17話 色々、戦闘方法を試みた結果・・・〇〇された。
17話目です!
決勝トーナメント準々決勝、第2試合。
―ステータスー
名称:キバ
Lv :57
性別:男性
年齢:35歳
種族:獣人【犬】
職種:戦士
冒険者ランク:【A】
武具:ミスリル製のグローブと軽装備。
~魔法~
・火魔法:Lv.6
・風魔法:Lv.4
~スキル~
・体術(師範代)
・魔術の才(中級)
今回は相手は、魔法持ちに拳闘士。
魔法が使えるにしても、己の拳でここまで勝ち上がってきたことは称賛に値する。
今回は、少し相手に合してみよう。私自身、体術(免許皆伝)で、一応鍛錬もしているが、普段は刀を使う。どこまで、メイン武器が拳の人に通じるのか、試してみたい。
開始の合図の前に、腰のベルトから刀を外し、ステージの隅に置く。
「何のつもりだ、貴様!!」(#゜Д゜)ゴルァ!!
ハイ。怒りますよね。でも、少しお付き合いください。
「準々決勝第二試合、開始」カーン!
互いの距離は3m弱。
キバの構えは、キックボクシングスタイル。対する私は、立っているのみ。
数秒の静寂の後、キバが動いた。一瞬で間合いを潰してくる。
よく観察すると、足に風魔法を付与して加速しているのが見える。
鋭い右ストレートが放たれるが、左手で反らす。
反動を利用して回し蹴りを繰り出す。上体を反らされて、避けられる。
「火拳」
キバが拳に火魔法を付与して攻撃し始める。
赤い炎を纏い、一撃一撃を避けるたびに、肌に熱を感じる。
「火連脚」
今度は足に付与した蹴りの連続技。拳と蹴りを、多彩に織り交ぜてくる。
間近で観察されてもらえるのはありがたい。体捌きなど、今後の参考にさせて貰おう。
その代わり、授業料を払ってあげないとね!( ̄ー+ ̄)ニヤリ
「【無刀-爆焔陣】」
火属性と風属性の合成魔法。
空気中の酸素と水素を圧縮した核に、二酸化炭素の膜でコーティング。周りをさらに蒼焔で覆えば完成。打撃の衝撃で膜が破れ、核に引火。灼熱と爆風が、敵に襲い掛かる技。
カウンターでキバのボディーにそれを叩きみ吹っ飛んだ。
場外にはならなかったものの、白目を剝いて、口から煙を吐きながら倒れている。
審判の戦闘不能の判定が下る。
「本日も格上の選手を倒しました。勝者、ミキ・シラサギ選手~」
「あえて、対戦相手と同じ戦闘スタイルで勝負に出た時は目を疑ったが、それまで相手を凌駕してしまった。彼女は一体何者なんだぁ~!」
「そして、明日の準決勝。どのような戦いを見せてくれるのか!今から楽しみで仕方ありません」
隅に置いていた愛刀たちの帯刀して、観客たちに手を振りながら会場を後にする。
ビシッ!———
「うぅ~、痛いです」(つ∀-;)イタッ…
ヴァイスさんにデコピンされました。おかしい!【自動防御】は何処へ!?
「いきなり酷いですよ~」(涙じんわり
「勝てたから良かったものの、ふざけ過ぎだ。自分の武器を置いて闘うなんて!相手はランク【A】なんだぞ。その甘さは頂けない。と言うことでお仕置きだ!」
ミキ(-ε-)ブーブー
すかさず、デコピンを構えるヴァイスさん!
「すみません、もうしません」Σ(≧◇≦)ゝ
その後1時間程、正座と説教タイムになりました。足が痺れる~~!
決勝トーナメント準決勝、第1試合。
―ステータスー
名称:サラーナ
Lv :55
性別:女性
年齢:36歳
種族:精霊【エルフ】
職種:守護騎士
冒険者ランク:【A】
武具:ミスリル製の片手剣と盾。同軽鎧。
~魔法~
・光魔法:Lv.7
・闇魔法:Lv.6
~スキル~
・剣術の才(上級)
・魔術の才(上級)
今大会、初めて私以外の女性冒険者。魔法も、光属性と闇属性を使い手。
どの様な組み合わせで使ってくるのかが、気になるところ。
「準決勝第1試合、開始」カーン!
