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死の理由―推理編―  作者: 明日香狂香
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3/11

職場(営業部)

 日曜《にちよう》だというのに、人《ひと》がいる。ご苦労《くろう》なことだ。

「鈴木係長《すずきかかりちょう》、残留《ざんりゅう》らしいよ。」

 営業《えいぎょう》の先輩《せんぱい》だ。口《くち》の軽《かる》いお調子者《ちょうしもの》だ。

「電話番《でんわばん》の武志《たけし》が係長補佐《かかりちょうほさ》になれたんだ。すぐに交替《こうたい》するって。」

 こいつら、人《ひと》が死《し》んだからって好《す》き勝手《かって》いってやがる。

「係長《かかりちょう》が酒《さけ》を持《も》ってったらしいじゃない。もしかしたら、部屋《へや》に隠《かく》れてて夜中《よなか》に突《つ》き落《お》としたとか。」

 推理《すいり》オタクの女子社員《じょししゃいん》だ。

「ムリムリ。あいつにそんな度胸《どきょう》があれば、今頃《いまごろ》、課長《かちょう》になってるよ。」

「それに、お化《ば》けが怖《こわ》くて、寝《ね》るときも電気《でんき》つけっぱなし。一緒《いっしょ》に出張行《しゅっちょうい》った時《とき》なんか、一晩中明《ひとばんじゅうあか》るくて寝不足《ねぶそく》になったよ。」

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