ログ#15「殺人」
引き続きセンシティブです。
ご注意下ちいm(_ _)m
最初はヴァイスの視点から始まります。
「うがーーハッハッハハハハハハハ!
殺してヤルっ……ぜ!!」
なんだコイツ、いきなり現れて何を言ってるんだ。
腹を負傷してるな。森の動物や魔獣が匂いに釣られて来るのもお構いなし。
正常な判断が下せていない状態か。
何をするか分かったもんじゃない………面倒臭い。
((我々がこの地での活動開始と同時にある程度のドローン等で監視映像は有りますが足跡を辿りますか?))
いや、いい。面白い物は見つからんだろ。
それに完璧じゃない。
何より答え合わせでしかない。
意味がないだろ。
「殺したい、殺すっんだ!」
ひとまずは服装からもスミリや村の知り合いの可能性は低いし言動からも可能性は無しかな。
はい、スミリを抱えているのに関わらず敵対的行動。
排除するかな。
お、ナイフ。
特に魔法道具では無いが仕掛けの可能性も踏まえて逃げの一択だな。
散々、無視と回避してるんだ挑発・苛立ちは成功っと。
「殺したいんだ!!
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す!
殺すんだ!」
うーん
言動がサイコパスのそれだな。
元からこんな言動の逝かれた奴の可能性が出てきたな。
((精神疾患や過剰なドラッグ。
緊張状態化の長く晒された事での感情のコントロールを失っているなど考えられますが?))
特に特出した感じも無いし、もう用済みだ。
それこそ、なんか薬物でもやってるんだろうな。
それとも魔法的な何かか?
副作用?考え出すとキリがない。
「はぁ、魔法の反応なし。
興味ないな」
転倒させてのニ手で終わりかな。
「痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。
殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さ!!」
おいおい、やっぱり魔法道具持ってたのかよ。
「そういうのフラグって言うんだぞ♡」
「起きてたのか」
「あんなに煩くて寝てる女だと思うか?」
「知らん」
「う、もう。
意地悪め!
んーーー寝起きのスッキリに私が退治してやる。
どうせ帝国からやってきた悪者だろ?
人の血の匂いが染み付いてるしな!
違うか?」
「女……、女と男!!
男と女だ!!!!
キヒヒヒヒヒ!
キヒャヒャヒャヒャヒャ!
アハハハハハハハハハ!!
殺したい殺す殺す殺す!
殺さなきゃ?殺さなきゃ!!
殺したい!殺したい?」
あっおい!?
まぁこれで倒してでもくれたら帰れるんだ、いいか。
何、やってんだ。
((支援しますか?))
あぁ、一撃で倒さないか。
連携が互いに出来ないだろ。
余計に事態が悪化しても何だし、様子身だ。
魔獣の反応は…………無し。
ふぅヒヤヒヤさせやがって……あっ!
捕まった。
「すまないヴァイス。」
「いい、気にするな」
まさかわざとじゃないだろうな。
助けて欲しくて〜とかないよな。
いやいやこの女にそんな考えがある訳ないない。
自分の身を危険に晒すメリットがない。
「ヴァ〜イスっ?
ヴァイス!!
動くなよ!!
キャハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!
動いたら殺す!
切るからなぁ〜!」
チィ、名前バレたじゃね〜か。
偽名のコードネームだとしても情報漏洩から抹殺決定だな。
((今更では有りませんか?))
事情からの観点だ。
このクレイジーは完全な敵対者だろ?
それにスミリが死んだら俺も死ぬんだ。
因って殺す事に間違いは…多分無いんだよ。
ってコイツどこ見てんだ。
はぁ………自分や人の死に慣れてる。いや生死感が麻痺してるのは知ったこっちゃない。
それは俺も同じだからな。
でもだ。
戦闘中に注意力散漫なのは命取りだぞ。
「死ぬよ?死んでね!
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね?
死ねるよ!し──」
バカだな。
お前が1人、楽しくお喋りしてた間にトラップは仕掛け終わってんだよ。
これ以上、野放しにしてスミリに危害加えられても何だからな。
なのでスイッチオン!
((かしこまりました))
《ドカーン!!》
終わりっとこれで家でゆっくり出来るな。
ってこんな時に甘えてくるなよ。
ぐえっ!?
