スキル
『レベルとはこの世界にいる全てが持っているものじゃ』
『レベルが上がると身体能力も魔力も向上していく』
『異世界人であることは関係あるのでしょうか?』
実は原因は推測がついているが聞いてみる。
『わからん、じゃが今まで現れた異世界人はみなレベルを持っていたはずじゃ』
オールさんはそう言い黙ってしまったので、プラータさんがさらに詳しく教えてくれた。
『この世界の人が持つ力は大きく分けて4つあるの、まずはレベル、次にジョブ、そしてスキルと魔法よ』
『レベルはほかの三つの力を得るのに必要な要素なの、それがないということはあなたは他の三つも得ることはできないはずよ』
二人ともかなり驚いているみたいだ。
特にオールさんは茫然としている。
『平気そうね』
『そう見えますか』
実際あんまりショックではない。
普通だったらショックを受ける立場だが、ある意味予想通りだった。
おそらく、召喚陣というものが異世界人にレベルを与えているのだろう。
オレ通ってないしな。
元々持っていないのだ、問題はない。
それにオレにはイリスがいる、さらに白から受け継いだ至高の武があるのだ。
全然羨ましくない、強がりなんかじゃないさ。
『他の三つの力について教えてくれませんか?』
気を取り直して質問を続けた。
オールさんはまだ復活してない、プラータさんに聞く。
『ジョブは身体能力の向上とかスキルや魔法の習得を補助してくれるものよ』
『<鍛冶師>は武器を作るのに有用なスキルの習得しやすくなって、<剣士>は剣を使うスキルの習得がしやすくなるの』
『しやすくなる?、だったら、<剣士>でも鍛冶のスキルを得ることができるのですか』
『ええ、でも効率が悪いし、純粋な<鍛冶師>の方が優れた武器が作れるの』
なるほど、やはり特化した方が上手くなるのはどこの世界でも一緒だな。
『ジョブについてはもういいかしら?、次はスキルと魔法ね』
『実演した方が早いわ、よく見ててね』
プラータさんは少し距離を取り、ナイフを取り出した。
ナイフは彼女の通常装備なのだろうか。
彼女はオレの知らない言語を叫び、ナイフで高速の突きを見せた、その残像で一本のはずのナイフが複数にに見えた。
『これがスキルよ、使用すると体が勝手に動いて各々のスキルに設定されている技を出すことが出来るの』
『叫ばないと使えないのでしょうか?』
だとしたら、相当恥ずかしいな。
『未熟な人はそうね、でも慣れたら考えるだけで発動できるわ』
叫んでくれたら、躱しやすかっただろうに非常に残念だ。




