目的のためなら犠牲者も問わず
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ヴェストブルク王国との攻防戦で勝敗したあくる日のは昼ニールヘンを凱旋した
街中で大歓声
「この地方をラインズベルト王国の版図に加えてまだ間もないのに、この街の人はもうラインズベルト王国の国民である事を意識してるようだなアルベルト」
「まあ、これもマッテオ参謀長やカールセンそして ベルン公爵の手腕だなラングベルド。ほらお前達黒色獅子騎士団に手を振ってる子供達がいるぞ」
「まったく恐怖の黒色獅子騎士団もここでは人気者だな。少し恥ずかしいが・・・」
そこへマッテオ参謀長が
「愛によってその地域を治め、それが困難な場合は恐怖によって治めるのがこのましいのですが」
アルベルトが
「マキャベリズムによればそのとおりですね。しかし善政を敷く事による事によって得られるこの大歓声はやはり嬉しいものですな」
「まあ、その統治者でさえ国民によって選ばれる日がいずれはなる日を願って・・」
「まあ館が見えてきました。すぐに会議を開きますか」
「はいアルベルトさん、課題はいくつかありますから」
館の入り口でベルン公爵が待っていた
「これはベルン公爵。がわざわ出迎えは不要ですよ」
「いえいえアルベルト陛下、ルドロフコットやアングリフまで善政を行なってると伺っております」
「いや、それは民から選ばれた者達の政の賜物ですよ。それより話し合いをしますので公爵も一緒に」
・・・
会議室にて
ベルン公爵が
「このニールヘンもカトレアとの貿易で潤い街は商人達で活気に満ちてますよ。これもアルベルト陛下のお陰です」
「その事ですが」
「はいマッテオさん。なんでしょうか?」
「この街はさらに潤います。そこで会議室や執務など総合的な建物を建築しますので、その際は公爵にこの館はお返しします。」
「それはそうですね」
「それと街の規模も大きくします。堀を更に広く建て壁も建てます。それでよろしいでしょうか?アルベルト陛下」
「勿論です。マッテオ参謀長、以前は失業者対策で堀を設けましたが、今回は我が国の国庫を更に捻出し本格的にします。それで構いませんか公爵?」
「勿論構いませんよ」
アルベルトが
「それもありますがヴェストブルク王国との決着をつけませんと、この兵士の数を考えると、そちらの方も金がかかりますから」
マッテオが
「確かに先の事になりますが殆どの兵は農奴から出身や少なからず傭兵もいますから今の正規兵、アルベルト陛下の麾下の5千人と黒色獅子騎士団3千人は各地に正規兵として赴任してもらう事でよいかと、もしなんらかの反乱等が発生してもアルベルト陛下への忠誠心も強く兵役により練度もありますか。再集結しても運用は問題ないと思います」
アルベルトがやや険しい顔になって
「マッテオ参謀長やはり軍隊という物は個人の理念や明確な未来より個人の為に馳せ参じるものなのでしょうか?」
「まあ陛下の哲学は良いとして・・」
その時、会議室をノックする音が聞こえた
「アルベルト殿!ツァイトです。ツァイト フォン シュネーヴォルフです」
ベルン公爵が
「ツァイト!?ヴェストブルク王国の王子ですかアルベルト陛下!」
「はい。前の戦いの戦争に参加しておりまして最初は捕虜だったのですが今は自由にしております。まあどうぞ、ツァイト王子入ってください」
ツァイト王子はペトロネラ小将を連れて
「アルベルト殿、この街の繁栄に歓喜されました。これもアルベルト殿の手腕だとか聞きました」
「いや私だけの力量ではないですぞ。ここにいるマッテオ参謀長や他の政をしている者達によってこの街は繁栄しているのですぞ」
「やはり私はヴェストブルク王国に帰ろうと思います!兄を説得しアルベルト殿にこそ元の大国であったシュバルツヴァインズ王国に戻すお方だと!」
「ツァイト王子、帰参する時期が遅すぎるのですよ!もし帰国すれば敬は裏切り者扱いされるか、貴方を邪魔に考えるであろうアリエス教が目視しないはずがないはず!」
ペトロネラ少将が
「私が人命をかけて王子は守ります」
我らしくなく焦ったアルベルトは
「駄目ですぞ!マッテオ参謀長も説得を!」
マッテオ参謀長は両手を前に組み黙っていた
「マッテオ参謀長どうしたのですか?いつも通り助言を!」
マッテオ参謀長が
「まあ、今は大切な会議の最中です。王子は専用の部屋を設けますからお休みください」
「私の気持ちは変わりませんから!」
去っていくツァイト王子と付き従うペトロネラ小将
マッテオ参謀長が
「ではこれからの具体的な作戦を話します。 ドロマエーンズ王国はヴェストブルク王国の版図に加わって間もないです。しかも姑息な血縁をドロマエーンズ王国の家系に政略と言う手段で。
いくら民を煙に巻こうが今まで支えてた貴族は歓迎してないでしょう。」
「なるほどドロマエーンズ王国の貴族を外交にて味方に付ければ良いか」
