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転生してケモミミ娘魔法剣士になりました~双刀乱舞~  作者: けもみみフサフサ
第二章 クルスタリア武闘大会編
20/44

18話 決勝戦

18話です(*^^)v

決勝トーナメント、決勝戦!


「さぁ~、泣いても笑っても、今大会最後の試合です」

「早速、決勝カードのご紹介!」

「まずは、今大会のダークホース。初出場にしてここまで勝ち上がって参りました」

「ランク【C】冒険者、白き虎、ミキ・シラサギ選手~~!」


「「「「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」」」」」」


コロシアム全体が歓声なのか雄叫びなのか判らない声で揺れる。


「続きまして、実力は折り紙付き。前年度優勝者は伊達じゃない」

「ランク【A】冒険者、《蒼穹)》のシルヴィウス選手~~!」


―ステータスー


名称:シルヴィウス

Lv :62

性別:男性

年齢:31歳

種族:人族

職種:守護騎士


冒険者ランク:【A】


武器:魔剣-神風のつるぎ(ミスリル-上級)ユニーク

   攻撃力+3,500

   ミスリルとランク【A】魔物サファイヤドラゴンの牙で生成された長剣

   風魔法との相性がとても優れている

   魔力伝統率×5


   神風の盾 ミスリル-上級)ユニーク

   防御力+3,000

   ミスリルとランク【A】魔物サファイヤドラゴンの爪で生成された盾

   魔力伝統率×5


防具:風龍の重鎧一式 ユニーク

   防御力+4,000

   ミスリルとサファイヤドラゴンの鱗で造られた鎧

   魔力伝統率×5


~魔法~

・火魔法:Lv.4

・水魔法:Lv.4

・風魔法:Lv.6

・土魔法:Lv.5


~耐性~

・火魔法:Lv.6

・水魔法:Lv.6

・風魔法:Lv.6

・土魔法:Lv.5


~スキル~

・剣術の才:魔剣の使い手(上級)

・魔剣付与術(剣への魔力伝導率が通常の5倍)

・魔術の才:中級


さすが、前年度チャンピョン!強いの一言ですね!

防御力だけなら、今まで戦ってきた誰よりも硬い。


私のレベルはと言うと・・・


ステータス―


名称:ミキ・シラサギ

Lv :52

性別:女性

年齢:16歳

種族:獣人【白虎】(上位種)


と、1か月前よりは、Lv.10程上昇しています。


審判の指示で、ステージの中央で向かい合う両者。


「君が、ヴァイスを倒した冒険者か!フフッ。あいつも落ちたものだ。こんなガキに負けるようでは、ランク【A】などと、よく吠えていられるものだ。《氷槍》の二つ名も返上した方がいいんじゃないかw」


カッチーン!!!(#^ω^)ビキビキ


表情には出していないが、はらわたが煮えくり返りそうになった。

こいつ、何様だ!性格腐ってんな、おい!!

潰す。貴様はここで潰す!


『月に代わって、お仕置きよ』(某〇少女戦士風


「第120回、クリスタリア武闘大会、決勝戦。開始~!」カーン!!


「我が身を空へ 浮上せよ フライ」


開始と同時に、シルヴィウスが空中に浮上する。

風魔法による、身体浮遊で私は上を取られた。


「ウインドカッター」×12連撃


魔剣に風属性を付与した斬撃が上空から、高速で飛来してくる。


瀧流ろうりゅう


私の前に、厚さ2mの瀧の壁ができ、攻撃を遮る。


「ヴァイスさん、技お借りします!水龍神」


7体に水龍リヴァイアサンが、シルヴィウスに牙を剥く。


「ちっ!無詠唱か。エアシールド展開」


盾を中心に、空気を圧縮した障壁が出現。それに、水龍たちが衝突し、水塊に戻って行くのみ。


「そんなものか、貴様の実力は!それでは、私には傷一つ付けられんぞwww」

「地面よ 囲み 閉じ込めよ サンドウォール」

「風よ 荒れ狂え ストーム」「万物を焼け ファイヤー」


連続で詠唱された魔法。


私の四方を土壁で塞ぎ、中で炎が竜巻と共に暴れる。

合成魔法ではないが、順番に発動させることで、似たような効果を発生させている。


「ハハハッ!燃えろ。燃えろ。そして惨めな姿をさらせ!」


さっきから、罵る発言が耳障りで仕方がない。少しは黙って戦闘できないのか!

