第19話:ルーティーンを変更します。
時間消失が深刻でして。
K氏の小説へ口出ししつつ……かたわらで始めたエッセイがとうとう20話。
飽きっぽい私がここまで続けられたのは、ひとえに読んでくれる方々のおかげですね!
……あと、話題が尽きないK氏のおかげでもあるか。
本エッセイは、「いつでも好きな話を好きなだけ読める」がコンセプトの、1話完結方式。
途中からでも、前の話を忘れちゃっても読めるけど、ちょっぴりストーリー感もある。そんな気軽な作風を目指しいて。
この目論見はわりと良かったと思う反面……
最近、この形式の弱点に気づいてしまった。
……実は書いている本人が、何を書いたかわからなくなるんです。
ストックが15話を超えたあたりから、けっこう深刻な問題となっていて。
新しいエピソードを書き始めるたびに、ストックの各話のタイトルを見直すハメに……
しかも、少しひねったタイトルの話だと、それだけ見ても中身が思い出せない。
なんでこんなタイトルつけちゃったんだ私!(でも気に入ってる)
それはさておき、これを書いてる現在、K氏の小説がどんな状況かというと。
新展開の中編エピソード『跳兎の郷』編が、3割くらい進んだところ。
今回は、ちょうどこの中編が始まる頃から、K氏と私の推敲ルーティーンが変わってきた、というお話でして。
以前ちょっと書いたけど、これまでの進め方はこんな感じ。
①K氏下書き
②一緒に推敲
③K氏本書き
④再度推敲(完成しなければ③にもどる)
このやり方、とにかくめちゃくちゃ時間がかかりすぎちゃって……ダメでした。
そのわりに、時間をかけた分だけ推敲が進むわけでもなくて。
私「ここって○○なイメージ?」
K氏「いや、ここは、そもそも△△な状況で……」(めっちゃ詳細にしゃべる)
私「?? じゃあ、この時は□□だったの……?」(混乱)
ぜんっぜん話が進まないどころか、なんなら前に戻ったりして、時間だけが消失する。
……キング・クリムゾン?
そんなわけで、どうしたかというと。
まずK氏が、プロット作成の単位を変えた。
1話ごとじゃなく、エピソードのまとまり単位(『跳兎の郷』編など)でプロットを作って、「Go」かどうかを決める。(「NG」ならプロット作りなおし)
さらに下書き制度をやめて、K氏が1話ぶんを書きあげたあとに読ませてもらう。
読んだら、会話はしない。(ここ重要)
K氏「できたから読んで」(LINE)
私「おけまる」(LINE)
会話をしない代わりに、気になる箇所を抜き出して、コメントする。
実際の例を挙げると、↓な感じ。
◆例①
元の文:「どうやら、~中略~、良かったですね! しかし、傷は、平気でしょうか」
私のコメント:句点が多すぎる気がする。機械が話してるから?
◆例②
元の文:~パーツは沈み込み、光が走っていく。
私のコメント:どこに光が走ったのか、記述がほしいかも。
K氏「わかりやすい!」(喜)
私「これは楽だ!」(喜)
これによって、1話ごとにかかっていた時間がめちゃくちゃ改善しました!
だいたい会話始めると2、3時間話してたこともあったんだけど……
この形式なら1時間もかからないで終わるようになった。
K氏も文章のほうが、私の疑問や気になる点を理解しやすいみたい。
なんで最初からこれでやらなかったんだ……と思うじゃないですか?
……人は、失敗して──成長していくものなのですよ。
さて、今回も2つ、お題があったりします。
①1話完結の短編連作ってどう思いますか?
エッセイなら、「わりとありかな」と思うけど、小説だと書き手さんが大変そうな気がします。
こち亀とか、よくあんなに続いたよね……
②小説にまつわるルーティーンがあったら教えてください!
書き手さんだけじゃなく、読み手として「ルーティーン決めて読んでる」なんてエピソードがあったら、お聞きしたいです。
次回は「第20話:スペース始めました。」です。
K氏の意外な才能……!?