いきなりなんだ!?
殴ってくるなよ……………。
「ん!
血、血ぃ!
………血まみれだけど?」
あっ、これマジの奴ですか。
いつもとのギャップが違いすぎないか。
確かに女性を血塗れにするのは宜しい事じゃないよな。
「わ、悪い。」
「はぁ!?」
こ、怖えぇ〜〜〜!
いつものオチャラけた感じはどうしたよ。
異星でも女の浮き沈み、女心っのは分からないのは同じか。
「すみません」
なんか始めて寒気を覚えた気がする。
こういう時の女性には早めに降参しとくに限る。
後が怖いしな。
◇◇◇
それからヴァイスはスミリの水浴びの警護をして村へと帰ってきた。
そんな2人を待ち受けていたのは村長の孫娘のユーリだった。
「なんですのこれは!?
なんてアグレッシブなプレイをしたらこんなん事になりますの!?」
ドレスは走ったために破れ、所々は跳ねた砂や誇りで汚れている。
何より血塗れに成ったため洗ったため濡れている。
ヴァイスの技術というなの魔道具で乾かしてあるが全てをキレイにする時間は無かった。
ユーリに説教をされるヴァイスと途中でまた眠ってしまい夢の中のスミリ達に数人の大人と1人の若い女が怒りを隠さずに向かって来るとヴァイスを囲む。
「何ですのいきなり!?」
「あいつだわ!
あの余所者が殺したのよ。
とっ捕まえて!!」
「アコさん!?
何の事ですの!!」
「いくら村長の孫娘で、その仲間でも人殺しは見逃せない」
「俺は最初っから怪しいと思ってたんだ!」
「デジャヴだな」
「ちょっと!?
貴方は自分の事でしょ!
なんでそんなに冷静ですの?」
「力付くで捕まえないのは前回のお陰だとは思ってるよ」
「黙れ!!
ユーリ様は騙されているのです。
コイツを連行します」
「あぁ?
今回は抵抗させて貰うぞ?
無実だからな。
まぁ前回も無実みたいなもんだったが」
「ちょちょちょっと何が何やら私分かりません!
どう言う事ですの?」
「彼らの言葉から村の誰かが死んでた。
それを俺の犯行だと疑っているって感じですかね」
「そう言う事ですの!?
でしたらヴァイスさんやスミリは、たった今帰ってきたばかりですよ。
それは有りえませんわ!!」
(まぁドローンや人工衛星でも何でも遠隔で邪魔者の一人、二人を殺すなんて分けないんだが。
ややこしくなるから言わないけど)
「それで誰が死んでったって?」
「貴様は黙っていろと言ってるだろうが!!」
「私が許します。
それで誰が亡くなっていたのですか?」
「オキ爺だ。」
「そんなまさか!?」
「本当だ、さっき俺達も見た!!
コイツに違いないんだ!!
村長や氏族長の前に突き出すぞ!」
「それはありえんな!!
何故ならヴァイスは私とデートをしていたからだっ!!!!」
起きたスミリがヴァイスに抱えられながら自慢有りげに大声で告げるが男の一人が言う。
「スミリちゃん。
庇いたいのは分かるけど、この村に殺しをする奴はいないよ。
何より、オキ爺は昨日までは生きてたんだ!
犯人はコイツしかいない!!」
「へ〜〜。
それは昨夜か?」
ヴァイスの問に又、黙れと言おうとしてユーリやスミリの視線で飲み込むと別の女が答えた。
「オキ爺を見たのは私だよ。
昨日の昼に話したから。
それは確かよ。
魔法の偽者でも無かったし魔法で嘘も言ってないわ」
「そういう魔法もあるのか。
便利だな、うっうん………。
それが本当だとしたら、1番怪しいのは俺じゃなく後ろで大人しくしているアコなる女じゃないのか?
口ぶりから第1発見者なんだろ?
俺だと決め打ちしてたのも気になるが、この女と亡くなった爺さんの関係性は?」
「それこそ有り得ん!!
アコちゃんはオキ爺の孫だよ!!」
村人の証言に 〝あっ、これ確定じゃん〟 とヴァイスは思ったと言う。
長く成ったので後編に続きます。




