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歴史好きな異世界転生者は民主主義を掲げます  作者: 水道 すくね
第二章新しい国家にくるのは風雲の兆しか
34/45

アルベルトの選択

投稿させていただきました

新章です

謁見宜しくお願い致します

 シュバルツヴァインズ王国建国式の中、突然、巨大に鳥に乗った白に黒の十字に鷹の旗を掲げた重厚な鎧を装着した者達はニールヘンの広場に降り立った

 

 マッテオ参謀長がアルベルトに

「あの連中が掲げてる旗はカトレアの旗ですな」

 

 アルベルトはマッテオ参謀長に

「ではカトレアは何の目的で来たのでしょうか?同盟か……まさか宣戦布告ではないでしょう」

 

 マッテオ参謀長はか

「まさかあの人数で宣戦布告もないでしょう……」

 

 すかさず黒色獅子騎士団が剣を抜いて取り囲む


 しかし巨大な鳥に乗った者は動じず鳥から折り立つと中から一際精緻の鎧の者が兜を外した。兜を外すと若い赤毛の女性であり、その女性が

 「建国式の最中失礼する!私はカトレア公国軍第二師団師団長であるカテリーナ・サルヴァドーリ公だ!この度シュバルツヴァインズ王国建国の祝い、兄ヘルグレット・アドルナート大公の変わりに祝辞しよう。貴公と是非、話をしたい!式典の後に話し合いの場を設けてもらってよろしいか?」



 アルベルトは

「式典はこの歓声で終わりとする!黒色獅子騎士団よ剣を納めてこちらまで案内してくれ!」


 すると後から巨大な鳥に跨った軽装のマントに覆われた男が見知った男を乗せてやってきた


 巨大な鳥から降りた軽装の肩からマントに覆われた男は

 「やれやれとんだ。提督ですな。それよりこの街は素晴らしいですな……」

 

 サルヴァドーリは

「アルバネーゼ。思ったより速かったな。今からアルベルト殿と話をする付いてこい」


 アルベルトは見知った男を見て

「これはベッカー殿どうして!?」


 ベッカーは

「商人ギルド、フェアタイルングの長としてカトレアとの商談の際に便乗させてもらったのですよ」


 マッテオ参謀長がアルベルトに小声で

「そうやすやす商人ギルドの長がカトレアの軍に便乗するとは思えはせん。何か裏があるのかもしれません……」


 アルベルトは真剣な顔で

「とにかくカトレアとの同盟とはシルニチア朝との事もあるので慎重にします」


…………


 こうしてアルベルトとサルヴァドーリ公は玉座の間にテーブルを置いて椅子を挟んで会見を開いた


 サルヴァドーリ公が先に

「この度、急な会見失礼した。それにしても、あの黒い鎧の面々かなりの精鋭と見受けられる」


 アルベルトが次に

「あれは黒色獅子騎士団と言う我が国の主戦力ですよ。それにしても威圧して失礼しましたね。それにしてもあの巨大な鳥はグリフォンと言う名でしょうか?」


これはアルベルトが転生前に知っていた知識だった


 サルヴァドーリ公は

「そうだ。よく知ってるな。海上戦では戦力になる。数は少ないが……」


 アルベルトは次に

 「それにしてもカトレアの大公の妹が一軍の司令官とは……それに兄上とは姓が違うようで」


 サルヴァドーリ公

「我が国の大公は常にアドルナートと言う姓を一人だけが名乗るのだ。私は複雑でな。母方のサルヴァドーリ姓を名乗っているだけだ」

 

 アルベルトはサルヴァドーリ公をやや睨み

「それで今回こられた目的はただの国家建国の祝辞ではないでしょう?」


 そこへサルヴァドーリ公は懐から金貨を数枚取り出し、一枚の金貨をテーブルに置き指はそのまま金貨を差して

 「我がカトレアはこのゴルドバを攻略しようとした!しかし何処かの入れ知恵で講和となった!しかしここを攻略できれば!次に!」


 サルヴァドーリ公は金貨を順序よく並べ指を指しながら

「次は港街ポートセン!そして次にパルミアそして次は……」


 アルベルトは落ち着いた様子で

「ポーツマステアか……するとカトレアはシルニチア朝パルシャワと戦火を開くと……  」


 サルヴァドーリ公

「うむ。アルベルト殿が平野からシルニチア朝を攻めてくれて、そしてそちらの大砲とやらを貿易の品としてくれたらポーツマステアを落とすこともできるだろう」


 アルベルトは今参謀長のマッテオに相談するような無様ま様子を一大国の君主としてできない事を悔やむがここはサルヴァドーリ公の腹を見抜く事にした。そして

 「サルヴァドーリ公。もし大砲をつかいポーツマステアを攻略したらどうなさるのか?」


 サルヴァドーリ公は

「シルニチア朝は固有の海軍力はそこまではない……そのかわりにポーツマステアからさらに東の大国、紫霄ズーシャオの海軍に守ってもらってる」


 そしてサルヴァドーリ公はポーツマステアを指した金貨を放し新しい金貨をポーツマステアから放れた先に置き

 「我らカトレアは裏で紫霄と同盟する事ができた!そこで!ポーツマステアからの防衛を放棄されたらポーツマステアは巨大な防壁だけの都市となる!そこを大砲を用いて攻略する!」


