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NVN

NVNとはNPCVSNPCの略である。


基本的にはプレイヤー対プレイヤーのPVPが盛んに行われるディオス・オンラインだが、自分達で作った自慢のNPC達を戦わせる大会などを開催して競い合っていた。


そしてその大会で優勝したプレイヤーこそがアンヘーラ=カナ・アルマゲドンなのである。


因みに大会は、6体のNPCを登録してその中から3体のNPCを選び1体ずつ戦わせて先に相手の3体を倒した方の勝ちだ。大会で勝ち上がるコツとしては、どんな相手にも対応できるNPCを出すのが鉄則だ。その為中々の万能性を誇るタランは大会中の選出率は2位だった。


その為NPCの中では比較的有名なのが、タラン・チャーネルドなのである。


そしてそんなタランと敵対するNPCは、シャドウ・ダークネスの1番最初に作ったNPC。悪魔の上位種

影悪魔(シャドーデーモン)のダークネス・シャドウ

大会において、タランではなく、ラフテラにボロカスに負けたNPCだ。


「それではいただきます。」


「お、お前は、あ、あ、アンヘーラの所の、タランチャーネルド。先程から騒ぎは貴様の仕業か!」


影の斬撃(シャドークロー)】【まな板!】


ダークネスが放った斬撃はタランが出した防御スキルまな板で塞がれた。そして、


「今の質問に答えるなら半分正解ですね。私とフーリス様。そして偉大なるマスターの仕業が正解ですね。」と言ったと同時に


【ドゴオオオオオオォォォォォォンゥゥ‼️】と大きな音が鳴り響いた。


「如何やらもう終わったようですね。ではマスターに続き私も終わらせるとしますか。」と私は包丁を構えたのだが、


「シャ、シャドウ様ぁあぁあー!」とダークネスが音のした方に向かって凄い勢いで飛び出した。


主人の危機に気付いたか?だけど行かせない。


蜘蛛の巣(デス・キッチン)


勢いよく飛び出したダークネスはタランの作り出した結界によって弾かれた。


「邪魔をするなあぁぁ!」と振り返り、悪魔特有の長い爪でタランに切り掛かった。


しかしその爪がタランに届く事は無かった。


「長い爪は危険なのでしっかりと落とす。最高の料理をするには下処理がとても大切なんですよ?さて次は翼を落として、角を落として、それから皮を剥いて、内臓も取り出す。やる事が沢山ですね。」


「調子に乗るなよおぉー!俺と貴様は同レベル!そんな上手い具合に行くと思うな!」


とダークネスは自身の影の形を変えた。


「なるほど。肉体と影の形は常に表裏一体。影の形が変われば貴方自身も変わる。それが貴方の本気という訳ですね。」


そういいながら私は包丁を構え、真っ黒なドラゴンに姿を変えた、ダークネス・シャドウと対峙した。


【陽炎!】ダークネスはタランに向かって炎を吐き出した。


しかしタランは炎に怯む事なく突っ込んで行った。そして、


【金剛おろし】  そのまま角に向かって飛びダークネスの角をおろしたのだ。


このスキルは大根おろしのように物体をおろすスキル。切るじゃなくておろすので拷問技だ。


しかし角をおろされたくらいでは怯まないダークネスは、タランを力づくて振り払い再び、


【陽炎】を放った。しかしタランはノーダメージ。


「貴様何故炎が効かない。」


「何故?おかしな質問をしますね。炎が怖くて料理人が務まるとでも?」


「クソが!影の斬撃(シャドークロー)


【フライ返し】


「如何ですか?自分の斬撃は美味しいですか?」


私は自分の斬撃で倒れたダークネスを見下ろしながらそんな事を言った。


……疲れた。ダークネスを圧倒している私だがかなり体力を消耗していた。


私がダークネスを圧倒できた理由は、蜘蛛の巣(デス・キッチン)を展開出来たからだ。コレがなければここまで優位に戦う事は不可能だ。


しかし長時間使うのはキツイ。だからとっとと終わらせる。


「そろそろ私も本気を出して上げます。」


次の瞬間タランは自分の顔に手を入れた。


「ミチチチチィ」と嫌な音を立てる。そしてタランは顔を外した。いや顔ではなく仮面を。


仮面を外したタランは蜘蛛だ。料理を作る者の見た目が悪いと雰囲気を損なうと考えている為普段は仮面をつけているが、本気で戦う場合のみ仮面を外し戦う。そして、後ろに生えている6本の足にも武器を持たす。フライ返し、おたま、ピーラー、おろし金、フライパン・まな板。


コレがタラン・チャーネルドの本気である。


「一瞬で料理して上げます。」


【フルコース】


フルコース。タランが持つ最強の技。蜘蛛の巣(デス・キッチン)の中でしか使えない。1日に一度しか使えないというデメリットこそあるが最強の技なのである。 


【前菜】 私との対峙


【スープ】 垂れ流す糞尿


【魚料理】 逃げる事のできない恐れ


【肉料理】 切り刻む肉塊


【主菜】 痛みで震える顔


【サラダ】 逃げ出せた喜び


【デザート】 甘くない現実


【ドリンク】 最後の一滴まで絞り出した血液


「コレにて調理完了。ご馳走様でした。」









キャラ紹介

タラン・チャーネルド

身長152cm。体重47kg。年齢17歳。

全身真っ白なコック服で身を包み、自身の背丈より遥かに大きなコック帽を被っている。肌は白く顔は人形のように整っており、表情は無い。髪は金髪のショットカットだが衛生面に気をつけてる為お団子に結び隠している。特徴的なのは背中に生えた6本の足。


NPCの中で唯一2段階変化があり一つは、作り物である仮面を外す事で蜘蛛の顔を曝け出す事。そして本来の姿は、


体長7M。体重320kg。


コック長として生み出されたNPC。料理スキルに特化したおかげで様々なレアスキルを取得していて四聖盾より強い。様々な効果の料理も作れるのでサポートとしても、優秀。カナが作った全NPCでも二番目の強さを誇る。実は人喰い。


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