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Bパート

前回。

夜間配達をする際、配達員の時間が余っているケースを紹介した。


「完了になる事が望ましいからな」

『おぉん♡♡はあぁぁっ♡♡』

「ちょっとーー!!音声が駄々洩れですよーーー!!」


根羽配達員も暇だったので、その輪に入るのであった。


「俺がこうしているのも、再配達を無くすための努力なのだ!!!」


ドドドンッと、集中線を入れたいくらいにはドヤ顔を披露するのであるが。カッコがつかない。

ため息をつきながら、山口部長が答えてあげる。


「再配達による不在ってのを、”悪い”って叫ぶ人達が多いが。……そーなるって事は、働いている方だって事だ」

「この場にしますけど、苦情を入れるのは働いてない方達ばかりですよ」


互いに仕事してんだからしょうがねーじゃん。

夜間再配でよくありがちな不在は、道路が混んでいたことによるバスの遅れや、……人身事故などの電車の遅延。……悪天候による影響など。

なんで家にいないの?って言ったら、9割方がお仕事をされています。家で仕事をされている方なら、不在票になることもまったくないですからね。

お仕事だけでなく、主婦の方々だってお買い物に行かれたり、お子様の習い事に付き合ったりしていると思います。


「俺はエロ動画を視聴する!!お客様は焦らないでゆっくりと家に帰れる!!一石二鳥とはこのこと!」



配達員の考えによって、色々と異なるのですが。

私、作者としては。……お客様にどうであれ、受け取ってもらうのがお仕事だと思います。なので、こーいった時間潰しを否定しません。

お客様の中には、19時以降じゃなくて20時以降にして欲しいという方もいるものです(今はもう廃止になったんですけど)。


「こいつがエロ動画を視聴する時間が延びる上に、俺達はこいつにもっと金を払わなきゃいけねぇーんだぞ(怒)」

「堂々とエロ動画を見ながら残業できる仕事って、そうあるもんじゃねぇぜ」

「あんた、社会人失格だよ!!」



廃止にはなりましたが。……それ相応には答えたいところであります。出来る限り、遅い時間に回るのも配達員の腕の見せ所です。

そーいう意味では再配達をさせるなんて、酷い!って言い方はどうなのかな?って自分は考えております。それはそれとして、これを仕事と成り立たせる上で


「再配達が大変だという理由に、人手不足が絡みますし、……なによりムダでしょう、こーいう人」

「はい!なんで仕事中にこんなふざけてられるんですか!?」

「なので最近では、夜勤が専属でいるケースが少ないんですよね。日勤者がそのまま、夜勤業務まで回るのが一般的な流れになってます」


根羽が異常といえば、それまでですが。

配達員が待機している時間が30分~1時間あれば……どれだけ人件費に影響が出るか、分かると思います。そして、夜間配達はお客様のご都合で業務時間が決まると言っていいため、時間の削減が難しいです。なんで、日勤者がそのまま夜間再配までをこなしてくれると、人件費という面では結構浮きます。

とはいえ、配達員からすれば1日通しをやってくれって話なんで、ふざけんなって流れではあります。


「俺達があまりに優秀だという話でするがな」

「エロ動画を視聴しながら言っても説得力0だけどな」

「俺はお客様のためにエロ動画を視聴してるだけだ!再配達のルート構築が大変だーとか騒ぐ奴いるけど、俺は優秀だから30秒ぐらいで支度が終わる!」

「テメェの班は再配達の数が少ねぇーだけだろ。平均15件って舐めすぎだろ」


ピザを頼んだりする方はよく知っていると思いますが、出前として頼むよりも、直接お店にお伺いして受け取った方がお安い値段ですよね?

再配達の問題で取り上げるべき点としては、”配達地域の問題”があります。例に挙げた、ピザ屋の話で言うなら、徒歩2,3分にあるお店だったら、よっぽどのことがない限りはお店に取りに行きますよね?距離に関係なく、出前の料金は掛かります。

再配達で料金をかけたくねぇ作者の心情としては、拠点となっている場所の距離はお客様によって大きく異なります。そして、その距離に比例するように再配達の件数が増加しています。



「当たり前だが、一番遠い地域が再配達の件数が多い。根羽の班は15件だが、さねのところは平均が35件ってところだ。20件以上も差があるし、遠いし」

「そ、そんなに格差があるんですか」

「1つの局で言うならまだマシな話。郵便局によって、再配達そのものがまったくない地域もあるからな。……ここが住宅地中心だから仕方ない話なんだが」



郵便局から近い方々は来局されるケースが多く、その分、再配達の件数が少ないです。

だからといって、19時以降の再配依頼があると、結局、仕事が終わる時間は変わりません。


「もっと仕事をしたらどうですか!?」


そーいう案は実際に提議されてるんですが(局内の政治関係ですが)。


「確かに、近い配達地域で再配達の依頼が少ないところは、1人で2つの班の夜間再配をするべきって話もあるんだけどな」


横目で睨む山口部長。その相手は、当然、根羽である


「嫌だーーーーー!!俺は他所の班の配達地域の再配をするくらいなら、局内でエロ動画を視聴したいいぃぃ!!」

「まー、そーいうわけだ。そんなことはしたくないってのは労働者の気持ちだろうし、……再配達って言っても、確実に在宅してるわけでもないし。速達とかもあるし……、やっぱり班は班でやった方が対応がしやすいってもんだ」


作者の理想論ではあるんですが、

2つの班が合同となって、18時~20時と19時~21時の方を分けて再配した方がいいとは思ってます。勤務時間をしっかりズラして、調整して~……って感じにはしたいんですけど。

お客様からのトラブルも多いんで、なかなか周りが納得するような形にはできないのが、人間達の組織であります。AIとかの業務効率を叫ばれてる中で、AIがこの業務はこーこーで改善できますよって、それが確かに正しくはあっても、中で働く人間達がYESでもNOとでも応えるので、……まー、難しいです。






挿絵(By みてみん)




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