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ノアねーさん戦記・国境炎上



うち(ソフィアーナ)が 戦列艦ナガトで 楽しみながら娯楽とダイエットをしてた頃・・・

故郷のフユル村は危機に迫られていた。

東の隣国であるフランリア王国軍が フユル村の属するレイア大公国の国境を越えて侵攻を始めたのだ。

すでにフランリア王国軍の先行部隊が フユル村付近にまで近づきつつある。


当初は盗賊団を扇動し レイア大公国国境付近の村々を襲わせ治安を乱す策謀を繰り返していたが、

その盗賊団が ある日を境としてなぜか盗賊行為をしなくなり、あげくの果てに、盗賊団を解散してしまった。


何が起こったのか!?

もしかしたら・・・超常現象でも見たのかもしれませんネ!!



フランリア王国軍は、盗賊団扇動作戦の失敗によって、方針を変更したのである。


レイア大公国の盗賊団が国境を越え フランリア王国の村に略奪したということにしたのだ!!

しかも!! その盗賊団はレイア大公国が扇動したという理由を付け加えた!

いわゆる・・・でっち上げである!!

真実を真逆にひっくり返して 被害者側になろうということである。


そして、この偽装報道を信じたフランリア王国国民はレイア大公国に対して 制裁処置を求めたのである。

「許しがたい行為である!! レイア大公国を成敗せよ!!    正義の鉄拳を!!」


こうして国民の強い要求を受け入れ・・・・・・ フランリア王国はレイア大公国に宣戦布告したのであった。




理由はどうあれ、フユル村に危機が迫っていた。

フランリア王国軍は自らの糧食を得るために 村々を略奪しながら進撃しているのだ!!

すでに近隣の村が襲われ フランリア王国軍によって虐殺されたという報告も入っている。



ノア村長は決断に迫られていた。

「ソフィ・・・  奴らだ! ソフィが連れ去られたのも奴らが襲ってきたからだ!

盗賊団を先導していた本当の敵! 王国軍の奴らを血祭にあげてやれ!!」

ノア村長に先導され 気勢をあげる村の男たち。


「お~  敵を倒せ!!」

「ノア村長に栄光あれ!!」

「王国軍に死を!!」


もはや血に飢えた戦闘民族村と化していた。


フユル村を守るには もはや防衛では無理だ。

近づいてくる敵に先制攻撃をあたえ、村に近づく前に敵を追い払う。

積極的な攻撃防衛を ノア村長は選択した。


この日から フユル村の東方50km圏内に入ってきた敵をゲリラ戦で向かい撃つことになったのである。


ズド――――――ン

山岳地帯に轟音が鳴り響き、フランリア王国軍が 一方的にバタバタ倒れていく。

敵の射程に入る前に強烈な一撃を与える!!!

ノアねーさんは アウトレンジ攻撃に徹していたのだ!


そして、倒れたフランリア王国軍兵士の死体あさりをする村人たち。

敵の兵士から武器を奪い フユル村の武装を強化しようというわけである。


こうして・・・・

・・・・山岳地帯のあちらこちらで ノア村長の得意魔法である爆裂弾が周囲をクレーターにかえながら、

フランリア王国軍に出血を与え続けたのであった。





そして ある深夜、レイア大公国との国境に近い フランリア王国領内の町ダリエに大爆発が発生した。

町の大通り、裏通りの計10箇所から爆炎が上がる。

大規模テロである。  もちろん計画、実行したのはノア村長。


手かげん無用で手段を選ばない もともとの性格が表れたのである。


商人に化けて潜入させた村の男たちによって、仕掛け爆弾がばらまかれたのである。

ちなみに この爆弾の発明者は学士君である。  

魔術と秘薬の融合に成功させ、あげくに時限仕掛けまでつくったのである。


このテロにより フランリア王国軍の西方侵攻軍将軍であるティームは負傷し後送された。

だが、事件は まだ終わってなかった。

翌日、テロ現場で事件の捜査をしていた軍関係者が、再び爆発によって吹き飛ばされてしまった。

時限爆弾を時間差で仕掛け二重に・・・ いや 四重に仕掛けていたのだ。

その後 半日ごとに爆発事件がおきつづけたのである。


フランリア王国軍4万は このテロによって一週間、身動きがとれない状態になっていた。

井戸に毒が流されたという報告もあり、手段を選ばない敵に フランリア王国軍は恐怖したのであった。



これだけ 時間稼ぎをしてるにも関わらず、レイア大公国の主力軍は動かない。

大公国の戦略では 同盟国であるローンドラ帝国の援軍と合流し、

公都レイトレイアの前面で フランリア王国軍と決戦をする計画となっていたのである。


レイア大公国は フユル村付近の防衛を放棄してたのであった。

村人たちには申し訳ないのだが・・・勝つためには仕方がない事である。

戦力的に防衛は不可能であり妥当な判断であったであろう。




-----------------------------------



フランリア王国軍は これらのテロの首謀者をやっと見つけ出した。

フユル村の村長ノア!!

かつて フランリア王国宮廷魔導師を務めていた人物。

出身地など不明だがエルフという噂もある。

少数による一撃離脱戦法を駆使して 大戦果をあげ騎士階級に取り立てられていたが、

宮廷内部の権力闘争に巻き込まれ・・・・隣国に亡命した。

噂によれば 亡命の原因をつくったとされるとある公爵が・・・・いまでも行方不明らしい。  ノアが抹殺・・・!?





白い髭を生やした歴戦の勇者のように恰幅の良い男が 報告書に目を通した後、一言呟いた。

「あのノアか・・・・」


すると側近と思われる男が訪ねた。

「ベルグ将軍は このノアという賊を知っているのですか!?」


「知っている!  俺が若い頃で ただの兵卒だったころだ。

復讐のためか例の公爵をノアが襲撃した際、この俺は公爵の護衛だった。

やつは! ノアは一撃の振りで俺を吹き飛ばし、二階の窓を突き破って、

この俺を一階まで転落させ重症を負わした奴だ!!

ノアは魔導師とか言ってるが、接近戦の方が得意の脳筋魔導師だ!! 」


「将軍の若いころの話ならば ノアという人物はかなりの高齢・・」


「高齢だが高齢ではない。エルフではないかという話だ。 油断するではないぞ!! 」


「はっ! ベルグ将軍」





ダリエのテロ事件後、負傷し後送されたティーム将軍に変わり ベルグ将軍が

フランリア王国4万の指揮を執ることになった。

「レイア大公国公都レイトレイアへ行く前に 魔導師ノアを討伐する!!

奴の根拠地となっている村を 全力をあげてつぶす!  奴を女だと思って侮るなぁ」


ついに、フランリア王国軍4万の兵が 山岳地帯の名もなき村であるフユルに向かい進撃を開始した。

ノアの好戦性があだとなり、完全に敵としてターゲットされたのだ!

人口600人足らずの村が 4万の敵に対して対抗できるのか!?





--------------------  To Be Continued ノアねーさんが主役回というか悪役だな!! かなり非道!




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