変わらない未来
「あなたが悪いんだよ。」
前エピソードの件から3日後。
奥さんは打ち明けてくれた。
新しく男の人を探していたと。
驚きはしなかった。
残念
ただただ、それだけだった。
聞けば僕が悪いらしい。
自信がなくて、不安になってばかりの僕に
不満があったらしい。
まぁ、そんな人は見ていて面白くはないだろう。
自信も不安も君のせいなのに。
込み上げる思いを必死に抑えた。
奥さんは感情的に話をしてもダメなタイプだ。
理詰めと言うのだろうか。
こうだからこうした、あなたがこうだったから。
じゃあ仕方ないよね?
なんか文句ある?と言った具合だ。
僕は口が上手くない、だからいつも思いだけが
詰まって言葉が出てこなくなる。
僕は奥さんにこの件に関して全く信用がない。
今まで不安になっても寄り添ってもらえたと思ってはない。
お互い携帯が見合えるようにしてみたって
最近流行りの位置情報共有を使ったって
「やってない」の一言の裏で
今まで何度も裏切られてきた。
なのに不安になってしまっても
「やれる事やってるし」
それだけだ。
僕はいつも安心材料を探していた。
自分だけで何とかするしかない
協力してほしくてもしてもらえないから。
それに
今までの時もその時その時で僕に不満があって
そういう事をされていた。
今回の事の不満が取り除けたとしても
また何かに理由をつけてそっちに走るだろうと
そんな風に思ってしまった。
正直もう限界だった。
悲しさも通り越して
空っぽになったところに
怒りや虚しさばかり溜まっていく。
心が毒でいっぱいだった。




