↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死の理由―推理編―  作者: 明日香狂香
PR
2/11

事故現場

 武志《たけし》は両親《りょうしん》が溺死《できし》した事故現場《じこげんば》に移動《いどう》した。

「お前《まえ》の運転《うんてん》では心配《しんぱい》だ。アルコールが抜《ぬ》けたら俺《おれ》が運転《うんてん》するから近《ちかく》くの空《あ》き地《ち》で休《やす》んでいこう。」

 将史《まさし》に促《うなが》され脇道《わきみち》に入《はい》った。武志《たけし》は真《ま》っ暗《くら》な細《ほそ》い道《みち》を、将史《まさし》の誘導《ゆうどう》に従《したが》い、ワンボックスの大《おお》きい車《くるま》をゆっくりと進《すす》めた。やがて、川《かわ》のそばの小《ちい》さな空《あ》き地《ち》で車《くるま》を止《と》めた。もたつく武志《たけし》に代《か》わり、将史《まさし》が助手席《じょしゅせき》から足《あし》を伸《の》ばしてサイドブレーキを踏《ふ》んだ。

「寝《ね》ててもいいが、エンジンは止《と》めるなよ。」

 師走《しわす》の車内《しゃない》だ。エアコン無《な》しではいられない。久々(ひさびさ)の運転《うんてん》で緊張《きんちょう》したのか、武志《たけし》はすぐに眠《ねむ》ってしまった。

「ここから、記憶《きおく》がない。まさかドライブに入《い》れたまま寝《ね》ちまったってことはないよな。」

 運転《うんてん》に不慣《ふな》れな武志《たけし》だ。パーキングにするのを忘《わす》れたとしても不思議《ふしぎ》はない。そもそもシフトチェンジした覚《おぼ》えがない。ブレーキを踏《ふ》んでいた足《あし》が離《はな》れ、自動車《じどうしゃ》が川《かわ》に落《お》ちたというのだろうか?師走《しわす》の川《かわ》だ。両親《りょうしん》を助《たす》けることはできなかっただろう。

「ぼくは兄《あに》に助《たす》けられた?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。