↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
119/236

VSオール3

 シルバーは横に回避するのではなく、大きく後ろに跳ぶ。

空中で体勢を立て直し、迎え撃つつもりのようだ。

オレとイリスなら無謀だが、シルバーがジュウシンソウを叩き潰すさまをオレは見ている。

ここは信じて、オレのするべきことをしよう。

イリスが稼いだのはわずかな時間だったが、これなら間に合う。

受けろ、白の技を!!!


蒐豪打!!


 オレが選択したのは白極の技の中で最も基本的な技で、蒐連打とは違い、片方の拳の単発の一撃だ。

蒐連打のような連打ではないため一撃の威力は大きいが、トータルで与えられるダメージは蒐連打の方が大きい。

なぜこの技を選んだのかというとジュウシンソウの防御力低下時間はそんなに長くないからだ。

 一発目はダメージが通るがニ発目を当てた時にはもう防御力が元に戻っている可能性がある。

さらにカウンターの危険性も高く、それが即死しかねないものなので、慎重に行動せざる負えない。

さっき焦って蹴りをもらったしな。



 その拳は右ほほに命中した。

白極の技は一部を除いて必殺と呼べる威力を持っている。

たとえレベルがなく、身体能力に補正がなくてもだ。

うさぎぐらいなら即死するぐらいの力を籠めたのだが、オールさんには見たところ効果が薄い。


 

 これが金剛闘虎の防御力か。

感触は丸太を殴っているみたいだった。

本当に人を殴ったのか疑ってしまうほどだ。

 白極じゃなかったら、オレにダメージが入っていたかもしれない。

ジュウシンソウを放った直後でこれだったら、平時はどんだけ硬いんだろうか。

試すつもりはないが、興味が湧いた。



 オールさんがオレを睨み付けている。

その目に強い怒りと狂気が感じられた。

どうやら注意を向けるのに成功したみたいだ。

見た目ではわからなかったが、少しはダメージがあったようだ。

これでシルバーの負担も減るだろう。



「お主程度の未熟者に攻撃を受けるとはのう」

 自分のほほをさすりながらオールさんは言うが、軽く挑発が入っていた。

未熟者という言葉に侮蔑の念が込められていたのだ。

少しムカついたが、オレが未熟なことぐらい自分が一番知っている。

ただ言われっぱなしは癪なので少し言い返そう。



「未熟者の攻撃を受けるあなたも同じ、未熟者じゃないんですか」

「儂が未熟者じゃと?。舐めるなよ、小僧が」

オールさんが発する殺気が強くなった。

思った以上に効果があったみたいだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。