地球では 其の壱
ながらくお休みしてすみません
言い訳をさせて頂けますと読む方にまわっていたのと、仕事にまだ慣れていなかったので書く時間が無かったとです
それでは
ドウゾ
乙夜 side
「そうかー、でも一応行っとくわー」
「行ってらー」
「じゃあ行ってくるわー」
自分はとうとう屋根裏部屋に入った…
乙夜が屋根裏部屋に入った後の幼馴染み達
幼馴染み's side
とうとう乙夜が屋根裏に入っていった。
「乙夜なんか見つけっかな?」
「でも何もなかったよ?」
「不自然なくらいに何もなかったよな」
「うんうん」
こんなに『なにか』が出そうな雰囲気なのに何にも出てこないし、何も無い。
「あ、でも・・・」
「ん?どしたの」
「いや、ひとつだけ物が有ったなと思って」
「何かあったけ?」
なんにもないと思ってたんだけどな・・・
ひとつだけ怪しすぎる物があったんだよ
「一つだけな、スイッチがあったんだよ」
「スイッチ?ってどんなやつ?」
「よくある5cm×5cmの金属の台座の上に赤いボタンが付いたやつ」
「それは・・・」
「ああ」
「「怪しすぎる」」
「いや、そんなに怪しさMAXなやつはいくら、乙夜でも押さない・・・とは言いきれないなあ」
「ああ、乙夜だからなあ」
「乙夜たがらねぇ」
『キキキキキキキ…!!』
「どわっ?!」
「うわわ?!」
なんだいきなり何が?!…って
「コウモリかよ・・・」
「コウモリかあ。ああ、ビックリした」
「今のやつでボタン押してたりしてな、乙夜のやつ」
「いやぁ、流石にないでしょう」
『うわああァァァ!!!』
・・・・・・・・・
「…ほらな?」
「「ハァ…」」
「おーい、大丈夫かー?」
「ケガしてたら言ってねー」
・・・・・・・・・・
「返事ないねぇ」
「まさか気絶してんのかアイツ?」
「とりあえず上ってみよっか?」
「そうだな」
・・・
とりあえず上ってたが、やはりというか何というか…
「扉が開いてるねえ」
「だな」
十中八九アイツが押したボタンのせいだろう。
しかもポッカリと穴が空いてやがる。
「おーい乙夜、大丈夫かー?」
返事が無い。
「ちょっとライト借りるぞ」
(んー、なんも見えねぇな)
「だめだ、なんも見えん」
「ど、どうしよう星也?!」
「…ッチ、大人呼ぶしかねぇか」
(はあ、メンドくせェ…)
この時はまだ俺らは思いもしなかったんだ。
まさか、あんなことになってるなんて…
地元神side
「あわわ、どうしよう…!?」
先ほど伊邪那岐様が使っている扉が実に悪いタイミングで開いてしまい少年が流出界に行ってしまった。しかも少年の幼馴染み達は大人達を呼んでくるという。
「伊邪那岐様早く気付いてくださーい…」
でないと屋根裏から落ちたはずなのに少年がいないという怪奇現象が起きてしまう。
しかし待てども待てども少年は戻ってこない。そうしているうちに・・・。
「大人が来ちゃったじゃないですかー!」
(どうしよう、どうしよう、どうしよう?!?)
その時、神専用携帯電話が鳴った。
(こんな時に誰ですか!)
「はいもしもし、樹様地護之神です」
『もしもし、伊邪那岐大神だけど』
(イザナギ様!?なぜ私に?)
『さっきこちらに来た少年の事だけど』
(そうだった!)
「そうですよ、イザナギ様!早くこちらに戻してください!もう大人達が来ているんですよ?!」
『ゴメンだけどその少年、異世界に送ったから』
「・・・は?」
『だからさ、そっちで何とかしといてね』
「え、いや・・・ちょ、待っ」
『ツーツーツーツー…』
(・・・だああぁぁ!どうする、わたし!)
「仕方ない、こうなったらもう…」
あの少年にそっくりな肉体を作って落ちたらどんな体正になるか考えて、首の骨折って…
「後は放置!もうなんも知らん!」
こうして乙夜の死体は出来上がったのである。
(あー、疲れた)
幼馴染み's side
「まったく、家にいないと思ったらまさか夜に肝試しにいってたなんてね」
「まったくだ。しかし乙夜が落ちたまま返事も何もしないとはどうしたんだろうな?」
「案外ピンピンしてて驚かそうとしてるのかもしれないですね」
「一理あるな」
今俺たちはあの廃墟に親たちを連れてきたところだ。
まあ、達つってもそれぞれの親だから4人しかいないけどな。しかも全員が乙夜が返事しないって言っても誰も心配していない。むしろ自分達を驚かそうとしてるじゃないかって言っている。それも仕方無いと言えば仕方ないんだがなぁ…。一人ぐらい心配する素振りくらい見せようぜ。っと、もう到着か。
「それじゃあ、乙夜が落ちた穴がある屋根裏まで案内しますね」
「あんにゃろう、驚かしてきたら一発締めてやる!」
「ほどほどにしてくださいね、あなた」
「…ハァ」
(ホントに心配してないんだな)
まあ、さっさと連れて行くしかないか。
一応ロープも持ってきてもらったから本当に気絶していても大丈夫だ。
「ところで乙夜と星也くんが肝試しに来るのは解るが、なんで零くんまでこいつらと一緒にいるんだ?」
この人は乙夜のお父さんだ。
俺も昔から幼馴染みと言うことでしょっちゅう世話になっている。
その人が急に喋りだしたから何のことかと思ったら怖がりの零が、なぜこんな所にいるのかという純粋な疑問だったようだ。
「えっと…それはですね」
「まさかと思うがコイツらに無理矢理連れてこられたんじゃねえだろうな?」
はあ?そんなことするわけ無いじゃん。俺らは零が本気で嫌がってたら連れてこねえよ。
「ち、違いますよ!僕は自分の意志でついて行ったんです!」
おう、言ってやれ零。
「ホントか?」
「ホントですよ!」
「ならいいんだがな…」
ったくよお…
「おじさん、少しくらいは乙夜の心配したら?」
「ん?あいつにそんな心配する必要ないだろ。あいつの事は俺が一番よく知っているし、落ちたくらいでどうにかなる奴じゃねぇよ」
「まあ、そうなんですけどね…」
それでも、ほんの少しは心配してあげてもいいと思うんだ
「あっ、ここです。この上に穴があります」
「おう、わかった。そんじゃいっちょ行ってきますか!」
・・・
「おーい、あったぞ」
「乙夜は無事ですかー?」
「遠いからちょっとわからーん」
「じゃあ、ちょっと待ってて下さいね。自分も行きますから」
よいしょ、っと
うーん、上からじゃよく見えないな
「じゃあ、自分ちょっと降りてきますね、ロープを持つのはお願いしますね」
「気を付けてな」
お読み頂きありがとうございました
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