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シルバーフェニックス戦記 ~護るべきものは~  作者: 夏八木 瀬莉乃
第八章 ルナノヴァ国の秘密
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39-3 動画の検証

 

「どうして確認する必要があるんだ?」隣のショウが聞いてくるので「ほら、今回のイベントで採ってくることになってた、あの湿地帯だけに自生してる花。


 ジェシーたちと一緒に参加した例のお嬢様の話だと、簡単に採ることができたと言ってたでしょう?

 他の参加者も複数の人が採ってこれて、大勢の参加者が領主主催のパーティに参加することになったって。


 今まで採取するのが難しいと言われてたのに、どうして今回だけこんなに簡単に採ることができたのか、変でしょう? だから、もしかして、採取できた参加者に何かしらの共通点があるんじゃないかと思ったの」


「シンチェリタス(真実)だっけ? ピンクの花が咲くらしいな。なるほど、川の水が影響してるかもしれないのか。面白いな。パーティの参加者は俺も気になったから、参加者リストを入手しようと思ったんだけど、これが作成されてないらしいんだ。どうやって受付で確認するんだろうな」


『そうなんですか? パーティの参加者には、メールに添付された招待状が個別に配布されたので、そこに記載されている番号で確認するんじゃないでしょうか』ジェシーが情報を提供すると、ショウが「ヘェ、改めて招待状をメールで個別に送ったのか」と言うので、『なにを意味深な言い方するんだよ』シルビアが突っかかる。


「おかしいだろう? イベント後の閉会式でパーティ参加者には招待状のようなものが配られたのに、あとからメールでわざわざ作成した招待状を改めて送る必要があるか? しかも個別に」


『考えられることは一つだな』コーヒーを飲むティスが『招かれざる客を呼ぶためだ』ため息を吐くと『パーティでなにか起こるな』


「俺もそう思う」同意するショウに「なにが起こると思うの?」冷静に聞くラル。


「それはわからないが、そもそもイベント参加者も怪しい人物が混じってるだろうから、何かしらに対しての罠の可能性があるな」


『シルビア。調査チームに情報が入ってるんじゃないか?』ティスが聞くと『聞いてみる』ポケットから携帯を取りだしてメールを作成する。


『こうなったら、パーティ参加者のリストが欲しいですね』考えはじめるジェシー。


「メールを出したのなら、参加者のメルアドが書かれたリストがあるはず。それには少なくとも氏名・年齢、備考欄に職業などが書かれてたら、身元を調べるのが楽になる」ショウが、ノートPC脇に置いてあるメモ帳に書いていくと「リストは俺が調べる。入手したら連絡するよ」


『そんなことができるんですか! そもそも、どうやって入手するんですか!』驚くジェシーに、ラルが「犯罪者並みのスキルがあるから、大丈夫」と言うので『そういえば、前にそんなこと言ってましたね』


「ラル、なにか言ったか?」笑顔で聞くショウ。

「なんでもないよ!」即答するラル。


「当分の間、マンゴープリンはいらないのかな?」

「なにも言ってないからね」


「夜の楽しい映画鑑賞もいらないのかな?」

「ううん、見る」


『なにやってんだ? アホらしくて聞いてらんないぞ』眉間にしわを寄せるティス。

『そこ! イチャつくなとさっき言ったばっかりだろう!』注意するシルビア。

『まったく、どうしていつも話が逸れるんでしょうね』苦笑するジェシー。


『こっちは男ばかりでむさ苦しいから、それがいけないんじゃないか?』

『ティス、彼女がいるのか!』


『なぜ驚く』

『いや、もの好きが……あ、なんでもない』


『今、話が逸れると言ったばかりなのに、どんどん逸れていくんですけど』声のトーンが落ちるジェシ―だった。


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