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引越し計画


巨大生物でもあるティラノザウルスは フランリア王国兵士を踏み潰しながら闇雲に森を突進している。

広い地上世界を 思う存分走り回って楽しんでいるのかもしれないが、人間にとっては悪夢である。



そのような状況のもとで ノアはフユル村に向かって走る!走る!

身体強化魔法を使い、物凄い速さで走る。

あの巨大生物が村に接近などしたら 一大事である!

村長として 村人全員を避難させねばならない!!

一刻も早く村に到着しなければ・・・・



そして・・・ノアの視界にフユル村の入り口が見えてきた時、そこには・・・

ソフィアーナが立っていた。


「ソフィ!!」

思わずシアは叫んだ!!


「ノアねーさん!! 帰ってきたよ! 会いたかった! 」

「ソフィ!! よかった! 無事でよかった!」


二人は涙を目にためながら抱き合うのであった。

その姿を見て 周りに集まった村人たちは 拍手するのである。


パチパチパチパチパチ


なにかの寸劇を見てるような雰囲気と化していた。

この雰囲気にノリノリに乗った副官アヤノが、端末を操作しそれなりのBGMを流す。

♪ ♪ ♪ ♪


それだけでは飽き足らず・・・

花吹雪をまき散らしたり花火を打ち上げたりと なにやら過剰サービスまでやらかした。



感動場面だけど・・ちょっと戸惑うノア!!!

「ソフィ!! なにこれ!??」


「UFOにつれさられてから色々あってね」

「いろいろ!? たしかにね」



ノアは、村をぐるりと見渡すと、村人ではない妙な恰好をしている副官アヤノを見た。

あれは誰!?

アヤノはノアの視線に気づいたのか、軽く挨拶をする。


そして ノアはソフィの姿を あらためて見た。

・・・・えらく変わり果てた姿に・・・というか!!

ソフィア―ナは かなり質のいい・・・妙な衣装を着ていた。

お肌もするする 髪もつやつや、

連れ去られたというけど 間違いなく いい暮らしをしてたに違いない!! 


村の周囲には、見たことない重武装した兵士が・・・村を守るように警備についている。

もちろん、フランリア王国兵士ではない。  

たぶん 上空からソフィの声で宣言していた陸戦隊とかいう人達なんだろ!! 

しかも あの陸戦隊の人達・・・ただの兵士ではない!! ノアの経験からすると かなりの精鋭部隊に見える。


「ソフィ!?  いったい何がおきたの?  色々と話を聞きたい」  

ちょっとワクワクするノアであった。



---------------------------------



ソフィアーナはフユル村に1000人の陸戦隊とともに降下、

村の防備は陸戦隊によって 完全に守られている。

上空に浮かぶ 直径2kmに及ぶ巨大物体も 村人にとっては 以前のUFOにくらべて小ぶりなので たいして驚いていない。

かなり胆の据わった村人である!!

それとも、ノア村長の教育によって戦闘民族村になり果ててしまったからか!?


いつもはおとなしい学士君は興味深げに上空を眺めて喜んでいる! はしゃいでいる!

やっぱし男の子らしく 空飛ぶ乗り物は大好きらしい!!



ちなみにエンドレ君は・・・・ ゲリラ戦がはじまったころから、どうやら震えて家に閉じこもっている!! 

体格は大きく、見た目は戦闘民族ぽいのに・・・・

人には、それぞれ向き不向きがあるのだろう。



「この陸戦隊の人たちは・・・うちがUFOにいたとき・・・えっと ずばり言いますと・・・

うちの配下の兵士です。  安心してください!!」


「配下の兵!?」

村人たちは よく理解できなかった!?


「分かりやすく言いますと・・・うちが上空を飛んでいる船の総司令官なのです。 軍隊の偉い人なのです!」


村人はよくわかってなかったが ここでノアねーさんが一言いう。

「ソフィは 神の代理人として 神の軍隊を率いて、地上に降臨し村を守ってる・・・・ってこと!?」

ノアねーさんの よくわからないその場しのぎ発言に なんとか村人たちを無理やりに納得したとおもう・・・

ノア村長パワーのカリスマ性の賜物なのでしょうか!?


でも・・・ 神の代理人、神の軍隊って!?

村人たちに とんでもない勘違いされてるよね!! 間違いなく!! 



