定番の?
シオン達はほとんど迷うことなく地下2階に続く階段を見つけた。
「よし!サクッと行きますか」
「確かに、流石に一階層の魔物だと弱すぎるし、もう少し歯応えのある魔物と戦いたいね」
レアもやる気になっています!
「もう少し食べごたえのある魔物がいい」
「ハクアちゃんよ?ここの魔物は倒したら消えるから食べれないぞ☆」
がーん!
そんな絶望した様な顔をしてもダメですよ?ってか、どうにもなりませんので。」
階段を降りて行くと目の前に大きな扉が現れました。
「これが俗にいうダンジョンボスの部屋ってわけね」
「ボスなら少しは歯応えがあるだろうな?」
レオも拳をバキバキと音を鳴らして準備しています。
「それじゃ開けるよ~」
重たい大きな扉をふぬぬぬっっっと押して中に入りました。
「さて、どんな魔物かな~とっ」
奥から重たい体を起こす様な音が聞こえてきました。
「おおっ!ファンタジー世界の定番!ミノタウロスではありませんか!」
ワクワクしながらシオンは振り向きながら言いました。
「なんじゃと!こんな階層で出るボスではないぞ!通常は大きなスライムがボスのはずじゃ!」
校長先生が焦るように言いますが───
キラキラッッッ!!!!
「牛肉好き!」
ハクアが目を輝かせて大きく息を吸いました。
「ちょっ!ハクア!まっ───」
シオンは慌てて止めようとしましたが………
「竜の息吹!(ドラゴンブレス)」
口から火炎放射器の様に身構える前のミノタウロスに向かっていき───
「グモモモッッッ!!!!!!」
ミノタウロスはそのまま黒焦げになって倒れた。
「あ、あああ・・・・私が倒したかったのに!?」
ハクアは喜んで黒焦げになったミノタウロスを食べ始めた。
「ウマウマ♪」
しかし、数口食べた後、ミノタウロスは消滅した。
「なんでーーー!!!!!」
ハクアは叫んだ。
「だからダンジョンの魔物は死んだら消えるんだって。まぁ、ボスは少し時間が掛かるみたいだけど。うん?」
ミノタウロスが消えた後にドロップ品が出てきた。
それはスーパーで売っているような、お肉のセットが大量に現れた。
「これはハクアの食い意地が呼び寄せたのかしら?」
ハクアはヨダレを流しながらお肉を見つめている。
お肉を与えたら仲間になりそうだ。
いえ、すでに仲間ですからね!
「仕方がありません。ここで小休憩致しましょう」
レオとレアの許可を取ってマジックバックから調味料を取り出します。
「ハクア、ちゃんと料理したほうが美味しいから少し待ちなさい」
「はい!シオンママ!」
シオンが料理をすると聞いてハクアは素直になりました。シオンの料理は万人を虜にするからです。
コソッ
「校長先生、ミノタウロスってかなり深い階層にいるボスじゃなかったか?」
「あ、ああ、そうじゃな。こんな浅い階層で出るなんてありえないのじゃ」
「そのミノタウロスを一撃で倒すハクアちゃんも大概だけどね」
この規格外のシオンとハクアに深いため息を吐く仲間達だった。
「みんな~!できたよ~♪」
ドヤッとした顔で、皿に盛り付けた料理をみんなに配った。
ドヤッとした顔で、皿に盛り付けた料理をみんなに配った。
クワッ!
「おーいーしーのー!!!!」
ハクアはガツガツと夢中になって食べた。
レオ達も一口食べると、我を忘れて食べた。
「ワシまですまんのぅ。しかし冒険者ギルドが躍起になる訳じゃ。美味いのぅ」
美味しいと言われると作ったかいがあるよ~
さて、一服したら先へ進みますか!
今日は授業が午前中しかありませんでしたから、まだ時間はタップリあります。
どんどん行くよ~
地下2階からはより迷路っぽくなり、魔物の種類も増えました。しかしまだまだ余裕です。
シオン達はサーチの魔法でほとんど迷う事なくどんどん先へ進みました。
地下2階層のボスは石化の魔眼を持つバジリスクでした。
「なぜじゃ!この初心者ダンジョンでこの様な強力な魔物がでるとは異常じゃぞ!?」
校長先生は驚きを隠せなかった。
「では倒しますか。まず魔眼を封じましょう」
フレイム・ボムで魔眼を潰すと後は楽勝です。
レオが土魔法で落し穴を作ってバジリスクを落として、レアがそこに大きな岩を落として潰しました。
これがサクサクバジリスク退治の全容です。
「う~む?魔眼を封じたとはいえ、シオン君の仲間もなかなかなもんじゃな」
「どんなもんだい!」
普通はこんなに簡単に倒せないんだからね!
ドヤッ顔のレアがウザかったが、ボス攻略は嬉しいから多めにみましょう。
さぁ、行ける所まで行きますよ!




