19話 其方の名は・・・・・
19話目。短め!
シルヴィウスとの決勝が終わり、閉会式が始まった。
「第120回クリスタリア武闘大会。ランク【C】にも関わらず、予選より怒涛の快進撃を続け、等々決勝まで到達し、優勝を捥ぎ取った!ミキ・シラサギ選手の入場です!」
司会者の発言を合図に、ステージの中央に設置されている表彰台まで歩み寄る。クリスタリア国王、ゼーレ陛下の前に片膝を地面につけ、拝礼する。
「面を上げよ。ミキ・シラサギよ!」
「今回の武闘大会で其方は様々な技、魔法を駆使し、我を始め、国民たちを楽しませてくれた。そして自身の力、強者としての証を皆に示した。」
「まず賞金として、白金貨5枚を其方に送る。そして・・・・」
「第二十一代クリスタリア国王 ゼーレ・フォン・クリスタリア がここに《双刀乱舞》の二つ名を与える。さらに特例として、其方をこれより冒険者ランク【A】に任命する」
「謹んで、《双刀乱舞》の二つ名、拝命いたします」
バシュッ、シャラン×2
陛下の前で、双刀を抜き、バク宙。刀身に蒼焔を纏わせ、神楽を舞う。
二つ名を体現するように、ステージを舞台にして踊る、踊る。
しなやかに、それでいて力強く、穏やかに。『凛』
空高く双刀を投げ、蒼焔が一筋の軌跡を描きあげる。
陛下の元まで歩み寄り、鞘を腰から外す。それを天に向け、自分の両隣りに置く。
再び片膝をついて拝礼し、言の葉を述べる。
「この舞を以って、私から陛下への感謝の意を!」
カシャンッ!!×2
重力に従って落下して来た双刀が、寸分違わず、鞘に納まる。
「うむ。見事な神楽舞であった」(ニッコリ
齢73歳の老人の顔に、深い皺が寄るが、柔らかな笑顔が見える。
「これにて、クリスタリア武闘大会を閉会する。来年の開催を楽しみにしておるぞ!」
無事に、武闘大会が閉幕した。
会場から外に向かい、メンバーの元へ。
初めての大会だったが、いい成績が残せて良かったと、本心で思う。
なにより、楽しかった。来年の出場も少し考えておこうww
「お姉さま!!おかえりなさい」「「「おかえりなさい」」」
私を真っ先に見つけたセナが、手を振って来たので、それに応える。
ハイネ、メルル、ヴァイスさんも一緒に待ってくれている。
私は、ヴァイスさんの前に立つ。
「これで条件は達成できましたか?」
身長の高いヴァイスさんの顔を上目遣いに覗き込む。
「申し分ない。それに其方は私と同じくランク【A】冒険者となった。その年齢でなったものは今まで居らぬ。これからよろしく頼む、ミキ殿」
「こちらこそ、知識不足ですのでご指導お願いします」
冒険者ギルドに向かい、ヴァイスさんの加入を正式に申請し、晴れてメンバーとなった。
私のギルドカードもランク【A】、金のプレートとなった。
「おい、あれ!」
「おっ、《双刀乱舞》と《氷槍》が居るぞ!」
「同じパーティー登録だと!マジか!!」
ギルドに居る他の冒険者たちが、私たちに視線を注ぐ。
・・・・・・居づらいww
そそくさと、宿まで戻り、今後の予定を立てることにした。
「これからの事だが、ヴァイスさんの加入で戦力が上がったのでとりあえず、【放牧の迷宮】を制覇するまで。王都に居ようと思う。あと、PTの連携の確認、3人の底上げを行う。」
全員からの承諾をえられたので、もう1つの案を話し始める。
「もう1つ、みんなに話したいことがある!それは、4つの領地の隅々まで世界を回り、冒険したい。そのための拠点を、王都に買いたいんだ」
そう、家を買うことを決めたのだ。移動に関しては、冒険開始までに考える。
翌日、王都の不動産屋さんにレッツ・ゴーなのです(〇これ、電ちゃん風で!
家の条件
・9LDK
・鍛冶場あり
・庭つき
・セキュリティー万全
・王都の南側
「これに合う物件有りますか?」
「ありますよ!築50年ですが、今でも掃除を行き届かせていますので綺麗なもんです。今から行きますか?」
「はい!」
正直、鍛冶場が付いてる家なんてあるのかと思っていたが、冒険者が居る世界だけある。
行く行くは、鍛冶師の加入は必須だと考えているので、前投資である。
設備があることに越したことない。
見に行った物件は、希望通りの内容で、さらに、風呂が二つあった。
なんてありがたい!男湯と女湯分けれる!
キッチンもめっちゃ広い。料理のし甲斐がある。
庭も縦50m、横100mくらいあって、稽古も出来る!
「ここは楽園ですか!?買います。ここいくらですか?」
「少し値が張りますが、即金でしたら、1億2千万リルです」
白金貨1枚と金貨20枚・・・悩む余地なし!安い!
即金で買いじゃ~!早くみんなでここに引っ越し開始だ。
『みんあ~、お家かったよ~!』とはしゃぐ私www
家具も揃えなくちゃいけないから、まだまだ居る物たくさんだ。
武闘大会の賞金様々である。
これで1つ、目標が達成された。
仕事が忙しくて3日~4日で1話更新になるかもです・・・