「というかソフィ!! あとで細かく事情を聞かせてね!! UFOで、どんな面白いことをやってきたのか興味があるわぁ」

 

「うんうん」

うなずくソフィアーナであった。


「それから・・・・山岳地帯に バラまいたティラノザウルスたち・・巨大生物・怪獣ですが この村に襲ってきても 大丈夫です。 

あの怪獣が来ても うちの連れてきた陸戦隊で簡単に排除できると思います」

ソフィアーナは 村人を安心させるように語った。

そんな怪獣を 山岳地帯にバラまいたのは、ソフィアーナとその一味の犯行なのだが・・・


「あの陸戦隊の人たち・・・鎧から見て強そうです! あんな重装甲鎧を着て あの素早さ!! かなりの精鋭部隊ですよね!!」

ノアねーさんは 陸戦隊の人たちを見て感心した。


「ところでソフィ! なんか・・前より健康になってきれいになって・・・

そのミニスカートはちょっと・・でも、いい服を着てるね!! いったいどうなってるの!?」


「このミニスカートは・・仕方がないのよ こういう軍服らしい。

それで、ノアねーさん! よくわからないのだけど 艦隊司令長官という役職についてしまって・・・

この宇宙の平和を守ることになっちゃったのです」


「??????」

ソフィの言ってることが分からないノアであった。




---------------------------------------------------


場所を村長宅に移し、ソフィア―ナは自宅へと帰ってきた。

お茶を飲みつつ 今までの出来事をノアねーさんに話したけど、ノアねーさんは・・・理解できているのかどうか怪しかった。

あまりにも 超常現象すぎて理解できないのかもしれない (魔法のある世界の住人なのに!!)


とりあえず・・・・


「宇宙船?? フィットネスクラブ??   おいしい料理?? 機械生命体討伐??」

ノアねーさんは 良くわかってなかったものの なにやら興味を持ったようで・・・


「私も乗りたい!!!」

ノアねーさんの心からの叫びである!!


「でも・・・うちは なにやら宇宙の平和を守らなきゃならないので、乗っちゃったら、村長をやめて、

当分は宇宙の旅になっちゃうよ!!!」


「それでも かまわない! 宇宙にいけるなんてめったにというか 二度とないことよ!」

「村長をやめるの!?」


「だれか適当な人に村長を・・・あ~まずいなぁ!!  私が盛大にやらかしたので、いずれ村が潰されてしまう」

「なにか やっちゃったの!?」


「盛大に戦争を・・・ たぶん恨まれている!! 仕返しされるわね!!」

「・・・・・・・」


そこに いままでいなかった副官のアヤノが現れた!!

話を聞かせてもらった的な登場である。


「ソフィアーナ様! それなら 戦列艦ナガトのテラフォーミング地区に村ごと引っ越しすれば、

村人ごと収納できますよ!!」

副官アヤノは日本語ではなく ノアねーさんにも理解できるように現地語で話したのである。


「できるの!?  村の人口は600人ほどだけど 大丈夫なの!?」

「テラフォーミング地区の広さは200km四方 600人程度の移住なら 人口密度がスカスカです」


「よし 村人全員で! 宇宙に引っ越しよ!!」

「えっ ノアねーさん!!   即決で決断なの!? いいの!?」


ノアねーさんは さっそく村人たちを集め 村ごと宇宙移転計画を発表した。

村人全員の命を守るという建前のもと・・・・いや!! 村を守るには 結局は全員で引っ越しするのが いいのかもしれない!!



もちろん ノアねーさんのカリスマパワーで村の男たち全員が すぐに承諾して 今にでも引っ越しする勢いとなった。

でも・・・この男たちは宇宙というものを理解しているのか!?

たぶん 理解してないだろうけど・・・


問題は村の女性たちだったが・・・・ 男たちが宇宙にいくと主張する以上・・いやいやでも行く羽目になった。


「なんか 女性たちが かわいそうな気がする!!  なにかサービスとかしないと!!・・女子会でも創設するかな!!」

ソフィア―ナは 女性のための女子会をつくり、女性だけでおいしい料理を食べ、

フィットネスクラブにつれていき 温泉にはいる!!

勝手な男たちをほっといて、女性だけで楽しんでもいいんじゃないの!?と考えていると・・・

うちの袖を引っ張る感触を得た。


振り返ると・・・・学士君がいた。

なにか切なそうな目をして  僕も連れて行けと無言な圧力!!!


「君も女子会に参加!?」

首を縦にふる学士君


「女子のみ参加だけど・・・」


「僕・・・女装して参加!!」


おい!!! まてよ学士君はかわいいから 女装が似合うかも・・でも おい!!


「と・・・とりあえず考えておくわぁ」


学士君が参加した場合 女子会の名称は変更だね。

可愛い子会とか・・・・・ それだと年齢制限が!!

とにかく保留か!!!?








--------------------  To Be Continued 春は引越しシーズン





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