるようにする。
さらに、商品作物だけを作らされてきた植民地の産業構造を変え、将来は本国と対等な交易相手になれるよう支援する。
援助する側とされる側の上下関係を固定するのではなく、相手が自立することで長期的な友好関係を作ろうとしている。
アルンカス王国に対しても同じ考えを持ち、独自海軍の設立を認め、艦艇、教育、技術面で支援する。
チャッマニー姫から、なぜ自国を強くしようとするのかと問われた際には、支配する相手ではなく、同じ道を歩ける国になってほしいと答えた。
一方、ショウメリア公国からの追加支援要請や、サネホーンからの国交要請については、理想だけで即答しない。
相手に利用される危険、国内世論、国際的な責任を分析し、条件を設けたうえで関係構築を検討する。
友好的で寛容なだけではなく、国家指導者として必要な警戒心も持っている。
●東郷夏美
フソウ海軍大尉。鍋島長官の秘書官。
ポランド・リットーミンとの面談、チャッマニー姫の訪問、三者会談、イフタ設立など、急増する外交業務を鍋島の最も近くで支える。
ポランドとの面談では、いつものように自分の功績を過小評価する鍋島の発言を、少し誇張して通訳する。
鍋島は部下のおかげだと謙遜したつもりだったが、東郷は「あれくらいは大したことではない」という趣旨へ変えて伝えた。
その結果、ポランドは鍋島をさらに大人物だと受け取り、強い憧れを抱くこととなった。
東郷の行動は通訳としては問題があるものの、鍋島が自らの立場と功績を軽く扱いすぎることへの不満から出たものでもある。
戦争、外交、国際組織の設立に追われ、自分の負担を顧みない鍋島を、事務と生活の双方から支える人物である。
●三島晴海
フソウ連合の魔術師。マシガナ地区責任者代行。
世界各地で自然災害が続く中、フソウ連合へ流れ込むマナの量が減少していることを発見する。
パガラング海へ米軍艦隊が召喚された時期と異常気象の発生時期を比較し、大規模召喚が世界のマナ循環へ影響を与えた可能性を指摘する。
魔術を便利な力として扱うのではなく、その使用が自然と世界へ与える影響まで考える人物。
召喚術を使った正体不明の組織を追ううえでも、重要な知識を持つ。
●的場良治
フソウ海軍大佐。東部方面部司令。
三者会談そのものには参加しないが、サネホーンから国交交渉の申し出が届いた際、話を聞くべきだと主張する。
海賊行為を行ってきた過去だけを理由に拒絶するのではなく、相手が本当に変わろうとしているかを、直接確認する必要があると考えた。
王国や共和国も、かつてはフソウ連合と敵対していた。
それでも対話と協力によって関係を変えることができたという経験が、的場の判断の基礎となっている。
自らサネホーンへ向かうことを希望したものの、東部方面部司令としての責任があるため認められなかった。
代わりに青島少尉を候補として推薦する。
●青島少尉
フソウ海軍の若手士官。
共和国講和使節団の訪問時、短い接触だけでアリシアが実質的な交渉責任者であることを見抜いた人物。
人の言葉、態度、周囲との関係から、その人物の本質と立場を判断する能力を持つ。
サネホーンとの交渉では、相手が本当に海賊行為を捨てる意思を持っているかを見極める役割として、的場から推薦される。
戦闘指揮ではなく、人を見る能力によって重要な任務を任され始めた若手軍人である。
●明石
フソウ海軍工作艦に宿る付喪神。
ショウメリア公国へ派遣された修理部隊の中核として、ビスマルクとグナイゼナウの修復を担当する。
異なる設計思想と技術で作られた大型艦の状態を一から確認し、二か月に及ぶ作業を無事故で完了させた。
自国艦だけでなく友好国の艦艇も修復できる技術力は、フソウ連合が軍事同盟を現実に支える力を持つことを示している。
●アルンカス王国●
●チャッマニー姫
アルンカス王国王家最後の生き残り。
街ではマムアンと名乗り、木下喜一と出会った少女。
外伝4では、フソウ連合・アルンカス王国相互協力条約の締結と、王国海軍設立のため、初めてフソウ連合を公式訪問する。
外交使節としての責任を負いながら、飛行機、料理、旅館、映画、各地区の文化などを楽しみ、久しぶりに年相応の少女らしい時間を過ごす。
アカンスト合衆国大使アーサーとの会話では、彼がアルンカス王国市場への進出を狙っていることを見抜く。
大国の外交官から子供として扱われても、王女として相手の思惑を読み、簡単には利用されない判断力を持つ。
鍋島との対話を通じて、フソウ連合が自国を従属させるのではなく、独立した友人として強くしようとしていることを理解する。