・・・・イカン×2。冷静に、相手の隙を突け。


効果時間が切れたのか、勢いがなくなった瞬間、私も「フライ」で上空へ。

「真似事が得意だなww」と、またもや馬鹿にして来たが無視。


空中で、刀と剣、刀と盾が衝突する音が響く。


防御がうまい。受け止めさせれば、剣も盾も叩き斬れるのに、反らせて去なされる。刃を正面で受けると危険だと、本能で理解しているのだろう。

互いが、火、水、風、土などの属性を使い分けて、攻防を繰り広ケる。


30分以上はぶつかり合っていただろうか。


シルヴィウスの上段からの風属性の剣による暴風で、地面に落とされた。


「これで、トドメだ」

「我が剣に集え 神の息吹 幾億の刃のなりて 敵を斬り刻め アニマエア」


剣の先端から、ステージより大きい暴風の刃の渦が私を飲み込む。


普段、私の身体は【自動防御】により、傷が付くことはない。

ヴァイスさんの魔槍ですら退けたそれに、幾億の風の刃が、剝き出しの腕や足の肌を掠め、鮮血をまき散らす。こちらの世界に来て、初めて味わう戦闘での負傷。

程度としては、かすり傷もいいとこだ。

それでも、防御の一つを超えて来た。


常人なら、肉が裂け、削がれ、大量の血を失い、魂を刈り取られるだろう。

死神が歩み寄り、鎌を首元に添え、今か今かと待っているだろう。


しかしそれは、常人ならばだ!私の誰だ。私は、ミキ・シラサギ。

この世界に転生し、チートな能力を与えられし、白き虎。


「ククッ、クハハッ、クハハハハッ!!!」


私に血を流させるか。良いだろう。

今、その深淵の一端を、貴様に見せてやろう!


いかづちよ 我が身に宿れ 我を雷獣と化せ」


上空より轟いた光の柱。轟雷がシルヴィウスの暴風を押しつぶす。

光は白き虎を包み、雷の衣を纏わせる。


「貴様何をした!何だその姿は!!」


青白く、「バチッ」と音が聞こえるほどに、帯電した全身の毛が逆立つ。


「我が蒼き龍たちよ。舞え、踊れ。共に乱舞せよ。」

「【二刀流-百花繚乱ひゃっかりょうらん[白雷蒼焔びゃくらいそうえん]】」



―――――!!



誰も雷獣の姿を捉えられなかった。


気付いた時には、上空に居たはずのシルヴィウスが、ステージに打ち付けられていた。ミスリル製のユニーク武具が木っ端微塵に砕け散り、燃え、灰燼と帰す。


「我が龍よ。愚かな者にその牙を突き立てろ」


2本の蒼い刀が、血反吐を吐きながら、立ち上がろうとするシルヴィウスの両大腿に突き刺さる。


「あbだbsばぃcヴぁlっばvjぎ」


言葉に成らない悲鳴が木霊する。


気付けば、眼前に雷獣が立っている。


「貴様は、ヴァイスさんを侮辱した。あの人は私が格下だろうと、油断することなく、己が全力を尽くしてくれた。だが、貴様はどうだ。初めからゴミを見るような目で見下し、罵り、あまつさえ、最後の魔剣の攻撃。私でなければ死んでいる威力だ。だから教えてやろう。おまえが私に与えようとした死を、自身で味わうがいい」


「まっ、待て!降「永久とこしえ混沌こんとん」」


シルヴィウスの言葉を遮り、紡がれた魔法。Lv.9の闇魔法の1つ。


相手の意識を支配し、強制的に悪夢を見せる。

自分の四肢が引き裂かれ、内臓を引き千切られ、心臓を抉りだされる。

現実と同等の痛みを感じる錯覚に襲われ、死ぬことは許されず、残酷な死に方を幾度となく繰り返す。

永遠に終わることはない。


シルヴィウスの黒髪が白髪になり、目や鼻、耳からも血が流れる。

力なく、地面に突っ伏した。

死んではいないが、目が覚めても精神が壊れているだろう。


シルヴィウスの冒険者人生が終焉を迎えた。


愛刀を引き抜き、血を払い、納刀する。

同時に、雷獣化も解く。


静寂に染まった空気を破り、一人の声が挙がる。


「第120回、クリスタリア武闘大会。栄えある優勝は、ランク【C】ミキ・シラサギ選手に決定したぁ~~!!」


コロシアムが再び、観客の喝采に呼応して揺れるのであった。



リアルの仕事が忙しく、12/5に更新予定。

対戦者、ステータスの名前を間違えていたので修正しました。

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