今までのあらすじ7 43話~49話。
・43話 「悲しみと、友人と、そして復活。」
匠を魔界へ送り出し、自責の念から廃人のように憔悴していた華奈。そこへ駆けつけたメアリーは「今更被害者ぶって泣くな!」と強烈な平手打ちと力強い抱擁で彼女を叱咤激励し、前を向かせる。
生気を取り戻した華奈は、メアリーの案内で目覚ましい発展を遂げる国境沿いのメルド村へ。日本の養鶏場を模した壮大なワイバーン飼育場に感心する中、元近衛騎士団長である傲慢な剣聖クライドが手下を率いて乱入。村人を見下し、抗議したメアリーの頬を張るという暴挙に出る。
大切な友を傷つけられ、華奈の逆鱗が爆ぜた。神速の居合『瞬断』が一閃し、レベル667のクライドの右腕を綺麗に両断。本物の「勇者」の圧倒的格下であることを思い知ったクライドは命乞いし、華奈は村の平和のため一度は治癒魔法で腕を接合してやる。
しかし、即座に不遜な態度に戻り「俺の女になれ」とのたまった外道に対し、華奈の目は完全に据わった。「もう一度死ね!」――本日2度目となる絶叫が、メルド村の空に響き渡る。
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・44話 「大乱闘と峰打ち」
決闘の騒ぎを聞きつけたウィラードが駆けつけるも、広場はネスレの乱入を機に大乱闘へ発展。しかし華奈がみねうちで全員を叩きのめし、場を力ずくで制圧する。
この圧倒的な武勇と気高さに魅了された近衛騎士たちは華奈に心からの忠誠を誓い、彼女は近衛騎士団の指南役に就任することになる。
一方、乱闘の最中に逃げ出したワイバーンを追い、魔人族領の境界線近くまでやってきたメアリー一同。そこで発見したのは、極めて知能が高く獰猛な希少種「ファストワイバーン」だった。頭の中が報酬のマークで染まったメアリーは制止を振り切り、魔眼の力を解放してテイムを試みる。
実は魔眼の支配自体は通用していなかったものの、好奇心旺盛な若いワイバーンが「遊び相手」としてメアリーを気に入ったことで奇跡的に手懐けることに成功。本人は自らの魔眼の成果だと得意満面に胸を張るのだった。
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・45話 「試練と恨み」
魔王城へと連行された匠は、魔王レオンから歓迎の試練としてスケルトンとの戦闘を命じられる。レベル1.0の肉体は脳の命令に追従せず、的確な猛攻を前に完全敗北を喫するが、華奈への憎悪と裏切りの絶望を燃料にする匠の心は決して折れず、限界を超えて戦い抜き気絶する。その凄まじい負けん気の強さに興味を抱いた魔王は、アビルゲイに事の顛末を求めつつ、真相を探るべく竜神アングィスへの接触を諮る。
一方、フィルモア城では華奈に完敗した剣聖クライドが、へし折られたプライドから華奈への歪んだ執着を爆発させ、王に婚姻を懇願。ウィラードの息子との約束など一蹴するミラード王は、華奈を「強き遺伝子を残す道具」としか見ておらず、不敵な笑みでそれを容認する。魔境で牙を研ぐ匠と、王国の醜悪な泥沼に囚われる華奈――2人の運命はさらに歪んでいく。
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・46話 「テイマー空を飛ぶ」
メアリーは希少種に「ファル」と名付け、心を通わせた(と勘違いした)大空の超高速アクロバット飛行を堪能していた。しかし、親切心からファルの敏感な部位の虫を取り除こうとした結果、ファルは猛烈に身悶えして空中失速。錐揉み急降下の衝撃で、メアリーは背中から振り落とされてしまう。
気がつくとメアリーは、魔人族領にある「碧の湖」へと墜落していた。溺れかけた彼女を救助したのは、なんと魔族の漁民たち。絶体絶命のピンチかと思いきや、漁民のオジサンたちは濡れた衣服で強調されたメアリーの「大きな双丘」を見て大興奮。「アレに最高だ」「あそこへ持って行かねば」と、何やら別の目的で彼女を歓迎し、温かい布をかけてくれるのだった。
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・47話 「悪夢と救済」
魔王城の客間で目覚めた匠は、愛刀が枕元に残されていたことに魔王の律儀さを感じる。しかし、過激なボンテージメイド姿のサキュバス侍女シェラに迫られ頭を抱えることに。その夜、華奈に裏切られる最悪の悪夢に何度も苛まれ、闇堕ち寸前となった匠だったが、シェラが固有スキルで彼の夢に介入。悪夢を至高の快楽と温もりで塗りつぶし、匠の精神崩壊を繋ぎ止める。
翌朝、心が軽くなった匠は夢での醜態を恥じ、「リアルは遠慮させてくれ」と自制する。魔王レオンへの報告で、任務を忘れて匠にガチ惚れしたことを惚気るシェラを見て、魔王らは大爆笑。魅了を弾き、現実では堕落を拒んだ匠のストイックさに興味を抱いたレオンは、執事バランの進言を受け、「人間の若い巨乳美人を拉致してこい」とアビルゲイに新たな拉致命令を下すのだった。
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・48話 「巨乳美少女の行方」
世界の最果て「蒼の湖」から魔王城へと連行されたメアリー。ドレス姿で美少女に磨き上げられ、魔王レオンとの謁見に臨む。匠との面識をはぐらかそうとするも、「嘘を見抜く悪魔」アビルゲイに嘘を見破られ、涙目でこれまでの経緯をすべて白状する。
レオンから匠への対応を任されるが、華奈の命懸けの真意を知るメアリーは「今の匠に合わせる顔がない」と城からの脱走を試みる。しかしアビルゲイに捕まり、会いたくない理由を勘違いした悪魔の尋問に屈して、密かに恋焦がれていた「ウィラード団長の息子」の名前を大暴露してしまう。色恋の縺れの心配がないと判断した魔王は好都合とばかりに、匠の気晴らし相手としてメアリーを薄着の過激な姿に変え、彼の寝室へと強制連行させるのだった。
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・49話 「華奈の日常と不穏な影」
近衛騎士団の指南役となった華奈は、日本刀の重量差に備え実剣での猛特訓を開始。平民出の女性騎士たちとも打ち解け、束の間の安らぎを得る。しかし、団長の息子ラインハルトとの縁談が王命で進み、タイムリミットに焦る華奈。虫嫌いで野営ができない彼女に「逃亡」の選択肢はなく、激流に身を任せるしかなかった。
そんな中、国賓級の迎賓館で開かれた顔見せの儀に、権力を盾に縁談へ強引に割り込んできた元剣聖クライドとミラード王が乱入。華奈を道具扱いする彼らのゲスな謀略に、華奈の逆鱗が爆発する。王を「クソたぬき」と痛烈に罵倒し、「二度と立ち上がれないくらい叩きのめす」と宣言。国の命運と己の自由を賭けた、新旧「剣聖」による因縁の再戦の幕が上がる。