帰国後は、海軍を持つ新しいアルンカス王国の指導者として、さらに大きな責任を担うことになる。
●木下喜一
元フソウ海軍大尉。アルンカス王国特別軍事顧問。
王国の防衛をフソウ海軍とイムサへ任せきりにすることへ危機感を抱き、独自海軍の設立を提案する。
国防を外国へ委ねたままでは、本当の独立国家とはいえない。
現在の友好関係が永遠に続く保証もなく、豊かな国へ成長すれば、新たな敵に狙われる可能性もある。
そのため、最初は小規模であっても、自国民による海軍を持つ必要があると主張した。
巨額の費用を心配する大臣たちに対し、フソウ連合の余剰艦艇を活用し、乗組員教育から段階的に進める現実的な計画を示す。
必要であれば自分の地位や名誉を懸けてでも、フソウ連合から協力を取りつけると宣言した。
外伝4では、チャッマニーの訪問に同行し、自分の両親と彼女を引き合わせる。
父親との間に残っていたわだかまりも、チャッマニーの言葉によって少しずつ解けていく。
●プリチャ
チャッマニー姫付きの侍女。
外交使節としてフソウ連合を訪れるチャッマニーへ同行し、身の回りの世話と精神的な支えを担う。
王女として振る舞わなければならないチャッマニーが、マムアンとして食事や観光を楽しめるよう見守る。
木下とチャッマニーの関係についても理解しており、二人の気持ちを急がせることなく支えている。
●バチャラ・トンロー
アルンカス王国宰相。
木下が提出した海軍設立案を、財政や外交への影響も含めて検討する。
国防を他国へ任せたままにする危険性を理解し、最終的には海軍設立とチャッマニーのフソウ訪問を承認する。
相互協力条約とイフタの設立によって、アルンカス王国は海軍、農業、国際組織という複数の分野で、世界の中心へ近づくこととなる。
幼いチャッマニーを支えながら、急速に国際的責任が増す王国政府をまとめる政治家である。
●ウェセックス王国●
アーリッシュ・サウス・ゴバーク
ウェセックス王国王子。通称アッシュ。
食糧危機に直面する王国を代表し、三者会談へ参加する。
普段は鍋島へ親しげに接する友人だが、会談では自国民と植民地住民の命を背負い、厳しい交渉姿勢を取る。
必要量より多めの食糧と物資を要求し、交渉によって削られることを見越した現実的な外交を行った。
鍋島がイフタ設立を提案すると、その考えを王国代表団へ説明し、擁護する。
フソウ連合には支援を断る道もあったのに、鍋島は自国が出せる物を提供し、不足分を集める仕組みまで作った。
それは責任逃れではなく、可能な限り多くの人を救う選択だと理解している。
鍋島の友人であると同時に、彼の行動を他国の人々へ説明し、国際的な理解を得る役割も担っている。
●フラレシア共和国●
●アリシア・エマーソン
フラレシア共和国の有力政治家。共和国代表。
共和国とその支配地域を襲った食糧危機へ対応するため、三者会談へ参加する。
アッシュと同じく、必要量を上回る要求を提示し、支援量と条件をめぐる交渉へ備えていた。
しかし鍋島が要求量をすべて認めたうえで、一国による支援を拒否したことへ驚かされる。
国家の利益を重視するアリシアにとって、援助による政治的影響力を自ら手放す鍋島の選択は理解しにくいものだった。
それでも、支援の独占を防ぎ、被災地域を自立させるイフタの仕組みを聞くと、その長期的な価値を認める。
過去の失敗を認め、共和国の植民地政策と産業構造を変えられる、柔軟な政治家である。
●ポルメシアン商業連盟●
●ポランド・リットーミン
リットーミン商会を率いる若手商人。
パガラング海海戦で回収したフソウ海軍機の残骸を返還し、フソウ連合との交易関係を築こうとする。
当初は、返還を商売上の先行投資と考えていた。
しかし鍋島が、帰ってきた機体には失われた搭乗員たちの魂も乗っていると語ったことで、その人柄へ強く感銘を受ける。
古い商人社会では、若さを理由に軽く扱われてきた。
同じく若くして国家と世界を動かしている鍋島を見て、自分も商業連盟の常識を変えられると勇気づけられる。
最終的には、自分の商人としての能力を鍋島のために使ってほしいと申し出る。
イフタ設立後は、食糧と物資を必要な地域へ運ぶ新しい交易網を作るうえで、重要な役割を担う可能性を持つ人物である。
●アントハトナ・ランセルバーグ
ポルメシアン商業連盟の老商人。
連盟が旧帝国への投資失敗と海上交易の変化によって、衰退へ向かっていることを理解している。
若いポランドへ、フソウ連合とアルンカス王国の市場を開拓するよう命じた人物。
