ニールヘン地方攻防戦 前編
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ヒューベンタールを配下にし2週間が経過した
アングリフ王国も反乱もなく民衆もラインズベルト王国の国民だと徐々にだが自覚してきた
これもコルネリウス大将やハインリヒ中将、また国民の投票で選ばれた者達の政治手話の賜物であった
そういう事で安心したアルベルトはベルニアに軍を駐在していた
ベルニアは開けた大地に周りを森林部で囲まれた村である
村の近くに軍のキャンプを設置すると住民の不安になると思いやや離れた場所にキャンプを設営した
一際、大きなキャンプを会議室とした
そんな中でアルベルトとマッテオとニーズフェルトが話し合いをしていた
「ニーズフェルトよ、ヒューベンタール准将の様子はどうだ?」
「それが困ったことに・・・」
「なにか問題でも?」
「問題というか私事なんですけど、兵の陣形や統率は私よりヒューベンタールが方が卓逸してるんですよ。階級が上の私は少し自尊心がやや傷つきますね。」
「ハハハ。まあニーズフェルトよ。私はお前の軍隊運用は遥かに長けてると思ってるぞ。自信を持て!これからヴェストブルク王国との戦だ。ヒューベンタールを見返せばよいだろう。しかし」
「なんでしょうか。陛下?」
「ニーズフェルトの兵の動かし方の匠なこと私はお前を足だと思ってるぞ!」
「足ですか。陛下」
「そう、お前と言う足が無ければ私は立つことはできないからな。お前に何度助けれたか」
その時一人の兵士が急いで
「ヴェストブルク王国軍がニールヘンの街に布陣しております!その数5万」
アルベルトは落ち着いて
「ニールヘンには駐屯していた兵1万にクラングファルベに先行させてた兵1万5千か・・
クラングファルベは籠城せずに平原に陣を張ってるな」
ニードルフェルトが
「陛下その根拠は?」
「昔からルドロフコット王国軍の侵攻に何倍もの敵でも守り抜いた経験がある。今首都であるラングルグを守備しているレーゲンボーゲン将軍には守りに定評がある将だと聞いている」
話を割り込むようにマッテオ参謀長が
「しかし相手の大将はおそらくアドリフ ヒルゲン大将でしょう」
「ああその名はよく知ってる若い頃から従軍した老兵で重厚な布陣を敷く事で有名だ」
「では今から行軍としよう。ニールヘンには
明日の夜には着くだろう。こっちは二万だ。ニードルフェルトよ規律を乱さず斥候を忘れずに」
「かしこまりました陛下!」
こうしてラインズベルト王国軍はニールヘンに行軍した
・・・・・
問題もなく予定通り夜にはニールヘン地方の丘に布陣した
「煙が上がってるな。食事中か、それにしてもおよそ一万の兵をお互い間合いをあけて布陣しているな。クラングファルベはよく仕事をしている。さてどうするか・・」
そこへマッテオ参謀長が
「私に一計があります」
「一計ですか。マッテオ参謀長?」
「はい。ヒューベンタール准将に間隙を抜き敵陣後方の丘に陣を張ってもらいましょう」
「しかしリスクがあるのでは?」
「まずラングベルド殿の黒色獅子騎士団の突撃に紛れてヒューベンタール准将に騎兵1千歩兵5千で攻めてもらうのです。その際、クラングファルベ中将に接近して圧力をかけてもらうのです」
「分かりました。マッテオ参謀長、早馬を走らせクラングファルベ中将に知らせます。頼むぞ!ヒューベンタール准将!」
「かしこまりました陛下!この大役、見事完遂しましょう!」
・・・
一斉にヴェストブルク軍に圧力をかける。
「よしラングベルド!黒色獅子騎士団の力を見せてやれ!ヒューベンタールも頼むぞ!」
ラングベルドと共に突撃しようとしたアルベルトだがマッテオに諌められ丘の上にて様子を見ることにした
「アルベルト陛下あれをご覧ください!」
「なんとヴェストブルク軍の陣で炎が上がっているではないか!