 サルヴァドーリ公は落ち着き

「これが私の方針だ。無論シルニチア朝のチブリア川流域の広大な大地は貴殿の物だ。どうだ。悪い話でないだろう」


 アルベルトは考えた。この威厳のあるサルヴァドーリ公の前でマッテオ参謀長に相談する事は恥になるしシュバルツヴァインズ王国を軽んじられる

 そこで考えた結果アルベルトは

「それならばアルガール二世の手を取りましょう。理由は二点!シルニチア朝パルシャワは部族の長の中で選ばれた長であるアルガール二世に部族が集まり戦を行う事!軍を2つに分ける事ができずに我がシュバルツヴァインズ王国はシルニチア朝パルシャワと総力戦となり、その漁夫の利を得たカトレアが我が国に進出する可能性がある事!もう一点はこちらの港街ネレウディアを見たでしょう!我々も巨大な戦艦を建造している事!我が国はカトレアと戦をする戦力があります!」


 それを聞いたサルヴァドーリ公は笑い

「ハハハ!よく大言壮語を叩くな貴殿は」


 さらにアルベルトは畳み掛ける

「貴方と話してるうちに貴方の本心が少し分かりました!貴方はポーツマステアを攻略したら独立しカトレアを兄から簒奪する可能性がある!」


 その時サルヴァドーリ公の参謀アルバネーゼが乗り出し

「貴様!!!」

 

 「ハハハ!よいアルバネーゼよ!」


 そうサルヴァドーリ公は笑いそして落ち着き

「貴殿の参謀はなかなかの手練だと聞くもし

 離間の計を我が国内でやられたら困るな……ではカトレアとの同盟は叶わぬか……」


 アルベルトは

「目下の敵はアルネスト帝国です。同盟を結ばなくてもアルネスト帝国はお互いの敵でしょう。無理に同盟もいたしませんが貿易で大砲をいくつか融通は致しましょう。それでどうですか?」


 サルヴァドーリ公は

「アルベルト殿は喰えぬ人物だな!よろしい!しばらくは様子を見させて頂くとしよう!どうせ今回の訪問は同盟よりそちらの情報が欲しかったのだ!それに同盟なら兄であるヘルグレット大公と私抜きでできるしな!アルバネーゼよ!ここは引上げるぞ!」


 参謀のアルバネーゼは

「かしこまりました殿下!」


 その時帰り際にサルヴァドーリ公は振り向きアルベルトを見て微笑み


 「私が率いるカトレアを舐めるなよ……では!」

 

 そう言ってサルヴァドーリ公率いるら一行はグリフォンに乗り帰っていった


 アルベルトは

「私が率いるカトレアか……マッテオ参謀長どう思います?」

  

 マッテオ参謀長は

「まるでカトレア軍は、あのサルヴァドーリ公に率いらてる様に思えますな、あのカリスマですし……」


 アルベルトは

「それより大砲はできるだけ見かけは良く粗悪な物を頼みます」


 マッテオ参謀長は

「一時しのぎではなるでしょうが時間稼ぎにはなりますな……それにしてもよくシルニチア朝と手を組むとはよく大言壮語を言ったものですな」 

 

 アルベルトは

「まあマッテオ殿の言を言うなれば戦況は時と場合により変わります。とにかく様子をみましょう。それにアルネスト帝国を滅ぼす事は変わりませんから……それに私は」


 マッテオが

「私は?」


 アルベルトは呟く

「あの個人の感情で国家を左右するのもあれですが……あのアルガール二世の人間性に惹かれてるのかもしれません」


 こうしてアルベルトは思わぬところで国の命運をきめる事になった


 そして運命となるサルヴァドーリ公との初めての対面となった

 



 


 

 

 

 

 

閲覧していただきありがとうございます

作品を作成する中でこれほど外交というものを描くことの難しさを考えさせられました

時間稼ぎにしましたが裏も考えてます

またカトレアのサルヴァドーリ公はあきらかにある作品のキャラクターのオマージュです(笑)有名な作品ですので分かる人は分かると思います

また毎日投稿させていただきますのでよろしくお願い致します

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