第51話 ファンサしました。
★10個以上がヤベェってことだけしかわからなかったけどそれ以上に、知ったらもっとヤベェことになってたような気がするから、今後も知りたくないです。
【賢明な判断かと】
で、そのヤベェことにならないためにも魅了の★をどうするか、っていう議題なんだけど。
【★が減るのは寂しいです、天羽様】
おめめうるうるさせてお願いしてくるアンナさんの幻覚が見えるし、ボクもアンナさんからの好感度が下がるのは嫌なんだけどねぇ、身の危険を感じるんですよ、そりゃもうひしひしと。
【ちなみに魅了の★と好感度の互換性は一応のところ、ありません】
分かり易いから使っただけで理解はしてる心算だよ。話を戻すと、ボクもお嫁さんのかわいいお願いは聞いてあげたいんだけど、身の危険がすぐそこにあるなら話は別かな、って。
【何が何でも妻の身は私が守るのでご安心ください】
身体は安全でも貞操は全くを以て安全じゃないから喚いてるんだけどね???? あとボクが夫!!
【気の所為では】
露骨にはぐらかすよね。ボクが夫なのは気の所為じゃないし、さすがに流されないからね。
とはいえいつも助けてくれるアンナさんが嫌がることをするのは、ボクだって嫌だ。なので!
【なので?】
ファンサします。
【????????】
アンナさん、魅了の★を召喚の★に移動させてボクと物理的に触れ合うのと、このままずっとボクと触れ合えないままお喋りだけで愛し愛されの関係、どっちが良ーい?
【魔性!! 悪女!! これ以上に私を誑かしてどうする心算ですか!!】
【生命核の消費効率を最適化します】
【権限干渉中、消費する生命核に対する現在能力値の最適化を行います】
【権限干渉中、魅了 の能力値を 召喚 及び 幻覚 の能力値へ移植します】
【権限干渉中、現在能力値の最適化を行います】
【能力値の移植が完了しました、結果を表示します】
召喚:★★★★★★☆
魅了:★★★★★★★★★★
幻覚:★★☆☆☆
【勝手ながら召喚への移植のみでは変換可能な魅了の能力値が余ったので、幻覚の★を上げさせていただきました】
うん、それは良いんだけどね。何か他に言うべきことあるよね? あと情緒大丈夫?
【何一つありませんし情緒にも問題ありませんが?】
いやあるよね、いつものことだけどどうして魅了の★が減ってないの? 瞬間的にヤベェ領域に突っ込んだってこと? あとボクは魔性でも悪女でもないです、いずれ男に戻る予定だし。
【( '◡' )】
こわいこわいこわいこわいこわい!! ねぇ、お願いだからせめて言葉でお喋りしよう? 文化的な遣り取りしよう!? ていうかどうやってこれボクに伝えてきてるの!!??
【守秘技術になります】
愛しのお嫁さんがこんなにも恐い。
【かわいい妻はおびえていても可愛い】
もうやだ今日は恐いしかない、もう寝よう。




