第22話:長いのがいいか短いのがいいか。
タイトルのことです。
エッセイのタイトルについて、実は7話くらいから、ずっと思っていたことがありまして。
「そろそろ、タイトル詐欺かもしれない……」
うん……ぜんぜんゆるっと見守ってないよね、私。
もう、めっちゃ口出してます。
最初のうちは「K氏が嫌になっちゃうかも」なんて殊勝なこと書いてたのに。
……人間って慣れる生き物なんですよ。
そう──今回は。
書きたいと思いながら、なかなかテーマにできなかった「タイトル論」!
K氏の書いている「クロのクロニクル」は、お読みになった方はご存知のとおりですが、副題がついております。
実際のタイトルは以下。
「クロのクロニクル~目覚めたら未踏破ダンジョン最奥。世界の崩壊を止められるのはふかふか尻尾とぷにぷに肉球の俺しかいないらしい~」
実は、投稿を始めたばかりの頃は、まだこの長い副題はついておらず。
まさに今回のタイトル通り、K氏は悩んだ末にあとから付けました。
「同じように悩まれた書き手さんもいらっしゃるのでは?」と思ったので、K氏が副題を付けるに至った経緯を少し書いてみようかと。
まだ投稿話数が一桁台のころ、あまりにPv数が伸びなかった時期に、K氏が私に相談してきた。
K氏「やっぱり、Web投稿小説で、短いタイトルって読まれないらしいんだよね」
私「うん? タイトルの文字数ってこと?」(よくわかってない)
K氏「うん。中身が分かりやすいタイトルが重要なのはわかるんだけど……今のタイトル変えたくないんだよね」
私「えぇ……タイトルでそこまで変わるかなあ」(首かしげ)
K氏「いや、もう全然読まれないらしいよ」
当時の私は、Web小説の読書文化をほとんど知らなかったので、ぜんぜんピンとこなかった。
え、ほんとに?
だって、長いタイトルなんて、むしろ覚えられないのでは……
短くてカッコいいタイトルのほうが読みたくならない?
NHKの朝ドラだって「あんぱん」とか「ばけばけ」とかだし……
私の愛する少年マンガも、短いタイトルが多い気がする。
「葬送のフリーレン」とか、超カッコいいじゃない。二つ名がタイトルになってるんだよ。
──とまあ、こんなこと考えてました。
この頃は「タイトルで読む小説を選別する」という感覚が、まったく無かったからなんだよね。
さすがに近頃は、私も長いタイトルの意味が少しわかるようになりました。
ようするに、「カッコいいタイトル」の前に──
目に留まらないと意味がないし、あらすじすら見てもらえないくらいに、ネットに小説があふれてるということなんだよね。
うーん……「いい世の中になった」と言うべきなのか、「世知辛い世の中になった」と言うべきなのか。
本に費やせる時間が、昔より相対的に減っちゃった、というのもあるのかな。
私がもっと読書していた頃は、気づくと小説探すだけで「1時間経ってた」なんてことが、ざらにあったんだけど……
今思うとすごい。
結局、K氏は今のように『副題』をつけました。
あらためて考えてみると、主タイトル+副タイトルという構成は、『作者の思い入れ+わかりやすさ』の両立ができていい選択だったかなと。
主タイトルついてなかったら、私はこのエッセイで毎回「モモンガ小説」とか「モモンガの冒険」とか、「モモンガダンジョン」とか書くことになってたよね……
そんな感じで、今回は「タイトルは長いのがいいのか短いのがいいのか」でした。
これは、わりと『あるある』なのでは、と思ってるんだけど、タイトルを長くするか短くするかって悩みませんか?
読み手としてWeb小説探すときは、「タイトルは内容がわからないと!」と思いますか?
よかったらタイトルにまつわるエピソードを教えてください!
次回は「第23話:モモンガのサイズはどれくらい。」です。
基準になる数値がないんですよね。
そして最終回です!