古い商人たちと同じように見えながら、次の時代へ適応できる若者を探し、自らの経験と地位を託そうとしている。
●ソルシャーム社会主義共和国連邦●
●イヴァン・ラッドント・クラーキン
ソルシャーム社会主義共和国連邦最高指導者。
すべての人間が平等に暮らせる国家を掲げ、旧帝国を倒す革命を主導した。
しかし国家の拡大とともに、自分だけが正しいという考えを強め、食糧や物資を強制的に徴収するようになる。
政策へ異議を唱える者を反革命分子と見なし、プリチャフルニアの忠告にも耳を貸さなくなっている。
民衆のための革命を始めた人物が、自分の理想を守るという名目で、民衆を抑圧する独裁者へ変化しつつある。
●プリチャフルニア・ストランドフ・リターデン
連邦政府の事実上の第二位。イヴァンの古くからの同志。
平等な社会という理念を、イヴァンと同じように信じていた。
しかし、過大な徴収、無実の者への処罰、NABによる恐怖政治を目にし、現在の国家が革命の理想から離れていると感じ始める。
イヴァンへ意見したことで、一時的に職務と自由を奪われる。
復帰後、政府がイヴァンへ無条件で従う者ばかりになった現実を知り、忠誠と良心の間で揺れる。
連邦が独裁国家へ向かうのを止められる可能性を持つ一方、自らも政府中枢の一員として多くの責任を負っている人物である。
●ティムール・フェーリクソヴィチ・フリストフォールシュカ
国家治安政務代行機関――NABの責任者。
反逆の証拠を確認してから処罰するのでは遅いと考え、疑いを持った時点で逮捕・処刑する方針を取る。
密告、監視、拷問、処刑を使い、連邦政府へ異議を唱える者を排除する。
イヴァンとプリチャフルニアの対立を利用しようとする政府関係者すら、自らの支配に不要と判断すれば処分する。
自分自身が表舞台の指導者になるのではなく、恐怖と情報を使って政府全体を支配しようとする人物である。
●ショウメリア公国●
●ノンナ・エザヴェータ・ショウメリア
ショウメリア公国の指導者。
北部地区の政治と旧帝国海軍をまとめ、フソウ連合とウェセックス王国の支援を受けながら国家を再建する。
ビスマルクとグナイゼナウの修理を終え、連邦の港湾と海上交通へ打撃を与える作戦を実行。
旧帝国の敗残勢力ではなく、独立した海洋国家として存在感を強めている。
一方、フソウ連合への支援要請を重ねており、鍋島たちからは、公国が援助を当然のものとして利用し始めていないか警戒される。
国家を守るためなら、友好国の力も徹底して利用する現実的な指導者である。
●ビルスキーア・タラーソヴィチ・フョードル
ショウメリア公国の軍事を支える中心人物。
旧帝国海軍時代からノンナを支え、現在は公国の防衛と艦隊運用を担う。
修復された主力艦と、旧帝国海軍の組織力を用い、連邦への軍事的圧力を強める。
冷静な軍人であり、ノンナの血筋ではなく、能力と目指す国家を認めて従っている。
●異世界のアメリカ海軍●
●レイモンド・A・スプルーアンス
異世界から召喚されたアメリカ海軍少将。
パガラング海海戦で空母エンタープライズとともに降伏し、現在はリュウカン島の捕虜施設で生活する。
フソウ連合からは比較的自由で人道的な待遇を受け、定期的な事情聴取を通じて、この世界とフソウ連合について学んでいる。
鍋島との対談では、互いの世界と軍事、帰還の可能性について話し合う。
敵将でありながら、鍋島が同じ異世界出身者として理解しようとする相手でもある。
元の世界へ戻る方法が見つかるまで、米軍人たちをどのように扱い、彼ら自身がどの道を選ぶのかが今後の課題となっている。
●海賊国家サネホーン●
●リンダ・エンターブラ
海賊国家サネホーンの交渉担当者。
イムサ第十三護衛隊と接触し、攻撃ではなく、フソウ連合および国際社会との対話を求める。
サネホーンが米軍から得た航空技術をすでに実用化し始めていることを、国籍標識の異なる水上機によって示す。
相手を脅して一方的な条件を押しつけるのではなく、サネホーンが国家として認められるために何が必要かを交渉しようとする。
海賊行為の禁止、領域の明確化、国家情報の公開という条件を受け入れられるかが、今後の大きな課題となる。
●グラーフ
海賊国家サネホーンの中心的指導者。
異世界から来たフレッチャー少将や米軍人を受け入れ、ホーネットと航空技術を獲得した。
召喚が世界のマナへ悪影響を与えた可能性を知り、米軍人を元の世界へ帰す方法を探すためにも、フソウ連合との接触を必要としている。
海賊国家としての過去を捨て、正式な国家として国際社会へ参加できるかどうかを問われている。
●正体不明の組織●
