表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/236

反撃

今日も5話投稿


前話ちょい修正

 予測の的中率はあまり高くない。

だが、賭けに出なければジリ貧だった。



 ガードの上から連打を浴びせられる。

これで三度目だ。

腕に力を入れ、ガードを強くする。

予測が外れたら、この状況に陥ってしまう。

断続的に攻撃を受けており、オレは連撃から抜ける隙を伺っていた。



 なんだか腕に伝わる感触がおかしい。

一度目や二度目に連撃を受けたときとはなにかが違う。

白の挙動を観察していくと、原因が判明した。

オレに叩き付けている拳の形が一発一発違っているのだ。



 何が目的だ?

一番影響を受けている可能性が高いオレの腕に注意を向ける。

攻撃により少し腕が痺れていた。

受けるほどに痺れが増してくるが、仕方ないことだろう。

いや、それだけじゃない。痺れだけではなく、力が入らなくなってきた。

それが目的か!

この技はおそらく力を入れることを妨害するものだ。

これ以上受けると腕を上げることすらできなくなる。


 行くしかない!

白の攻撃にまだかろうじて力が入る腕でガードを固めて、突撃した。

避ける道がないのなら、前に進むだけだ。

近づけたくないのだろう、わずか二、三歩という距離だったが攻撃がより激しくなる。

それを無視して、強く地面を蹴った。

オレの右肩と白の左肩は強くぶつかる。


 そのまま肩どうしで押し合う相撲のような形になった。

抵抗するが、徐々に押し込まれていっている。

「負けて…………たまるかぁ!」

渾身の力で押し返し、最初の位置まで戻すことが出来た。

この状態になって初めて、オレの方が背が高いことに気付いた。

そのおかげで上から押すことが出来る。

しばらく、オレと白の力が拮抗していた。


『脱力!』

 その声に従い、力を抜く。

当然体は一気に押されてしまい、後ろに倒れこんでしまう。

イリスがその指示を出した理由は白を見るとすぐに分かった。

オレがいた位置に強烈なフックが通過しているのが見える。

軌道上にある空気を根こそぎ持って行ってしまうほどの迫力だ。

「今だ!」

『チャンスだよ!』

オレとイリスの声が重なった。


 オレも白も体勢を崩してしまっているが、オレは押し込まれただけだが、白は力の行き場所を失くして前方に体がよろけただけではなく、あの強烈なフックを外したことによる横方向の崩れもあった。

結果、オレの方が早く体勢を立て直すことが出来た。


 そのアドバンテージは大きい。

白はまだ体勢を立て直すことができず、膝をついている。

「くらえぇぇぇぇ!」

その隙だらけの頭目掛け、全力の蹴り浴びせた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