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歩きながら僕はこれをどう解決するか考えた。鏡は極力見ないようにした。
まずは専門家に問い合わせるのが先決だな。
あの人、名前なんだっけ。下の名前は
「矢人?三文字だったような気がする。」
あ
「矢い人だ。真ん中の字が思い出せん…。」
っていうか名字が全く印象にないな。
「あぁ検索するか…」
液体鏡 研究者│検索
液体鏡開発チームの佐々木矢偉人氏が語……
あ
「佐々木、ね。」
佐々木矢偉人 連絡先│検索
「載ってるわけねぇ」
僕はつい笑って、それから思いついて、市役所の問い合わせフォームのページを開いた。
「は?」
市役所の問い合わせフォームには何の税金の話なら○○課にという案内しかない。
「霧についてはどこなんよぉ…」
クソ、どうしよう。
「あぁ、あの演説野郎詳しそうだな。」
大通りに出よう。今日もいるだろ。あいつ暇そうだし。
しかし、大通りは田舎らしく車が多くて人が少ないだけだった。
僕は舌打ちをして
「なんだよ。」
とつぶやいてから、もう一人液体鏡に詳しそうな人を思い出した。
「あの管理人…いるかな。」
いない気がする。こないだまで見かけたこともなかったし。
それでも一縷の望みをかけて、僕は太御神社公園に向かう。
あぁ、なんかもう。どうでもいいような気もするな。
ちなみに公園に管理人はいなかった。




