ヴェストブルク侵略戦争 中編
投稿しました
ぜひ閲覧宜しくお願いします
アドリア将軍がヴェーリングルトに戻りツァイト王子との一件が終わったその夜
アルベルトは陣を敷いたキャンプの前で一人でヴェストブルク王国の首都ヴェーリングルトを見ていた
マッテオが命じて放ってる大砲の音だけが聞こえる
そこへマッテオ参謀長が来て
「ここにいたのですね……やはりツァイト王子がことですか?」
「はい考えても意味がないことですが……それよりアドリア将軍や人質同然のペトロネラ小将の事をなんとかしないと……」
「そうですね。私は軍師として持久戦が得策だと考えましたが、平民の被害が大きくなると話は別ですね」
「なんとかして相手に出てきてもらえると策はありますが……」
「一度戦火を開き敗残する兵の中にヒューベンタール中将率いる山猫部隊を紛れ込ませる策ですな」
アルベルトは
「はい、最初はアドリア将軍が帰参する部隊に紛れ込ませるのも良かったのですが武器を没収される可能性がありましたので……」
「まあアルベルトさん、キャンプで各将が待っております。大将であるアルベルトさんに来て頂けないといけませんので……さあ会議に参りましょう」
「そうですね。マッテオさん大将の僕がこんなのではいけませんね」
そうしてキャンプの中で評定を開いた
アルベルトは
「待たせたな諸君では今後のヴェーリングルトを攻略する為の会議を開こう。まずツァイト王子の命をかけた事により王族や貴族の間に亀裂が生じたと思う。さらにアイネス教の信者にまで斬りつけたという演出までしてくれた。ここは持久戦ではなく早期決戦にしようと思う。ヴェストブルク王国も我が国の版図に加えるのだからな。肝心の民衆の命に危害が及ぶとなると身も蓋もない」
マッテオ参謀長が
「アドリア将軍がどういう行動を撮るのかもですね。戦というものは時と状況によっていつ変わるかもしれませんので……まずは白鷹騎士団に出ていただくのがよいのですが……これは戦術というより心理戦ですが……」
アルベルトがヒューベンタール中将に
「ヒューベンタール中将、もし敵が開城し戦火を開いた際は、負けた敗残兵の中に紛れこんでくれないか」
ヒューベンタール中将も
「分かりました。平民は困ると思いますが食事等を焼き祓います。それでもアルベルト陛下の名声は落ちないようにしますよ。白鷹騎士団の名前で焼き討ちします。その後、陛下は民衆に食事を与えるのです」
マッテオ参謀長も
「ヒューベンタール中将の策が良策だと思います。しかしヒューベンタール中将、気をつけてください。アイネス教の影には魔族がいます。この大砲の音で向こうも疲労困憊するのを待つのも時間がかかります……あの白鷹騎士団の団長のユルゲン公爵が酒に溺れてるといいのですが……」
アルベルトは
「なるほど酒に溺れればその気は強くなります。ここは奴らの目の前で鹵獲した白鷹騎士団の旗を燃やすとしましょう」
マッテオ参謀も
「それが良策ですなアドリア将軍とこちらの軍で内と外から責めるそれこそ、理にかなってますな」
アルベルトさ
「とにかく日が昇ると同時に白鷹騎士団の旗を燃やして様子を見よう。マッテオ参謀長の言う通り戦争というものは時と状況によりいつどの様に変わるかは分からない。諸君明日に向けて休むように。では解散とする」
…………
そして明朝早速、白鷹騎士団の旗を燃やす事にした
そしたらヴェーリングルトの門が開きユルゲン公爵率いる白鷹騎士団と大勢の兵士が出陣してきた
ユルゲン公爵が
「我が名誉ある旗を燃やすとは愚策だったな!だが誘き出されたのではない!これは我ら貴族の命をかけた戦いだ!さあ皆の衆!小賢しい策を行なった奴らを血祭りに上げようではないか!」
敵の兵士の中から怯えて動けない者達がいた。白鷹騎士団の面子は
「この軟弱者め貴様らは我ら貴族の盾になって戦うのが道理だ!低脳な連中は身分により秩序が守られるのが分からないのか!」
