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【連載版】爆炎の大魔導士は世界を救う。(でも本当の属性は不遇属性の風属性なんです)ドヤ顔( ・`ω・´)  作者: naturalsoft


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ヤバいことになったorz

夏休みに入り、自宅にて充実した日々を送っていたシオンだったが、少し心配事ができた。


「えっ?ハクアが?」

「はい、最近は食欲がなく、寝てばかりなのです。体調が悪いのか心配で・・・」


ハクアの世話はシオンがやっているが、食事や忙しい時は使用人に任せている。

最初は怖がっていた使用人もハクアの美しい姿と、大人しさに慣れて今では大人気のマスコットキャラになっているのです。


「わかったわ。ちょっと見てくるわね」

「お願いします」


シオンはハクアの宿舎に向かった。


「ハクア~」


呼びかけてみると、藁の上でぐっすりと眠っていました。


「最近、忙しくて余りかまってあげられなくてごめんね」


シオンはハクアに寄りかかるように眺めていると、いつの間にか一緒に寝てしまったのでした。



「………さま、シオンお嬢様!起きて下さい!!!!」


うん?

なによ。せっかく気持ちよく眠っていたのに。


目を覚ますとメイド達が必死になって騒いでました。


「ふわぁ~どうしたの?」

「どうしたのかじゃありません!お嬢様の抱いているお子様はどこの誰なんですか!?」


お子様?

なんの話をしているの?


シオンは欠伸をしながら起きると、体が重たいことに気づいた。


「なに?」


見ると自分に抱きついて眠っている10歳前後の女の子が眠っていました。


『裸で!』



!!!!!!?????????


ホワイッ!?


「な、ななななんなの!?この子は誰よ!?」

「それを聞いているのは私達なのですが?」


メイド達も困惑した様子だった。

すると女の子も、う~んと目を覚ましました。


「ふぁ~、眠い・・・」


「ちょっとあなたはどこの誰なのよ?」


シオンは上着をかけて呼びかけると──


「ママ、おはよう・・・z z z z」


ピキッと空気が凍ったのがわかりました。

シオンは壊れたブリキのおもちゃのように首を動かすと、ゴゴゴゴゴッッッッッッッ!!!!!と、もの凄い殺気を放つお母様が立っていました。


「え、あっ、ちがっ・・・・」

「ついて来なさい」


笑顔なのに怖いが発動していて、シオンは小さくはいというしかできませんでした。

ドナドナドッナ~


「さて、シオンちゃん、簡潔に話してもらうわよ。相手は誰かしら?」


この子は誰ではなく相手の聞いてくるお母様に、リビングに連行されたシオンは、すぐに眠った女の子を隣に涙目で訴えた。


「お母様!私は無実です!まだ処◯です!この子は寝ぼけて間違えて呼んだだけですから!」


命乞いをするように訴えるシオンにお母様を言いました。

ズモモモモモッッッッッ


「・・・・本当に?」

「はい!神様に誓って!!!!」


コクコクッッと何度も頷いて許しを乞うシオンに、お母様は深いため息をつきました。


「流石に、隠し子疑惑は心臓に悪いわよ」


ここにお兄様とお父様がいなくて良かったと心底思うシオンでしたが──


「誰のお子さんなのかしら?」

「私はシオンママの子供だよ?」


!?


ピキッとまた空気が凍りました。

誰が誰の子供ですって!?


キッと声の方を睨みます。


「だから私はシオンママの子供だよ?」


ワナワナ

ワナワナ


「・・・シオンちゃん、二人きっりでお話しがあります」

「待って!最後まで弁解させて!?」


このまま連れて行かれたら確実に死ぬ!マジで殺される!!!!


「ちょっと、あなたはどこの誰なのかしっかり話しなさい!」

「あれ?だから私はハクアだよ?シオンママ?」



!?



「えっと、ハクアって真っ白なワイバーンの?」

「うん!」


ハクアって女の子だったんだ~

私ってばこんな小さな女の子の背に乗って移動していた私って・・・

いやいやいや!!!!

今はそんなことじゃないのよ!


「お母様!聞きました!私、悪くないよ!」


シオンは自分の命がかかっているので必死です。


「なんてことなの・・・」


何故かお母様はワナワナと震えています。


「お、お母様・・・?」

「ああっ!なんてことなの!シオンちゃんに本当に子供が産まれていたなんて!」


!?


はっーーーーー!!!!!!!!?????


「ちょっ!お母様、話を聞いていました!?」

「ええ、聞いていてよ!まさか初孫がすでにいたなんて知らなかったわ!」

「初孫!?」


ヤバい!お母様は混乱しておられる。


「いや、本当に話を聞いて!ハクアは私の魔力で産まれたワイバーンで、タマゴを産んだ母親は別にいるから!」

「何を言っているの?ワイバーンは産んだ親より、魔力を与えて孵化させてくれた者を親と呼ぶんだよ?」



!?


それはワイバーンの遺伝子に含まれる知識ですか?

魔物学者が喜びそうな情報をありがとう。


でも、今はそれはいいの!その情報いらないから!


「では、やはり直接卵を産んでいないとはいえ、ハクアちゃんの母親はシオンってことで間違いないのね?」

「うん!そうだよ!ワイバーンは人間より成長が早いから、今はこれが私の姿なのっ!」


ガーーーーン!!!!!!

5歳の時、母親だとイジられた苦い思いでは、本当のことだったのか・・・orz

銀髪のハクアは確かに可愛い。うん。可愛いんだけど・・・お母さんかぁ~


「それでどうして人間の姿に変化できるようになったの?」

「だって、ママと一緒にいたいけど、私の姿が大きくなりすぎてお家に入れなくなったから・・・寂しくて」


ズッキューーーーン!!!!!!

わかるよ!家族に冷遇される寂しさなど、わかるよ!特に周りは人間ばかりで仲間のワイバーンと会えなくて寂しかったよね。


「うわぁ~ん!ごめんよ~!!!!」


シオンは泣きながら抱きしめました。


「シオンの子供は私の孫よ。そして家族なの。寂しい思いをさせてごめんなさいね」


お母様も優しく抱き締めてくれました。


「…………これ、どういう状況?」


お兄様とお父様が帰宅して首を傾げるのでした。





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