第52話 発覚しました(2度目)。
魅了の★はどう足掻いても減らない運命なんだって分からされました、おはようございます。
【おはようございます、天羽様】
このままアンナさんを召喚したらその時のボクはどうなるんだろうね?
【( '◡' )】
だから恐いんだってば!! その顔文字気に入ったの!!??
【かわいいので天羽様が気に入ってくれるかな、と思いまして】
確かに可愛いけどね、昨日も言ったけどお喋り的に恐怖が勝つんだよ。本当にどうやってボクに伝えてるの……? あ、守秘義務なら訊かないから教えなくて良いからね。
【お気遣いありがとうございます】
さておき、アンナさんを召喚するしない、は、成虫になったボクの判断に任せるとして。
【お逢い出来ないのですか!?】
過去一語調が強い。ボクも逢いたいんだけどね、身の危険が想像以上の可能性がめちゃくちゃ高いな、って。その上でボクの解呪が間に合うか分からないし、そうなると嫁入りエンド確定になっちゃうから夫としてどうしようかな、って。
【嫁入りエンドは確定ですが、──解呪さえ出来れば宜しいのですね】
確定じゃないです!! それはともかく、ちょっとアンナさん、今まで解呪に本気じゃなかったってこと!? さすがに酷くない!!??
【捜査はしていましたが気乗りはしなかったので、天羽様の保護方面に注力していました】
なるほど、方法を探しつつも見つからなければ良いと願っていた、と。
【申し訳ございません】
これからちゃんと探してくれるなら良いよ、あとボクが夫だと認めてくれれば。
【後者は全力で拒否します】
……うん、まぁ、取り敢えず男に戻れれば【自主規制】は回避出来……、ねぇ、アンナさん、どうやってボクの思考に介入したの? 顔文字以上の恐怖案件?
【私ではないですが、世界側からの介入は普く生物に対して時折にあることなので】
顔文字以上の恐怖案件っぽいけどそれ以上にどうにもならないやつ……。だけどどうにもならないなら気にしてもしょうがない、忘れよう。とにかくまずは解呪!
【畏まりました】
で、アンナさんが解呪方法の捜査に本気を出し始めたから守りが手薄に
【それだけは絶対にあり得ません】
ならないみたいだけどそれはそれとして、結界の維持だけはちゃんとしておかないと。
現時点で綻びとかはないし、毒も作用してるっぽい。今は魅了はオフだし、ただの防御モードとしては上出来でしょ。でも慢心すると碌なことがない、と先人が言ってる気がするので。
【誰ですか、先人】
ボクも良く分からないけど、金言ではあると思うよ。なので油断しない!
結界は使えば★が増えるのでこのまま、毒は使うのと自前の毒が強くなれば付与も強くなるらしいので、ハチと葉っぱをもぐもぐする!
葉っぱ! 今日も不味い! ある程度を食べたら回復魔法!
口直しにハチの幼虫! 美味しい! たくさん食べれる幸せ!
以上をエンドレス。成虫まで残り1週間もないと思う。それまでにどれだけ食べられたか、でボクの成虫ライフが決定すると言っても過言ではない。毒もそうだけど体格とかね、虫だし少しでも大きくなっておかないと貞操以外の危険が増える!
【貞操の危機だけはなくならない、と】
アンナさん、貴女が原因です。




