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【火花散る火山】
「ったく、なんだって難儀な連中だな、おい」
ぼやきながらも、ちゃんと索敵をするライア。
「まぁまぁ、今回はきっと大丈夫ですよ」
落ち着け、と宥める風也も哨戒に当たる。
と、そこに
『何をしている、人間』
以前と違った美丈夫がいた。
「神殿に用がある。通してくれ」
真面目にライアが答える。
が、その美丈夫は目を伏せて首を横に振る。
『すまない、神殿には入らないでもらいたい』
「それはなぜです?」
『我らが主の眠りの妨げとなるからだ。主は時が経てば起きる。嫌悪すべきものが解放されたとき、わが主も飛び立つのだろう』
と、表情豊かに話してくれた。
「なるほど。つまり黒王亀と雷天馬が復活すれば復活するのか」
『さよう。黒王亀は眠りの地にいるだろう。雷天馬を呼ぶのにはこれを使え』
そういってライアに渡されたのは……笛?
『それを吹けば黄馬が来るだろう。どうかわが主のためにも尽力してくれ』
と、あまりに物を頼む態度ではなかったものの、頼まれてしまった。
【召雷馬笛:Grade:9。譲渡不可。破棄不可。雷馬を呼ぶ。回数制限:∞】
とりあえず、なぜ雷馬を呼ぶアイテムを緋鶯が持っているかは置いておいて。
「次のダンジョンに行こっか?」
「釈然としませんがそうしましょう」