そう言って剣を怯えてる兵士に向ける。そうしたら高々に演説をしていた白鷹騎士団の一人をヴェストブルク王国軍の兵士が後ろから斬りつけた。斬りつけられた白鷹騎士団の一員はその兵士を切り伏せ
「この平民がなにをするか!」
そう言ってその兵士の首を跳ねた
アルベルトはそれを見てマッテオ参謀長に
「これではこの国の秩序も末ですな」
「さあアルベルト殿!先手必勝です!あの軍勢に突撃を!しかし平民の兵士にはできるだけ手は出さないようにあの白鷹騎士団にだけを目的にしてください!」
アルベルトは
「分かりました!ラングベルド!」
「ああ分かってる!」
そう言うとラングベルドは黒色獅子騎士団の面々に
「さあ諸君の中には奴隷から我が黒い悪魔にに所属する者もいるだろう!身分の違いが自分の力ではないことを思い知らせてやろう!さあ!あの坊や達の馬でも頂くとしようじゃないか!」
それを聞いた黒色獅子騎士団は笑うものや息鷹揚としてその敵である白鷹騎士団を見るものそれぞれだが戦意を見せて剣や槍を掲げた
アルベルトは
「ではいくぞ!たが敵はあの貴族達だけでいい!できるだけ一般兵を避けるように!」
そうして総攻撃をした
陣頭で盾になってる一般兵はまるで道を譲っているようですぐに後続にいた白鷹騎士団と刃を交えるアルベルトとラングベルド率いる黒色獅子騎士団
ついにユルゲン公爵とアルベルトは再び剣を交えた
アルベルトが
「まだ貴様は盲目なのか!もう貴公達が幅をきかせるヴェストブルク王国は終わったのだ!」
ユルゲン公爵も
「なにを言うか!我ら貴族が民衆の陣頭に立って政治を行うのが最もよく効率よく国は成り立つのだ!愚劣な平民は我らに導かれる事により動けばいいのだ!」
アルベルトは
「なにが陣頭に立つか!この愚か者が!」
そう言ってユルゲン公爵の剣を刀で払い足でユルゲン公爵を蹴飛ばした
落馬したユルゲン公爵は
「だれか!この卑しい奴隷に制裁をあたえろ!」
そしてユルゲン公爵は撤退命令も出さずに逃げ出そうとした
そこに逃走していく一般兵に
「貴様は我らの盾になるのだ!これは我が高貴なる貴族の命令だぞ!」
しかし一般兵達は逃走していく
ユルゲン公爵は
「この愚か者が!」
そして逃走する一般兵をそこにあって剣で斬りつけた
それを見たヴェストブルク側の一般兵が次々とユルゲン公爵を斬りつけた
ユルゲン公爵は
「この無礼者が!貴族に逆らうとは!だれかこの愚か者を殺してしまえ!」
しかしその声も虚しくついにユルゲン公爵
は味方から最後の一撃を受けた
ユルゲン公爵は
「な!?この愚か者が……」
そうして地に伏せて動かなくなった
アルベルトは大声で
「降伏しろ!この惨状を見ろ!もう!分かってるはずだ!悪いようにはしない!」
しかし一人の白鷹騎士団が
「嘘をつけ!そう言って我らを皆殺しにするつもりだろう!全軍退却だ!」
しかし白鷹騎士団と少数の兵だけが退却していった
アルベルトとラングベルドは自陣に戻ると
マッテオ参謀長が
「今ヒューベンタール中将率いる山猫部隊を退却する兵士に紛れ込ましました!」
アルベルトは
「分かりました。マッテオ参謀長、降伏した兵士に炊き出しの準備を……」
マッテオ参謀長も
「もうできております。それにしても……もう時間の問題ですな……ヴェストブルク王国の灯火がつきるのも……」
アルベルトは
「いや最初から決まってただけですよ……次の敵はまだ籠城しているアイネス教と背後にいる魔族です……」
こうしてヴェーリングルトの攻略戦の二日目はユルゲン公爵の血によって終わりとなった
閲覧して頂きありがとうございます
物語に違和感やおかしな点がありましたら
コメントによりお願いします
その際は対応させていただきます
ではまた毎日投稿させていただきますので
宜しくお願いします