「ただ兵を動かし侵略する事が正道ではありません。まず元ドロマエーンズ王国のあったテイネル街道を整備し、その先に小さな村ですがアルノン村があります。ここを占拠し要塞を建設します。そしてその地域に善政を敷き、周辺の貴族達を味方に付けるのです」
「たしかに要塞建設ならニードルフェルトが長けてるし、建設費も我が兵を使えば良いか。ニードルフェルトよ!この大役引き受けてくれるか?」
「勿論です陛下!」
「では予算や今後の事は首都にいるカールセンに書状にて送るか」
アルベルトは唾を飲み
「ニードルフェルトよカールセンを立場が上の宰相の位に就けてしまって」
「なにを愚問を申しますかアルベルト陛下!適材適所は当たり前です。それに・・・」
「それに?どうしたニードルフェルト?」
「私はアルベルト陛下と従軍するのが誇らしいのです」
「それは・・・」
そこへマッテオ参謀長が話を割り込むように
「何事も結束が高いのはいい事ですよ。それでは皆さん疲れたでしょう皆さんもお休みになって、それとアルベルト陛下」
「どうしました?さマッテオ参謀長」
マッテオは笑顔になって
「今日くらいは兵に酒を振る舞っても良いでしょう」
「そうですね。ニードルフェルトのお陰で兵の規律はなってますから。ウィルスコットよお前達、憲兵はそうはいかんがそのうち労うとする。すまないな」
「いえいえ!それが任務ですから、それにしても」
「それにしても?なんだウィルスコット?」
「ニードルフェルトの言を借りるならば私もアルベルト フォン シーボルトと言うお方に酔ってるのかもしれません」
「うまいことを言うとは正直いわないが、有り難くその言葉いただくぞ。では今日は解散とする各々休むように」
・・・
その日の夜、尊ことアルベルトはバルコニーで夜空を見ていた
そこへラングベルドがやって来て
「尊!相変わらず空を見るのが好きだ」
「ああ特に星を見るのはいい、星を自分に置き換えると、ものの対局がよく分かるだろ。それに誰もが一度は自分なんてこの星の下なら小さな物だって考えるだろ」
「まあ、そうだな尊。それにこの空の下では俺達、貴族も奴隷も平等だしな」
「なあラングベルド・・・」
「どうした尊?」
「首都ラングルグに戻ったら女児を儲けたい。女児が生まれなかったら養子でも構わない」
「どうした?尊、酒嫌いなお前が酔ってるのか?」
「いやラングベルド。お前の男児と婚姻をさせたいと思ってな、親友のお前となら・・まあ俺のエゴだな」
「その言葉だけでも嬉しいさ!尊!」
そこへマッテオ参謀長がやって来た
「あれ二人とも偶然ですね。私は少し寝付けなくて・・」
アルベルトがつぶやく
「そういや、ここで誓ったのですね。世界を専制政治から民主主義に変えると・・」
「そうだぜ!尊(さすらう夜空に祝杯を)だ」
「そうですよ。民主主義!ですよアルベルト陛下いや、尊さん」
「じゃあ俺は黒色獅子騎士団と酒盛りをするか!大所帯になったが」
「私も寝るとします」
二人は去っていった
尊はつぶやく
「星空よ些細な願いを叶えてくれ・・・」
次の日の朝
アルベルトは慌てて
「ツァイト王子はどこに行った?!」
そこへマッテオ参謀長とラングベルドがやって来きて
「私が送りました。ラインズベルト王国軍を連れて」
「な!?分かってますかマッテオさん!」
「ええ分かってます。これでヴェストブルク王国は少なくとも内部不信が起きるでしょう」
「しかし王子は敵を多く作ることになりますよ!特に私はアリエス教に不審を伝え賛同させてしまったのですよ!幽閉だけですむのならよいですが宗教団体と言う連中は暗殺も手段にえらぶのですよ!」
「尊!俺は王子の行動に賛成だ!男が決めた一つの道だ。反対するのが野暮なんだ」
マッテオ参謀長が真剣な顔で
「責めるなら私を責めなさい。これで一人の王子と若い女性の副官の犠牲で戦争が回避できればよいのです!」
アルベルトは頭の中で考えた
(マッテオさん・・この人はいざと言う時は自分も駒にするのかも)
「マッテオ参謀長!」
「はい。アルベルト陛下」
「私は許しませんよ!貴方まで・・・」
マッテオは笑顔でアルベルトに近づいて
「大丈夫ですよ。私はそこまで愚かではないです」
「それなら良いですが・・・」
「では仕事に行きますから、では」
ラングベルドも
「俺も久しぶりの酒だったから汗を流すよ。とにかくしっかりしろよ!尊!」
そう言ってラングベルドも去っていった
アルベルトはアタマの中で葛藤する
握り拳を震わせる
「引き返さない!そう決めたんだ!たとへ手段を選ばなくても!」
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登場人物が多くなるのは小説を作成する中で閲覧していただく皆さんを困惑させてしまいますがご了承ください
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