ニールヘン地方攻防戦 後編
投稿させていただきました
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夕食を敵対するヴェストブルク王国第二王子
ツァイト王子とするアルベルト
ツァイト王子の腹心である女性士官である
ペトロネラ アストリット小将が反対するのは伝統ある大国であるヴェストブルク王国の王子が他の兵士と食べるの身分の違いがありすぎると言う極あたりは前のことだった
「このジャガイモ大きいですな。しかも甘い。アルベルト殿。ペトロネラよ、お前も食べてみろ。」
「そんな!陛下!」
「まあ、いいから食べてみろ」
「へ!?あれ美味しいこのシチュー・・・」
アルベルトが二人を見て
「シチューは私の好物だが兵士の栄養失調にもよいものだ。吐血にでもなられたら困るからな」
ツァイト王子が
「吐血とは?アルベルト殿」
「栄養が傾くと起こる症状だ。おもになにも理由も無いのに血を吐く事だ」
「我が兵にも急に血を吐いてそのまま死んでしまう兵士がいますがそれが原因だったのか・・・それに比べて私はそこそこの料理を戦場でも食べたものだ・・あ、肉も入ってる!?」
「それは我が国の酪農が発展してるからだぞ」
「良い貴族が政を行ってるのですなアルベルト殿」
「貴族なぞに政は行わせてないぞ。我が国では身分は問わず我こそはと立候補した者達が民達の投票により選ばれてるのだ」
「なんと!?身分は関係ないとは!」
ペトロネラ小将が
「私は農家の生まれで剣術のみで小将になったのですが、ここまで美味しい野菜や肉は食べたことがないです」
「農家の生まれなら分かるだろ?故郷の民が政を行えばよりよい効率で食物が・・・」
そこへ一緒に食事をしてる一人の兵士が
「お嬢さん、これはうちの故郷の野菜ですよ」
人参を勧められ食べるペトロネラ小将
「たしかに甘い、兵士さん貴方の故郷は良いところなのですね」
そこへラングベルドが数人の黒色獅子騎士団を連れて
「よお!アルベルト、お前は捕虜と一緒に食事を食べてるのか?まあお前らしいな」
ペトロネラ小将が立ち上がり剣の柄に手を握り
「これは黒い悪魔!」
「ああ黒色獅子騎士団か、その長い金髪を後ろに結ってる男が団長のラングベルドだ!そして私の親友だ。まあ、そう構えることもないぞ」
「これは可愛いお嬢さんだな。是非、俺と一晩どうだい?」
「な?!」
「ふざけるなよ。ラングベルド、お前のカミさんに言いつけるぞ!」
「ハハハ冗談だよ。アルベルト。じゃあお前ら行くぞ!」
そう言って黒色獅子騎士団の一行は去って行った
「黒い悪魔があんな陽気な人達なんて・・・」
「まあ、陽気な兵ほど心強いものはないのですぞ」
そこへマッテオ参謀長が現れて
「陛下、会議の時間になりました」
「ああ、わかった。ではそなた達にはキャンプを用意しておく明朝、帰るがいい」
ツァイト王子が
「また、次は敵になりますよ」
「それは楽しみにしておくぞ。では」
一際大きな会議室にて
「あの布陣なかなか中央突破はさせてもらえないか」
マッテオ参謀長が
「それを良いことに包囲される始末ですが・・・それでは並列の陣から右側へ斜線陣とし陛下と黒色獅子騎士団がそこから突撃し背後を攻撃しながら包囲していくのは」
アルベルトは
「確かに利にかなってるが、まずはどうするかは明日の相手の陣次第でしょう。でも最初は二段による並列の陣にし第一陣は薄くし戦端を開くとする。ニードルフェルトよ!頼みにしておくぞ!」
「はい!かしこまりました。アルベルト陛下!」
・・・・・
そうして夜が明けた
アルベルトとマッテオ、ラングベルドは丘の上から相手の陣を見る
相変わらず隙がない並列な布陣だった
「相変わらずな布陣だが、気になる事があるな」
「はいアルベルト陛下、陣から少し離れてはいる川が背後にありますな」
「恐らくだが、このまま圧迫すると後退し2つに分かれ突出したところを川に圧迫される可能性があるな。いわゆるちょっとした背水の陣だな。まあ、まずはニーズフェルトに二重の陣を敷いてもらおう」
キャンプに戻るとツァイト王子とペトロネラ小将がいた
ツァイト王子が
「今日も朝食を甘えさせても構いませんか?」
「もちろんだ。皆で食べる食事はいいものだ」
兵士達とともに食事をとる三人
食事を見たツァイト王子が
「これは?」
「ああサンドウィッチという物だ。是非食べてみるがよい」
ペトロネラ小将が
「あ、これ美味しいですわ。王子も食べくださってください」
「確かに美味しい野菜とハムの間のソースは?」
「ああマヨネーズと言う物だ。卵黄にビネガーと油を調合したソースだ。良いビネガー探しに苦労したが・・・」
「なんと!そんな単純な素材でこのようなソースができあがるとは」
そこへ一人の兵士が
「アルベルト陛下の故郷のソースらしいですぞ。まあアルベルト陛下は奴隷から剣闘士になって国王になったお方ですが故郷はだれも知らないのですが」
