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 窓からの、朝日で目を覚ます。


「ふぁ~~、良く寝…た…」


 体を起こそうとすると、昨日に続き、違和感を感じた俺は、布団をめくってみる。

 そこには、案の定セレンが寝ていた。

 起こそうかと思ったが、直前でやめる。

 昨日頑張ったからもう少し寝かせとこうかなと起こさないように、ベッドの横に座る。

 すると、


「んん、ま…マモル様…」


 結局起こしてしまったようだ。


「おはよう、セレン。悪い、起こしたか? もう少し、寝てても良いよ。」


「いえ、大丈夫です!! ん、そういえば、何でマモル様が私のベッドに…」


 途中で、言葉が止まり、周りを確認する。

 みるみる顔が赤くなっていく。


「す…す…すみません、マモル様!!」


「どうした?」


「わ…私、またマモル様のベッドに…」


「大丈夫だよ。そんなに気にしなくても良いよ。」


 そう言って、頭を撫でてやる。

 赤い顔が、さらに赤くなる。


「それじゃあ、この話はおしまい。ご飯を食べ行こうか。」


「はい!!」


 回復したセレンと朝食を済ませ、部屋に戻る。

 部屋に戻った俺たちは、ベッドに腰掛ける。

 セレンはちゃんと、自分のベッドに腰掛けた。


「今日も、昨日と同じ森に行くけど、大丈夫かい?」


「大丈夫です!!」


「なら、行く前に、グラこっちにおいで。」


 朝食の際、部屋でお留守番していたグラトニーを呼び寄せる。


 ふるふるふる


「それじゃあ、セレン。セレンの武器類を持ってきてくれ。」


「はい?」


 すぐに、セレンは自身の武器類を持ってくる。


「これをどうするんですか?」


 そういいながら、武器類を手渡してくれる。

 俺は、グラトニーの能力を説明しながら、セレンから預かった武器類をグラトニーのスキル:無限胃袋に収納する。

 セレンは、驚愕の顔を浮かべている。

 セレンにも、先程と一緒の事をやって貰う。


「グラちゃん、凄いんです!!」


 何度も、何度もセレンは出したり、収納したりしている。


「セレン、その辺にして、組合に行こうか。」


「は…はい!!」


 装備品を装備して、グラトニーを頭の上にのせる。


「それじゃあ、行こうか。」


 組合に行き、昨日と同じクエストを受ける。

 そして、そのまま、宿屋へ戻る。セレンは困惑の顔を浮かべながらもついてくる。

 部屋に到着すると、セレンが尋ねて来た。


「マモル様、街の外に行くのではないのですか?」


「あぁ、行くよ。ちょっと待ってね。」


 ホルスターから、ヴァイスを取り出し、弾装:精霊スピリットに換えてから、自分の少し前に特殊弾を発動する。


空間弾ディナ


 すると、目の前が割れ、人1人通れる隙間を作り出す。

 セレンに、特殊弾の効果を説明をして、


「それじゃあ、行こうか。セレン、グラ。」


「は…はい!!」


 セレンと手を繋ぎ、裂け目に入っていく。

 抜けた先は、魔獣の森の目の前だ。

 そう、いわゆる転移というやつだ。


 森に入る前に、セレンに声をかける。


「セレン、まずは肩慣らしもかねて、スライムから倒していこうか。」


「はい!!」


 セレンに結界弾アリエルを発動する。

 森の中に入る前に、セレンが尋ねてくる。


「マモル様、歌魔法を使ってもいいですか?」


 歌魔法? あぁ、昨日覚えたと言っていた魔法か。


「いいよ。」


「それじゃあ、行きます。」


「強腕の歌」 「強脚の歌」 「防御の歌」


「索敵の歌」 「魔力感知の歌」


 最初の3つが昨日も使っていた自身を強化する歌。残りの2つが昨日覚えた歌魔法だった筈だ。索敵の歌が特殊な音波を出して、辺りの地形を把握する効果があり、魔力感知の歌が魔力を持っている生物を感知する効果がある。

 準備が終わったのか、セレンは森に入っていく。

 足に迷いはなく、すぐにスライムを発見する。

 遭遇する前に、メイスを構えていたセレンはスライムを見つけしだい一気にかけよりメイス振り下ろす。スライムは溶けて消えていった。

 その後も、何度かスライムと戦闘を行う。

 セレンは、問題なく、スライムを倒していった。


「疲れはないか、セレン?」


「大丈夫です!!」


 セレンが、言った通り、疲れているようには見えない。


「そうか。それじゃあ、次は、ゴブリンを倒しにいこうか。」


「はい!!」


 歌魔法の効果が丁度、切れたようで再び歌魔法をかけ直し、次へと進んでいく。

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