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デメリット

『オレが目覚めるまで何日かかったのでしょうか?。』

 オレにはタイムリミットがあるのだ、一年という期限を過ぎると全て終わってしまう。

体の痛みが消えているので、相当な日数が経過しているのかもしれない。

『だいたい、三日ぐらいね。』



・・・・・・・ありえないだろ。

骨折が三日で治るものなのか?。

短すぎる、最低でも二週間、下手したら一か月経っている思ったのだが。

『早く治りすぎてませんか?。』

『私の特製の薬の効果よ。』

『特製の薬?。』

『この森にあるあらゆる薬草やキノコで作ったものよ。』

すごい効果だな、たった三日で骨折が治るとは。



『それだけのおかげじゃないわよ。』

『あなたたちが寝てるベッドは魔道具なのよ。』

『魔道具?。』

 聞き返してしまったが、おそらく魔法を使ったアイテムの類だろうな。

『魔法技術を使って作られた道具よ、そのベッドはオールが昔、発見したものよ。』

『その効果は寝ているものの回復能力を強化するのよ。』

『それはすごい。』

相当高価なものを使わしてしまったのだろう。

おかげでほぼ完治している。



『そう思うでしょ、でもこれって大きいから運ぶのにも大変だし、置くにもスペースを取ってしまうわ。』

『それに即効性に欠けるのよ、だったら普通の回復薬の方が使えるわ。』

『起動するのにも結構な魔力を消費するしね。』

デメリットを聞いてしまったら大したものじゃないように思えたが、十分すごいだろ。

日本に有ったらひと財産築けそうだ、魔力がないから持ち帰っても使えないだろうけど。



『あと、言い忘れていたんだけど、ロストには他にもデメリットがあるのよ。』

『回復薬などの効果が落ちるのよね。』

『このベッドと回復薬を使えば完治に三日もかからないぐらいの怪我だったんだけど、ロストだから時間がかかってしまったわ。』



 そのデメリットはキツイな。

怪我をするたびに立ち止まっていたら、時間切れしてしまう。

『対処法はないんですか?。』

『簡単よ、いっぱい使えばいいのよ。』

たしかに簡単だ、だが費用が掛かるな。

費用か・・・・あっ!やばい。



『オレ、お金持っていません、治療してもらった上に、食事まで。』

『要らないわ、あなたは村の恩人だもの。』

『恩人?。』

『白を倒してくれたわ、おかげで村は死なずに済んだわ。』

 オレが倒さなくても、いずれ村を出ていっただろう。

オレが戦ったことで村の建物を壊してしまった。

むしろ、仇敵になるかもしれない。

『分かっていないみたいね。』

プラータさんはため息を吐いた。

どういうことだろう?。

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