これでヒューベンタール准将が丘まで布陣すれば相手の補給を断つことも可能かもしれませんが、まあそうそう丘の上に補給物資を設置してるかはわかりませんが」
「しかし!幸先は良いではないですか!マッテオ参謀長、よしラングベルドとクラングファルベに後退を!」
「これで幸先がよろしければいいですが・・」
ニーズフェルトが
「これで相手の背後がとれたのでは?」
「いや相手は歴戦の将だ。油断はしないようにしなければ」
そこへラングベルドが帰ってきた
「帰ってきたか!ラングベルド!敵陣の様子は?」
「突撃はしたはよいが・・いくら夜戦での突撃でもそこまで歯ごたえはなかったな」
「まあヒューベンタール准将が丘までたどり着ければよいのですが」
「よし!クラングファルベに間合いを近づけるように!とにかく朝までまつか・・・」
・・・
翌朝、敵の布陣を見たニーズフェルトが
「これは?!森の方に後退している!マッテオ参謀長どういう事ですか?」
「やはり背後はもらえませんか・・・」
ラングベルドは
「ニーズフェルトよ。どう思う?」
「はい!このまま突撃または総攻撃をすれば森に誘いこわれ、最後は伏兵に襲われる可能性がありますね」
「その通りだ。これは長期戦になるかもしれないな・・ラングベルド!」
「すまないが黒い鎧を他の1千5百騎に与えクラングファルベの陣に合流してくれ!ニーズフェルトは籠城していた兵をクラングファルベの後ろに!予備戦力とする!私はヒューベンタール准将の元へ向う!マッテオ参謀長も一緒に!」
「勿論です。アルベルト陛下!」
丘に布陣を敷くアルベルト
ヒューベンタール准将に
「よくやったヒューベンタールよ!」
「いや敵将を一人討ち取りましたが、ここには僅かな補給物資しかありませんでした」
「いや、充分だ!」
そこへマッテオ参謀長が
「ここはまずヒューベンタール准将に先に森に潜んでもらい、アルベルト陛下と黒色獅子騎士団が突撃し、潜んでたヒューベンタール准将にゲリラ戦をしていただいたらよろしいかと」
「たしかに利にかなってるヒューベンタール准将よ!聞いた通りだ!この大役引き受けてもらえるか!」
「勿論です陛下!伏兵なら歩兵3千で相手にバレないように回り込んで森に潜伏します!」
マッテオが
「ヒューベンタール准将なにが起こるかわかりません!ラッパで合図したら撤退するように!」
「分かりました!慎重に行います」
マッテオ参謀長が
「一応布陣としては、こちらが半包囲した形です。アルベルト陛下とラングベルド殿で中央突破してください!」
全軍が敵を包囲しながら圧迫していく
そこへラングベルドが黒色獅子騎士団に
「さあ我が黒い悪魔の諸君よ!思う存分暴れてやろう!」
爽快に笑う黒色獅子騎士団達
「やはり愉快な兵程愉快に笑う?ラングベルド!突破するぞ!」
アルベルト貴下の三千の騎兵とラングベルドの黒色獅子騎士団三千で突撃する
一進一退の攻防戦だが敵が森の中に後退して行った
「このまま押し込め!」
しばらく突撃すると
マッテオ参謀長が
「これは・・煙の匂い!火刑にかけられました!」
「どうすればいいでしょうか?マッテオ参謀長!」
「このまま森を抜けましょう!まさかヒューベンタール准将の伏兵までも計算に入れてないはず!」
「さすがに火の森の中を引き返す理由にはいきません!突撃だ!」
突撃するなかあちらこにらでヴェストブルク軍の亡骸があった
その時、ヒューベンタール准将の軍に合流した
「ヒューベンタールよ奇襲でかしたと言いたいところだが早く脱出する付いて参れ!」
森を抜けると敵は鶴翼の陣を敷こうとしていた
アルベルト軍は後方に燃え盛る森で孤立しいる
「ラングベルド!ヒューベンタールは鶴翼の両端を攻撃するように私は騎兵3千騎で中央突破する」
マッテオが
「たしかにヒューベンタール准将の奇襲で空いての陣は完全にはできてないしょう!
相手は5万こちらは騎兵6千に歩兵3千クラングファルベ中将がくるまで待つより包囲される可能性が高い!それなら敵の総大将を倒す方が良いかと!」
「ライナーお前の勇姿見せてくれ行くぞ!」
アルベルト三千騎は中央突破していく
次から次に襲ってくる敵を切り伏せてついに派手なマントに精緻された鎧の老兵を見つけた
よく見ると左目には大きな傷があり失明しているようだった
「アドリフ ヒルゲン将軍か!」
「これはアルベルト殿と見られる、総大将がまだ隙になっている中央を突発しようとするとは!」
その時2人の武将が立ちはだかった
アドリフが
「二人共!鶴翼の左右を任せたはずだがどうなっておる!」
「ラインズベルト軍が中央へ突撃しているのを見まして副将に任せてここに来たのです!アルベルト殿!覚悟されよ!」
アルベルトとライナーは何度も敵の攻撃をしのぎついに二人の武将を討ち取った
「アルベルト國王見事だ!こちらは左右の手を失ってしまった!ここは後退する!その顔忘れませんぞ!」
「こちらこそだ!アドリフ大将!」
アルベルトは後退する敵を見ながら
「全軍!退却!」
こうして一大事を免れたアルベルトは駆けつたクラングファルベ中央に
「クラングファルベ中将、心配をかけたな私達は休息をとる向こうも陣を張るのに手一杯だろう。今日はここまでだ。キャンプを張れ完了したら軍儀を開く」
こうしてヴェストブルク王国との戦いはお互いの休息という形で区切りがついた
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