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【連載版】爆炎の大魔導士は世界を救う。(でも本当の属性は不遇属性の風属性なんです)ドヤ顔( ・`ω・´)  作者: naturalsoft


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19/22

学年合同実習!

一年と二年の野外実習が始まる時期になりました。

校庭の裏にある小さな山を舞台に3人一組のパーティを組んで戦うのです。


実習日の少し前──


「さて、校外実習の概要を伝えるよ~」


パーティは三人1組となって相手と戦います。

基本的に、パーティメンバー以外は敵だと思って下さい。

最後まで残ったパーティには生存点が加算されます。

無論、敵を倒しても入ります。


たくさん倒して獲得した得点が多いパーティが優勝となります。


細かく言うと──


同学年を倒すと100P

上の学年を倒すと200P

二年が下の学年を倒すと50P

生存点300P×3人


こんな感じです!


『なるほど。これは久々にフレイムマスターとして暴れる事ができると言う事ですね!』


シオンはニヤニヤしながら妄想していた。

そして気づいてしまった。


「あっ!?」


授業中のためシオンに視線が集中した。


「シオンさん、どうしました?」

「先生、過去の3年分ほどの戦績のデータってありますか?」


!?


クラスメイトは首を傾げたが、教師は気づいたようだった。


「・・・流石はシオンさんと言っておきましょうか。教師の口からはこれ以上は言えません。図書室に行けば過去の戦績を閲覧できるようになっています」


「なるほど。『ソレ』に気づくかどうかもすでに戦いは始まっているのですね。皆さん、少し考えがあります。私を抜きにしてパーティの組み合わせだけ行って下さい。私は図書室で調べ物をしてきます」


すでに放課後のホームルームのためシオンは教室を飛び出していった。


「なんなんだ?」


クラスメイト達は戸惑うばかりである。


図書室に着いたシオンは過去の実習の戦績について職員に聞いた。


「なるほど。流石ですね。お噂は聞いております。こちらをお持ちください」

「準備がいいですね」

「『このこと』を聞いてくる生徒がいた場合、渡す事になっておりましたので」


やはりすでに戦いは始まっているようね。


「ありがとうございます」


シオンはお礼を言って軽く資料を確認すると──


!?


「やっぱりね。こんなの初見殺しじゃない」


納得した感じで教室へ戻るのだった。

教室へ戻るとだいたいのパーティの組み合わせが終わっていた。


「あら?早かったですね」


担任教師に一礼すると教壇の前に立って言った。


「思った通り過去の戦績を見たけど私の思った通りだったわ」


ザワザワ

ザワザワ


「なんの話ですか?」


生徒の一人が尋ねた。


「あなた達、今回の実習をパーティ戦と思ってない?」


うん?先生の話だとそうじゃないのか?

シオンはクラスを見渡してため息を吐いた。


「やっぱりみんな勘違いしているわね。今回の合同実習は一年と二年の学年対抗戦よ」


!?


「ど、どういう事ですか!」

「質問は受け付けるけど、まずはこれを見て」


過去の戦績である。


「過去三年間の戦績なのだけど、いずれも一年生が全滅しているわ」


!??


ザワッと教室の空気が変わった。


「二年生にしてみれば私たちはカモなのよ。一年は個別のパーティで行動するけど、二年はクラス全員で一年を狩りにきているのだから。まぁ、前年度に自分達がされたことをやり返しているのでしょうけど、新しく入った一年はたまったものではないでしょう」


いくら倒したポイントが少なくてもこれだけいれば十分に加点になる。


「二年は私達を全滅させてから、パーティ戦に移行するのでしょうね。だから──」


再度クラスを見渡して言った。


「私達も協力して二年生を倒さない?二年を全滅させてから一年だけでパーティ戦をすればいいのだから」


シオンの言葉に最初に立ち上がったのはレオだった。


「俺は賛成だ!俺たちをカモと見ている上の学年を見返してやろうぜ!」


「「「「オオオォォォォォォッッッ!!!!!!!!」」


大きな声が上がった。


「私は隣のクラスにも協力体制の提案をしに行くわ。みんなも実習場所の地形を確認してみんなで作戦を立ててみなさい。何から何までおんぶに抱っこは嫌でしょう?」


シオンは挑発するように言って出ていった。


「確かにそうだな。俺たちだってやれるってところを見せてやろうぜ!」

「ええ、そうね」

「私に提案があるんだけど、作戦を考えるのが得意な人と苦手な人がいるでしょ?苦手な人は実習場所の地形を見て来て欲しいんだけど?」

「それはいいな。ノートぎっしりメモしてきてやるぜ」

「私は図書室で過去の戦いの記録など調べてみるわ」


クラスメイト達は次々と案を出してまとまっていくのだった。








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