表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/236

スタイルチェンジ

ちょい修正

 このままじゃ埒が明かない。

オレは覚悟を決めた。

守りから攻撃に転じようと決めた時、それは訪れた。


『腕を上げて!』

 体の前で力を抜き、ブラブラとさせていた腕を持ち上げる。

そこに白の攻撃が命中した。

威力はそこまでなかったが、今日初めてまともに当てられた。

ガードの上とはいえ、ショックが大きい。



「読み違えたのか?」

『違うよ、動きが変わったんだ。』

 構えは先ほどと大きな違いはない。

何が変わったんだ?。

全身をくまなくチェックしていく。

一見違いがないが、よく見れば細部に違いがあった。

今まできつく握られていた拳が半開きになっており、さらに前は地面に密着してべた足になっていたが、今はかかとを上げ軽くつま先立ちになっている。



『左!』

 その声に従い、動いたが避けきれず、掠ってしまう。

『右!』

間髪入れずに、次の攻撃が襲い掛かった。 

慌てて回避行動を取るが、間に合わない。

それから、左右のコンビネーションが連続する。

対応しきれない。



 いくら念話でロスなく指示を伝達できたとしても、オレの対応能力を超える速さで連打されたら、避けきれない。

今まで一撃必殺を狙っていたのに、今はジャブでダメージを蓄積させようとしてくる。

先ほど戦っていた奴とはまるで別人だ。

これでは作戦その二はとてもじゃないが実行できない。



 イリス頼りの回避はもう限界だろう。

打開策を模索していく。

一つアイディアが浮かんだ。

迷っている暇はない。

できるかどうかわからないが、やるしかないな。



「イリス、分担しよう!」

 今も必死に回避の指示を出しているイリスに一方的に話しかける。

「基本は今までと一緒だ」

危険だが、少し距離を開けることにした。

白の攻撃がギリギリ当たらない場所まで下がる。

「何発かに一度はオレが判断して避ける」

『出来るの!?』

「出来る出来ないの問題じゃない、やるんだよ!」

そうしなければ負けてしまう、全てをイリスに頼るのは終わりだ。

今まではイリスの操り人形だったが、これからは自分でも動かなければならない。



 これ以上距離を開け続けるの危険だ。

再び、オレ達は白の暴風域に突っ込んだ。

左右のコンビネーションがオレに襲い掛かる。

最初の数発は躱せるようになったが、だんだん追い詰められていく。

次は右だ!。

イリスの指示より先に体を動かした。

オレには見てから回避などとてもできそうにない。

だから敵の動きを予測して避けるしかなかった。



 白の拳は空を切った。

予測は当たったみたいだ。

その隙に体勢を立て直す。

さっきまであった余裕は消え去った。

作戦の準備と回避の予測でオレは知恵熱が出そうだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