リヴァイアサンと地龍
『おい!起きろ!魔物の気配がそこらじゅうにするぞ!』
「ん〜?なのんの話か分からないけど、私まだ寝たい」
『はあ?起きて外を見ろ!そんな意見普通出ないから!』
「でも、私まだ寝たいし」
『いやいや、魔物外たくさん居る。危険。分かる?』
「私戦いとか苦手だし、⋯⋯私の体が勝手に使って良いから勝手にどうぞ」
『いや、普通そうならんだろ』
「でも、私よりもリヴァイアサンの方が強いし、私が戦っても意味ないじゃん」
『⋯⋯ん〜よく分からんが、体、借りるぞ』
「ん、まあ、頑張って。リヴァイアサン」
『分かった?』
日向は普通は考えないような提案を自分の中に居るリヴァイアサンに自分の体の権限を譲る。
「はぁ〜普通こんな所で寝ないよ。気配分かる筈だろうしな」
日向、リヴァイアサンはベットから降りて立つ。
が、立ち方がおかしく足首を挫いて転けてベットに倒れる。
「⋯⋯人間の体は久しぶりだから慣れないな。それに⋯⋯重いし、まずは慣れないと」
数分後
何とかリヴァイアサンは慣れる事が出来た。
「日向には自信を持って戦って欲しいものだ。⋯⋯自分の大切な人を守りたいと思っている癖に⋯⋯訳分からん」
リヴァイアサンは1番気配がでかい東京タワーから離れた所に数個気配を発見し、所々戦っているのも分かった。
「ふむ、同じ龍種の気配がするからそこに行くか。この体を傷付けないように気をつけよう」
リヴァイアサンは水を生み出す能力を持っており、契約した事に寄って日向も使えるが、まだ使いこないしていなかった。
足から水を噴射して同種の気配の所に向かおうとしたが、リヴァイアサンはある事に気がつく。
「この体は人間だから鱗で服の疑似化は出来ないのか、まずは服をどうにかしないと戻った時に運が悪ければ日向の今後に関わるな」
日向と共に過ごした日々を思い出しながらタンスから服を取り出し着る。
「日向⋯⋯サイズが合う服がかなり少ないな、コートでも着ていくか」
服やコートを着終わったリヴァイアサンは自分の能力的に靴は邪魔なので履かないで水を使って気配に向かって進む。
とりあえず地面に着地したリヴァイアサンは1度家に帰って靴を履いてから再度向かう。
水を足からではなく靴の裏から、と努力した。
「く〜まだ足が痛い。まさかこんなに瓦礫が痛いとわ⋯⋯これも人間と龍の違いだな。いや、昔の我が鈍感だったからか?」
リヴァイアサンは『同種同士の戦い』の気配に向かった。
家の屋根を通りながら向かい、視界に入った事で相手が分かった。
「あれは、地龍と青龍か?なぜ、青龍がこの世界に?あいつは『中立』側の龍な筈だが」
リヴァイアサンは地龍と戦っている飛んでいる龍に見覚えがあったようだ。
『ぐあああ』
『ごがああああ』
場は青龍が圧倒していた。
地龍は地面しか移動できないから不利だが、様々な魔法や地形操作を利用して戦っていたが、結局は『空』と『地』の戦いだ。
「ふむ、地龍の奴、辺りに気を使ってるな。とゆうことは青龍が敵か?」
リヴァイアサンはそう結論付けた。
「水よ、鋭くなれ」
この体で動くのはだいぶ慣れたが技を使うのは未だ完璧とは言い難い。
なので、言葉にしてイメージしやすくしたのだ。
「これをキープしながら靴の裏から水出すの辛いな」
それでもやるしかないと考えたリヴァイアサンは右腕から水を出して刃物のようにしていた。
足に意識を向けて水を噴射し右腕を掲げ青龍に向かって振り下ろす。
タイミングを合わせた予定だったが、青龍は気付いたのか、躱す。
『邪魔が入ったか』
「⋯⋯その声、青龍では無いのか?」
『ふむ?人間の体なのに気配が人間と龍の2つ感じるな。契約龍か?それと、我の名前は青龍だ』
「だいたい分かった。我の知っている青龍ではないとゆう事だな。なら、魔王の元へ帰れ」
『地龍との戦いを見て我だけを敵と見なすのはどうかと思うぞ?』
「この会話の途中で地龍がお前に攻撃しないで戸惑っているのが良い証拠だ」
『なるほど、まあ、我はお前を魔王様に対して危険分子と判断した。ここで処す』
「ふん」
青龍は口から火の玉を出すが、リヴァイアサンは水を右手から出して火を相殺する。
場の展開の状況に追い付いた地龍はリヴァイアサンを味方、或いは敵では無い物と判断し、青龍に攻撃を仕掛ける。
(それにしても、血の臭いが凄いな)
あまり想像したくないが、辺りに血の臭いが準満してかなり濃い血の臭いを嗅ぎとる。
(中に居る日向が怯えているな⋯⋯この場を速く終わらせないと⋯⋯。でも、一筋縄ではいかんだろうな)
リヴァイアサンは青龍との戦いのパターンを色々と想定しながら遠距離攻撃を繰り返す。
地龍は魔法での攻撃では無く、地形操作で地面を動かして攻撃するのに切り替えた。
青龍はその全てを躱しながらも魔王よりも上に立つのはダメと考えており、魔王の気配から魔王の居場所を察知してその上には行かないようにしているので、青龍はハンデを背負っているモノだ。
(くっそ、なんだよこの世界!魔力が薄い)
リヴァイアサンは前世の世界と比べながら心の中で悪態を付いて、地龍は問題ないと判断している青龍の集中砲火を余裕を持って躱す。
青龍の攻撃は攻撃までのタイムラグがあるのでそこから攻撃を予想して回避している。
「せめて、日向も戦ってくれていた⋯⋯ダメだ!そんな事を考えるな。我は我の力で勝つんだ」
体は日向、相手は一体に対してリヴァイアサンさんは地龍と共に。
(戦争すらかなり過去の話のこの世界では急に戦えと言っても戦えるモノでは無いだろう。我の価値観がおかしいだけで日向が普通なのだろうな)
青龍が行っている攻撃は火の玉を吐き出して攻撃を繰り返して居るので簡単に躱せるようになった。
「おい、地龍。ここら辺を地形操作で平面にしてくれ!死体も、瓦礫も、小石も、なるべく退けてくれ」
『ぐるる』
「死体は潰れないように一時的に埋めといてくれ」
『⋯⋯!ぐるる』
「死体は埋葬するのが1番だからな」
リヴァイアサンは地龍は頭が悪いと判断した。
(なんで死体を一時的に埋めて隠すとかそこら辺の考えが湧かない?戦闘でその辺を考えれなかったのか?)
『なら、私はまずここら辺を平にします』
「⋯⋯普通に喋れるやん」
『作戦会議は終わったか?』
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