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決断

昨日間違えて投稿できてなかったみたいです。

今日2話投稿されているので前話から読んでください

☆プラータ視点 

約一ヶ月前 修業初日の深夜


 エチアの木の前に私は来ていた。

実はまだ熟していないので収穫じゃない。

二人が旅立つころがちょうど食べごろかな。



 この木は村の大事な産業の一つだけど、私にはもっと大きな意味があるの。

姉さんはここで眠っているんです。

今日は報告のために来たのよ。

「姉さん、私たちに二人の弟子ができました。」

「イツキ君はとても実直な子よ、昔のオールを見てるみたいだわ。」

「イリスちゃんは素直だけどとても危ういわ、イツキ君のためならなんでもすると思うの。」

「二人ともとてもいい子で、とても強いわ。」

「なんたって奴らの一角を倒したのよ。驚いた?。」

それから私は二人の印象をエチアの木に話しかけた。



約二週間前 エチアの木の前の修業後


「驚いた?、オールが獣転拳を基礎とはいえ、イツキ君に教えたの。」

 エチアの木に向かって興奮気味に話す。

ダメ元で彼に頼んだのだけど、本当に教えるとは思っていなかった。

獣転拳はオールがはるか昔に捨て去ってしまったと思ってたわ。

でも、彼は忘れてなんかいなかった。

それがたまらなくうれしい。

二人を弟子にしてよかったわ。



約一週間前 虎の試練の後


「私は師匠としては不出来かもしれません。」

 あの試練でイツキ君に殺人を強いてしまった。

必要なことだったけど、彼の苦しむ顔を見たら、ひどく後悔してしまう。

姉さんが私にしてくれたみたいに覚悟の話をしたけど、異世界人の彼に伝わったかどうかわからないわ。

それに覚悟を身に付けさせるはずだったのに中途半端になっちゃったし。


 「姉さんだったらもっとうまくできていたのでしょうね。」

どうしても私は姉さんと自分を比べてしまう。

全然駄目ね、私なんか。

こんなんじゃ二人に笑われちゃうな。


 その時、私の頭の上になにかが落ちてきた。

当たる前に掴んだそれは実だった。

姉さんが激励してくれているのかしら。

その実をひとかじりし気合を入れた。

師匠としてしっかりしないと!

明日はイツキ君のケアしよう。



そして、今日に至る・・・


「あの子たちはオールにいい影響を与えてくれたわ。」

「二人は止まっていたオールの時間を少しだけ動かしてくれた。」

 あの子たちはチャンスを私に与えてくれた。

たぶんこれが最後のチャンスだと思うわ。

「明日、私は姉さんと同じことをします。」

「だから、姉さん、どうか私たちを守ってください。」


 私はエチアの木から背を向けた。

次に来るのは全て終わらせる日よ。


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