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鏡  作者: UmberCopal
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6/8

6

ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って。は?何?


僕はかなりテンパりながら走って家に引き返した。


ドアを乱暴に開ける。


「おい、ばあちゃん!なんで今日は僕の見た目に文句言わんかった?!」


「はぁ?だっていつもと同じじゃない…あ、あんたカツラとったらいかんでしょ?先生に怒られるじゃないの?」


僕はそれを聞いて安心した。


「あぁだよな。制服も気に入らんだろ?」


ばあちゃんは意味不明そうな顔をしている。


「そりゃあ気に入らんよ。でも言っても治らんじゃない。どうしたの急に。」


僕は今日から液体鏡で、そこに写った自分が普通で、急いで戻ってきたことを説明する文言を考えて、やっぱりやめて


「なんもないわ。」


と言って、また玄関を出た。


「いってらっしゃい」


というばあちゃんの声がした。



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