「シャドームーブ」
サラーナの姿が自身の影に潜る。
出てくるところは、恐らく・・・・
「背後!」
私は居合の要領で、刀を振り向きざまに放つ。 カキンッ!
剣と刀の火花が散る。後方に飛びつつ、解体用に使っているナイフに闇属性の魔力を込める。
「影縫い」
サラーナの影に投げつけ、地面に縫い付けた・・・・だが!
「ライト」
光魔法で自分の影を消し、呪縛を解く。
やはり、両属性を使っているだけあって、対処方も心得ている。
しかし、相手がシャドームーブを使った場合、出口は私の影だけ!
審判はステージの外に立っているので、そちらに出た時点で場外となる。
ならば・・・・
「ドッペルゲンガー」
と、思っていた時期が私にもありました。
影が起き上がってきたと思ったら、サラーナが1人増えました。
なるほど、そんな使い方もあるんですね、勉強になります。
二人になったサラーナが連撃を繰り出してくる。蒼龍刀1本で去なしながら、もう1刀に光属性の魔力を注ぎ込む。光魔法の付与効果は「清浄化」、人でない者を消し去る力。悪魔や、悪霊などの人ならざる者に効果てき面。
ドッペルゲンガーも、形は人だけど、闇属性の魔法。
そのまま斬っても、影なので擦り抜けてしまうが、光属性付きの攻撃なら消し去れる。
「【居合-光明】」
二人同時に、居合いで切り付けた。片方のサラーナがドロッっと溶けて、影に戻る。本体は、居合いを盾で反らせて防いでいた。
再び互いの距離を空け、睨み合い。
仕方ない・・・・・あれを使おう。
あまり使うのは控えておこう!と決めていた技。
「ブッラクホール」(直径2m)
サラーナの背後の空間がガラスの様に割れて、常闇の穴がぽっかりと口を開ける。
吸引力が衰えないただ一つの掃除機、ダ〇ソンばりにサラーナが吸い込まれ、消えていく。
穴が閉じる。
周りがシーンとなる。
「えっ?これってどうなるの!」的な声が観客席から聞こえてくる。
いや、ちゃんとここに呼び戻しますよ。その前に少し準備おば!
3分〇ッキン〇のテーマ曲スタート!!~♪
「まずは、こちら。土魔法でガラス状の円柱の水槽を造ります。続いて、水魔法で中を満たします。火魔法で約98℃まで温めて、次にこの雷球を3個ほど沈めます。上から、蓋をして密封。最後に、水槽の中で・・・・」
「ホワイトホール」
ボチャッ!ごぼごぼごぼっ.。o○
あっ、サラーナ(〃・ω・ノ)ノ オカエリー♪♪
「あつっばばばばばばばば!!」
密封された熱湯の中で、身体をくねくねしながら感電中なう。
雷球からの発電も終わって、蓋をカパッ!オープン。
「・・・・・・・・」ぷかぁ~~~~
「サラーナの茹タコ風電気和えの出来上がり!!」(<ゝω・)綺羅星!★
「・・・・・・・・・・・・・・・・」審判&司会者&観客
あれ?審判さん?司会者さん?サラーナさん気絶してますよ!戦闘不能ですよ!
判定まだですかぁ~~~!
「・・・・えっ、あっ。勝者、ミキ・シラサギ選手」
すっごく「納得いかねぇ」な雰囲気が会場を埋め尽くす。
いや、だって!ブラックホール使って、そのまま亜空間の中にほっとく訳にもいかないじゃん!何もせず、ホワイトホールで戻したって勝負つかないから、出口にトラップをね!ダメですか!?
とりあえず、勝ったからステージを後にする。
ガンッ!!!!!
ドバーッ(┬┬_┬┬)滝のような涙
ヴァイスさんに無言で槍の棒の部分を、頭に打ちつけられました。いや、ほんとに【自動防御】どこいった!!!
そのあと、お説教タイムになりました。
途中で、「今日はふざけてません。リアルに!」って言ったら、説教の時間が延びたのは言うまでもない。
ブックマーク頂いている方に感謝です(*^^)v




