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 地龍は口を数回動かしてから日向を青龍に向かって吐き出す。


「うぇ〜ベトベトする〜」


 日向は地龍の唾液と思われる液体を弾き飛ばして、体に水を纏って洗い、青龍に向かって水の刃を飛ばし、青龍は地龍の仲間を食べる行為に硬直していたが、何とか持ち直し水の刃を躱す。


「地龍さん!なんで私を口に含んだのですか!」

『部が悪いのでな。人の体を得る為に人の体の形を知りたくて、⋯⋯1番手っ取り早いので』

「だからってそれは有り得ん!」

『すまん』


 地龍は地形操作で自分に地面などの地形を纏わせて、その纏った地形が光、光が収まるとそこには日向にそっくりの地龍が現れた。


「わ、私の体⋯⋯地龍さんて性別は⋯⋯」

『一応雄だ』

「⋯⋯行きますよ!」


 中身男、見た目自分の地龍の事を頭から逃がして青龍に向き直る。


『いや、終わりだ!バーニングブレス!』


 大量の火を為、ブレスとして吐き出す。

 日向と地龍は接近して、一緒に火のブレスに向かって、水、土で対抗する。


『そろそろだ』

「分かりましたリヴァイアサン!地龍さん、少し離れて居てください」

『む?やっと人の体で空中いる相手にもだいぶ戦えるとゆうところまで来たのに⋯⋯』

「すみません!」


 ブレスが収まったタイミングで地龍は離れる。


『む?』


 青龍や日向を包む影が近づいくる。

 訝しげに思いながら青龍は上を見ると、そこには大量の水の塊が会った。


『これを一点に集中して我に放った所でそこまでダメージは負わないぞ?』

「それは、どうですかね」


 日向はリヴァイアサンと力を合わせて、リヴァイアサンが頑張って海から運んできた海水を一点に集束させ、青龍に向かって放つ。


「水圧を甘く見るなぁぁ!」

『ハァ!』


 青龍は自分の鱗に火を纏わせ、青龍は火の塊に成る。

 大量の海水が青龍に当たる前に蒸発して水蒸気となる。


「吸引!」


 日向は本当に意味が無い事を悟ると、水蒸気となった水、空中に浮いている海水を吸収していく。

 水を吸収するほどに蒼色の髪が、瞳が、鱗が輝いていく。

 さらに、リヴァイアサンは空中にある海水を集束させ、海水が尽きないように流れを作り安定させ供給をと切らせないようにする。


『挟み撃ちか?』

「どうでしょうね?」


 日向は水を魔力を使用しなくても使える状況になり、無駄に使うように手を地面に向けて大量の水をもの凄い勢いで噴射し、空中に身を投げ出す。

 その間も水を吸収しているので体内にある水が減る事は無い。


 日向が水を集束、剣の形に変えた物を腕に纏い、水の流れを作りチェインソーのようにしていく。

 その右にある水のチェインソーを青龍に振り下ろす。

 青龍は顔の向きを日向に向け、額に当たる部分に火を集束させ、硬質化させる。

 日向のチェインソーにたいし、頭突きで対抗する青龍。


 青龍の額の火が水を蒸発させるが、その度に水蒸気を吸収し、水の流れも消して消さないようにする。

 そのせいか、辺りに衝撃波を撒き散らしながらも日向のチェインソーと青龍の額は触れ合っていない。

 日向は左にさらに水を集束させていく。


「グッ」


 しかし、日向は完全に水の制御が出来る訳でないので右と左両方使うので右の流れが少し緩くなり青龍に押し込まれそうになったが、持ち直しチマチマ左に水を集束させていく。


 勿論、青龍もその事に気がついているが、それよりも自分よりも上空にある水の集束点が自分の真上に無い事や、集束をただひたすらにしている事に警戒している。


 青龍は拉致があかないと踏み、口を大きく開けて火の玉を吐き出す。


「ぬわぁ!」


 ほぼゼロ距離からの青龍の火の玉に反応が遅れた日向は火の玉によって吹き飛ばさせる。

 飛ばされた事によって出来た違う意識のせいでチマチマ意識をずらして集束させていた左の水が霧散し、日向に吸収される。


『ぐふ』


 青龍は横腹に多少の痛みを感じ、その原因となった存在を見る。

 そこには勿論地龍が居た。

 地龍は自分は下がっていろと言われたが参加してはダメとは言われていないので参加した。


 地龍は土魔法で自分の拳にランス形の土を固めて纏わせ、回転を掛けた。

 拳ドリルを使って青龍に打撃を与えたが、鱗が固く、そこまで貫く事は出来なかった。


『小賢しい!』

『聞き飽きたわ!』


 地龍は地形操作と手に入れた人間の体に慣れた事によって出来る跳躍で青龍に接近する。

 地龍が人間の体に慣れるのにそこまで時間を使わなかったのは純粋に地龍の才能だろう。


 青龍と高度を同じにした地龍は両手を合わせて、徐々に開く様にして、その開いた隙間に火の玉が現れる。

 ただの火ではない。

 土魔法も合わせた隕石を模倣した物となっている。

 隕石は上から下なので徐々に降下している地龍が放ったら下から上に行く隕石になる。

 隕石は高所の所から落ちる事によって威力が高い物になるのだが、地龍はそんな事は出来ない。

 青龍はどうでも良いと考え、火のブレスを吐き出す為に口を開けた。

 刹那、地龍の放った隕石モドキが青龍の口をうさぎ、ブレスは打ち止め、地龍が作り出した岩は簡単には噛み砕く事の出来ない地龍。

 さらに、大きさを大き過ぎる事の無いように作り出した岩は青龍の歯よりも少し奥に入った。

 これは地龍の嬉しい誤算だった。


「チェックメイト!召喚サモンリヴァイアサン(仮)!」


 水の塊で作られるリヴァイアサンなので、リヴァイアサン(仮)だ。


『日向!合わせろよ!』

「ええ!」

『⋯⋯⋯⋯』


 青龍は何かを言っているようだが、口を塞がれているので分かる筈もない。

 水の塊で作れた龍、リヴァイアサンは赤い目をしていた。

 翔と共に織田信長と戦って現れたリヴァイアサンの姿をしていた。

 リヴァイアサンは口を開いて一点集中最高威力の全身全霊のブレスを、日向は自分が吸収出来る最大限の水を吸収し、集束、圧縮して構える。


「『喰らえええ!』」

『⋯⋯⋯⋯』


 限界まで目を見開く青龍は逃げようとしたが、日向の体となった地龍が青龍の行動を妨害する為の土魔法を使い、タイミングを合わせたリヴァイアサンと日向の水を受け、水圧で鱗は割れ、貫かれる。

 さらに、リヴァイアサンと日向の最大限の操作を使って青龍の体内に水を為、爆散させる。


 破裂した青龍は黒い塵となった。


 ザアアアアアアアア


 大量の雨と日向と地龍がその場に残った。


「勝ったああああああ!」


 最高超のガッツポーズをした日向。


『そうだな』


 リヴァイアサンも嬉しそうだ。


「え」


 しかし、日向はある気配を感じる。


「あ、翔さああああああああああん!」


 絶叫しながら力尽きた日向はその場で倒れる。

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