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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第八章 ルナノヴァ国の秘密
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39-2 動画の検証

 

『なんだって!』驚くティスが『なんであの時言わなかったんだよ!』目の前のジェシーに文句を言うと『かなり疲れていたので、勘違いかもしれないと思ったからです』


『そういえばあの時、「螺旋(らせん)の迷路」から抜けるために、俺が止めるのを振り切って力を使ったな』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『邪魔しないでください!』と言って深呼吸すると、両手の平を顔の前にかざし、


『我が水の流れ、()き止めし「風の(ふた)」を開けよ!』


 今度は両腕を前に伸ばして掌を前方に向けると、ジェシーの両手から大量の水が噴きだし、店の奥の作業部屋が見えるように張られているガラスを突き破る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『パン屋の中に入って、ド派手に水を大量に出しやがったんだ』


『ああ! あれはビックリしたぞ』思い出すシルビアが『いきなりすごい波動が来たからな。驚いて、飲んでいたコーヒーを一メートルくらい吹き飛ばしたぞ』その時のことを思い出し『しかし、結界から抜け出そうとしたとしても、適切な対処法とは言えないな』


 ジェシーは苦笑して『周りに居た人達に迷惑かけませんでしたか?』シルビアに確認すると『わかってます。あの時は結界に閉じ込められると計画が狂ってしまうので、焦ったのもありますが、思った以上に複雑で危険だと思ったので、外にいるみんなに、警戒するようにとわざとやったことですから』


「それで、別次元と言ったけど、どういう意味なのか説明できるかな?」ショウが話を進めると『きちんと確認したわけではないので予測になりますが、あの森の奥に別次元と繋がってる空間があって、そこから流れてきてるんだと思います』


『あの森には、俺たちと同じように「風の貴族」が管理してる王国と繋がる隠し通路があるんだろう?』記憶をたどるシルビア。『だったら、その通路がある場所は、王国がある別次元の空間になるんじゃないか?』


『そんな狭い空間から川が流れてくるか?』ティスが突っ込む。『通常、隠し通路といったら一名が通れるくらいの狭い通路だろう? いくらなんでも、そこに川まで流れてるとは思えないし、もし流れてるなら「水の貴族」のジェシーがわからないはずないだろう? なのに、ジェシ―にはわからなかった。ということは、なにか絡繰りがあるとしか思えないよな』


『そうですよね。そこそこ水量がありましたし、流れも一定してましたので。でも、隠し通路がどうなっているかを確認しないと、断定はできないですね』


「では、別次元から流れてるが、どうしてこちら側に流れてきてるかはわからないということか。しかもジェシーにもわからない」なるほどと頷くショウ。


「その川って、森の隣の湿地帯に流れ込んでるんでしょう?」ラルが聞くと『そうだとは思いますが、確認してないのでハッキリは言えないです』答えるジェシー。


「だとしたら、ウィルシーに確認してもらえばいいのか」

『ああ、そうですね。あとで僕から聞いてみます』


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