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16

 俺は、暴食スライムを抱え、セレンの所に戻る。


「大丈夫ですか、マモル様?」


「あぁ、大丈夫だよ。」


 セレンは、俺が抱えてある、暴食スライムを見ながら、尋ねてくる。


「獣魔契約されたんですか?」


「あぁ、そうだよ。」


 そう言い、暴食スライムを見せてやる。


「黒いスライム何て、見たことないモンスターですね? 本当にスライムなんですか?」


「一応、暴食スライムって言うみたいだな。」


「やっぱり、聞いたことないですね。この子の名前は何て言うんですか?」


「名前か… そうだな、グラトニーなんてどうかな?」


 安直すぎか?


「グラトニー… グラちゃんですね。」


 以外にも、好評のようだ。


「そうだな。」


 俺は、暴食スライムを地面に置き、テイム前に考えていた事を試してみる。


「グラトニー、巨大化。」


 そう言うと、グラトニーは、どんどん体が大きくなっていく。

 俺より、大きくなったところで、巨大化は止まる。


「!? グラちゃん大きくなりましたけど、どうするんですかマモル様?」


「こうするんだよ。」


 そう言い、俺は、グラトニーの中に入る。


「!? ま…マモル様!!」


 セレンも入ってこようとするが、手で止める。

 俺は、すぐに、グラトニーの中から出てきて、自分の体を確認する。


「よし、成功だな。」


「だ…大丈夫ですか、マモル様!!」


 心配そうな顔をしたセレンが近づいてくる。

 セレンの頭を撫でながら、


「大丈夫だ、セレン。」


「は…はい。 それにしても、いったい何したんですか?」


 俺は、今した事をセレンに説明する。


「汚れを食べて貰うですか?」


「そうだよ。グラトニーには暴食ってスキルがあって、そのスキルを使って、俺についてあった、汚れだけ食べて貰ったんだよ。セレンもやってみたら?」


「は…はい!!」


 そう言い、セレンは、勢いよくグラトニーに飛び込んだ。少し、手足をバタバタさせながら、出てくる。


「どうだった?」


 セレンは、自分の体を確認して、


「はい!! 綺麗になってます。グラちゃんは凄いです!!」


「あぁ、そうだな。」


 俺は、グラトニーを元の大きさに戻し、抱える。

 それを、セレンの頭に置いてやる。


「どうしたんですかマモル様?」


「グラトニーは、一応セレンの護衛も兼ねているから、一緒にいておいてくれ。」


「分かりました!! 宜しくお願いします、グラちゃん!!」


 グラトニーも体を動かし、フルフルする。


「よし、それじゃあ、帰ろうか。」


「はい!!」


 俺たちは、街へと戻り、組合で依頼達成の報告を行う。

 そのついでに、グラトニーの獣魔登録をしておく。

 その後、報酬を受け取って、組合を後にし、宿屋に戻る。途中、酒に酔った冒険者共が、絡もうとしてきたが、近づく前に悉く、指弾でぶち抜いておいた。

 宿屋に帰りつく頃には、セレンはフラフラしていた。


「大丈夫か、セレン?」


「ふぁい。だ…大丈夫ですぅ。」


 大丈夫と言っているが、疲れたんだろうな。

 チラッと横を見ると、セレンが倒れそうになっていた。


「おっと、危ない危ない。」


 倒れないように、セレンを抱え、部屋へと戻る。グラトニーは、俺の頭の上に移動していた。

 部屋に戻り、セレンを再度、グラトニーに綺麗にして貰い、ベッドに横にならせる。


「セレン、今日は頑張ったな。」


 そう言い、頭を撫でてやると、寝ているセレンは笑った。

 俺も、グラトニーに綺麗にして貰い、アイテムリングに入っている食べ物で、夕食を済ませる。


「おやすみ、セレン。」


 俺も、ベッドに入り、眠りにつく。



 翌日、目を覚ますと、何故かまた、セレンは俺の布団に入り込んでいた。

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