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『ミルノティカ!!気を確かになさい!!』
なにかしらの力を使った結果だろう、へたって動けない白狼にヴォールは一片の容赦もなく叩き起こす。
『う、うるさい!!我はもう寝たいのじゃ!!いつまでも仕事なぞしておれん!!』
『ふざけるのも大概になさい!!我らが子の育成、何より【白帝狼】様から承りし使命をお忘れですか!!』
えっと、何か痴話喧嘩みたいで嫌になってくる…。
『あ、旅人様は我らが守りし都市にお入りください。この馬鹿は私が責任を持って処分しますから』『全く、なぜ我も斯様な雌を伴侶としたのやら……』
肩を落とす白狼様の姿を尻目にそそくさと解放された都市に入る。
「――っつう訳だ。レベリング用のダンジョン、それにその前提になる討伐数稼ぎ用のアイテムの情報は開示するし、アイテムの方に関しちゃこっちが格安で融通してやるが、他に何か質問はあるか?」
その言葉に周りは騒然となる。
中にはギルドチャットで仲間同士連絡しあうのもいる。
「それじゃ、今回は調教師がいないと攻略出来ないのか?」
「んー、多分そんなことないよ。連れてこいって言っていただけだからトレインに気を付けて引っ張ってくればいいと思う」
「成るほど…助かった」
「他にはー?いないー?」
そう聞くと全員が頷く。
「じゃあ頑張ってね。神器なら言えば作ったげるし」




