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水面が揺れて


あれから数日後。




とある湖の畔に車を停める。



今日の天気は曇りだ。



夕方からは雨が降るらしい。



僕はこの場所が好きだ。


水面を見てるだけで落ち着くから。



あれから奥さんとは何回も話し合いをした。



奥さんの僕に対する不満は隠し事をするから。


誰と連絡してどんな話をしたとか。


その日あった事とか。


奥さんに聞かれてから

あーそういえばこんな事あったんだよね

この流れだと隠されてたってなるらしい。


つまり奥さんに聞かれるよりも先に

その日あった事とかを先に話してしまわないといけない


まぁ、そんな事言ったら奥さんは誰とどんな話をしたか逐一教えてくれるのだろうかって話だが。


僕にだって不満はある。

男の人関係にだらしがない所とか。

1番はそこだけど。



全く別の人間同士が一緒になってるんだから

不満なんて出て当たり前だろう

大きかろうと小さかろうと。


不満があるから相手の嫌がる事をする。

子供が気に入らないから友達を叩いたのと同じではないだろうか。

悲しいかな。



離婚を本気で考えてお互い話し合って。

それでもお互い本当は一緒に居たかったね

なんて話して。


もう一度頑張ろうって話をした。


奥さんは僕の目の前で男の人の連絡先を消した。


僕は奥さんの言う「隠し事」にならないように

精一杯寄り添う事を約束した。


お互いこれでダメならその時は

もうダメだろう。



本当に大切な人だとは思う。

たくさん傷付いたけど。

終わらせ方を忘れてしまう。

つい許して一緒に居たいと思ってしまう。

信用出来ないのに期待してしまう。



不安も不満も安心も不信も

楽しいも悲しいも寂しいも

嫉妬も怒りも

愛してるも


全部混ざって


僕の中で


温かくて

冷たい


僕だけの毒になる。



もう少しだけ歩いてみようかな


いつか自分の毒に負けるまで。



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