「そうですか。私も一度は行ってみたいものです」
「それより敬達はヴェストブルク王国軍に戻らないのか?」
「いや気が変わりました。できればここに居候させてください」
「なぜだ?」
「身も蓋もない事を言いますが、この戦いアルベルト殿に勝って頂くのもよいかと」
ペトロネラ小将が
「王子!貴方は自分の立場が分かっているのですか?」
「分かってるとも、アルベルト殿アリエス教はどう思います?」
「ああ、あの宗教か5カ国で広く広まってまてるが私は免罪符で死後の世界を決めるなんて、ただ教会が私服を肥やすだけだから、こちらでは基本をできるだけ縮小させてるぞ」
「我が国であるヴェストブルク王国ではアリエス教の本部があります。多くの信者を従えて、その中から私兵を立ち上げてます。一万ほどいますが、私もアルベルト殿と同じくあまり好ましく思っといません。兄である国王のベルノルトもあの連中には頭が上がりません。宗教に手をだすと教徒である国民の反乱が怖いのです」
「そこまでヴェストブルク王国にはアリエス教の根が深く広まってるとは」
「私はアルベルト殿に賭けました。兄には申し訳ありません5カ国を1つにするのはアルベルト殿がよろしいかと」
そこへ兵士が
「陛下。マッテオ参謀長やニーズフェルト中将達がお待ちです!」
「すまないが、貴方の国と戦うとする。しかし貴方達は好きにして構わないが、決して戦のどさくさに紛れて命を落とさない様に、では」
丘の上を司令部とし目の前のヴェストブルク王国軍と向かい合わせる
お方にいるマッテオに
「マッテオ参謀長、動きは?」
「ないですね、やはりこちらから並列した兵を全身させ様子をみますか」
「ニーズフェルト!第一陣の攻撃は深いはするな!突破などしたら勝機どころか、こちらが川に追い込まれる!」
「かしこまりました陛下!」
ラッパの音と共に前進する
ラインズベルト王国軍とヴェストブルク王国軍はお互いに一糸乱れず攻防している
マッテオ参謀長が
「このままでは消耗戦ですな」
「ではニーズフェルトは前進している兵士を徐々に斜線陣にするゆるよう指揮をクラングファルベ中将は守りに!ラングベルド!ヒューベンタール准将!共に右羽翼から総攻撃をするぞ!今日でこの戦いは終わりにするぞ!さあ旗をしっかり掲げるように!」
右側を全力で攻撃する
なかなか突破ができない
(やはりそう背後はとらせてくれない。しかし中央が薄いな)
すこしつづ隙が生まれた
「よし!皆このまま突破するぞ!ラングベルド押し切られるなよ!」
「分かってる!俺にも勝機が見えてきた!」
全力で突撃しようやく突破した
川はまだ遠くにある
「ヒューベンタール准将よ!縦横無尽に暴れてやれ!補給物資があれば鹵獲か焼き払うように!ラングベルド!黒色獅子騎士団の恐ろしさを背後から教えてやれ!」
ヴェストブルク王国軍は川を避け撤退していく
そこへヒューベンタール准将の配下の騎兵が
「敵の補給物資を鹵獲しました!今ヒューベンタール准将が敵に奪われないように守ってます」
(敵は浮き足だってる今だ!)
アルベルトは自身の配下三千の騎兵に
「今から敵の中央を突破する!ここで勝敗を決定的にするぞ!」
ヴェストブルク王国軍の背後から斜めに突破するアルベルト達
アルベルトとライナーが先頭になり敵を次から次に切り伏せいく
途中で親衛隊を引き連れたアドリフ ヒルゲン大将を見つけた
「アドリフ大将そちらの王子は丁重にあずかっている!安心してヴァルハラに行かれるか投降されよ!」
「なにを仰るか!アルベルト殿!確かにこちらは負けたが次はこちらのテリトリーだ!次の再戦、楽しみにしておりますぞ!」
「戦争を楽しみだなんて、それが敬の矜持か!」
「なんとでもいうがよい!勇敢なる親衛隊よ!この若い英雄に力を見せてやれ!」
親衛隊を後ろにして去っていくアドリフ大将
全力で親衛隊と戦うアルベルトとライナー
ヴェストブルク王国軍が全軍退却するのを見て一礼をし去って行く親衛隊
残ったのは数千程のヴェストブルク王国軍の亡骸
その時雨が降った
マッテオ参謀長がニーズフェルトを引き連れ
「アルベルト陛下、さあ勝鬨を!」
「わかった。皆よくやってくれた」
丘にあがるアルベルト
それを取り囲む兵士達
アルベルトは剣を掲げ
「皆激しい戦いだったがよくやってくれた!このアルベルト フォロー シーボルト礼を言わせてもらう!」
辺りで一面で大観衆
マッテオに
「死んでいった兵達を丁重に扱うように」
「アルベルトさん早くキャンプに戻りましょう」
「いや少し雨に濡れるとする」
雨に濡れながら戦場の跡地を見るアルベルト
「今回はなんと勝った。それにしても・・・それにしても血塗られた道か」
こうしてニールヘン地方での攻防戦はなんとかラインズベルト王国の勝利で幕を閉じた
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