●老師
複数の国家へ工作員を送り込み、戦争、混乱、宗教、経済危機を利用して勢力を拡大する謎の老人。
大規模召喚によって米空母艦隊をこの世界へ呼び出し、世界のマナ循環を乱した可能性がある。
食糧危機が始まると、信徒、商会、脅迫などを利用して大量の食糧を買い集める。
飢えた人々へ配るためではなく、食糧を支配し、国家や民衆を自分たちへ従わせるためである。
フソウ連合がイフタによって国際的な食糧供給網を作れば、老師の計画は妨げられる。
協力と自立を広げようとする鍋島と、混乱と依存を広げようとする老師は、食糧危機をめぐっても正反対の道を進んでいる。
●主な国家・組織●
●国際食糧及び技術支援機構
英語名はInternational Food and Technology Assistance Organization。通称IFTA、イフタ。
フソウ連合、ウェセックス王国、フラレシア共和国、アルンカス王国によって設立された国際支援組織。
被災国へ食糧を供給するだけでなく、農業、医療、土木、輸送、産業の技術支援を行い、自力で復興できる状態へ導くことを目的とする。
一国による援助の独占を防ぎ、支援が政治的支配へ変わらないよう、複数国で情報と負担を共有する。
本部はアルンカス王国へ置かれ、イムサと連携しながら、支援物資の輸送と航路の安全を確保する。
●国際海路警備機構
通称IMSA、イムサ。
海賊対策、航路警備、海難救助、海上事件の共同調査を目的とする国際組織。
王国、共和国、フソウ連合などの艦艇と軍人が、国家の違いを越えて共同任務に就いている。
第十三護衛隊では、王国と共和国の軍人が、フソウ連合製O級駆逐艦を共同で運用。
互いに艦の情報を自国へ持ち帰ろうとする思惑を持ちながらも、それを認め合うことで信頼を深めている。
サネホーンの航空機と最初に接触し、海賊国家と国際社会を結ぶ新たな窓口にもなった。
●アルンカス王国海軍
木下喜一の提案と、フソウ連合・アルンカス王国相互協力条約によって正式に設立される海軍。
当初はフソウ連合の余剰艦艇や供与艦を使用し、乗組員、士官、整備員の育成から始める。
将来は自国の財政と技術力で艦艇を購入・建造し、自ら領海と国民を守ることを目標とする。
フソウ海軍の下部組織ではなく、独立した国家の軍隊として作られる。
アルンカス王国が、保護されるだけの国から、友好国と肩を並べる国へ進む象徴である。
●ソルシャーム社会主義共和国連邦
平等と富の分配を掲げて建国された、旧帝国の後継国家。
イヴァンへの権力集中、NABによる恐怖政治、過大な物資徴収によって、建国時の理想から離れ始めている。
国外では植民地の独立運動を支援しようとする一方、派遣された活動家や政府関係者の腐敗も見られる。
内部ではプリチャフルニアとイヴァンの対立、民衆による解放義勇運動が生まれつつある。
●ショウメリア公国
ノンナと旧帝国海軍を中心に建国された北部の国家。
フソウ連合と王国の支援によって主力艦を修復し、三つの後継国家の中で最も早く安定を取り戻した。
連邦の港と海上交通へ攻撃を加え、軍事的優位を確保しようとしている。
一方、外国からの支援へ依存する部分も大きく、フソウ連合との関係をどこまで対等に維持できるかが課題となっている。
●ポルメシアン商業連盟
海上交易を中心に発展してきた商業国家。
世界的な食糧危機では、多くの商人が穀物を買い占め、価格上昇による利益を狙う。
そのため、食糧不足をさらに悪化させる存在として批判され始めている。
一方、ポランドやクルシュナット商人連合のように、新しい国際物流と適正な交易へ進もうとする若い商人も現れている。
イフタの設立は、連盟の古い商売の在り方を大きく変える可能性を持つ。
●海賊国家サネホーン
追放者、亡命者、海賊、異世界から来た米軍人などが集まる海上国家。
米軍の航空技術を取り入れ、独自の航空機運用を始めている。
これまでの海賊行為を捨て、国家として国際社会へ参加するため、フソウ連合との交渉を求める。
正式な関係を築くには、海賊行為の全面禁止、領土の明確化、国家情報の公開という条件を満たさなければならない。
●イタオウ地区
かつてヒュドラ作戦時の暴動によって、行政と産業が崩壊した地区。
フソウ海軍の統治と計画的な復興により、造船、工業、映画、輸送の拠点へ成長している。
フルベ市では造船所と工業地帯が拡張され、住民の雇用と生活も改善。
イムサ、イフタ、友好国向けの駆逐艦や輸送船を生産する、フソウ連合の国際協力を産業面から支える地域となっている。
開




